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後場に注目すべき3つのポイント〜大納会での高値更新が意識される

注目トピックス 市況・概況
27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・大納会での高値更新が意識される
・ドル・円は小じっかり、日本株の反転で
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954>


■日経平均は小反発、大納会での高値更新が意識される

日経平均は小反発。16.63円高の22909.32円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えた。祝日明け26日の米国市場は、ハイテク株を中心に売られる展開となり、この流れもあってやや売りが先行した。しかし、前日のハイテク株の下げで織り込まれており、影響は限定的だった。売り一巡後は早い段階でプラス圏を回復すると、その後は22900円を上回っての推移が続いている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは鉱業、石油石炭、証券、海運、非鉄金属、卸売、鉄鋼が堅調。一方で、ゴム製品、食料品、医薬品、電気機器、化学が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>が牽引する格好。

日経平均は寄付き後早い段階でプラス圏を回復した。米株安の影響は限られており、朝方の下げについても12月決算企業の配当落ちが影響した格好であろう。早い段階でプラスに転じているところから、地合いの強さがうかがえる。また、実質、新年相場入りとなり、国内年金資金や投資信託等の資金流入も意識される。昨日の月内の受け渡し最終日を通過したことで、利益確定の売りも一巡したとみられ、これも需給を軽くさせているようだ。大納会での高値更新が意識される。

また、マザーズ指数は2.5%超の上昇となっており、個人主体の中小型株物色も活発である。6月高値を明確に突破したこともあり、ここからは長期的なレンジ相場からの上放れが意識されやすいだろう。JASDAQとの相対的な出遅れも意識されやすい。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は小じっかり、日本株の反転で

27日午前の東京市場でのドル・円は小じっかり。材料難で薄商いのなか、日本株の切り返しを受けやや円売り基調に振れた。

東京株式市場では日経平均株価が安寄り後プラス圏に反転し、円売り基調に振れたことでドル・円は113円30銭付近にやや値を上げる展開となった。

ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、目先の日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい。ただ、上海総合指数の弱含みには警戒したい。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円17銭から113円23銭、ユーロ・円は134円20銭から134円36銭、ユーロ・ドルは1.1855ドルから1.1865ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・ケイティケイ<3035>やオプティマスグループ<9268>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>


■経済指標・要人発言

・米政府
「北朝鮮高官2人を制裁に追加」

・ホーニグ米連預金保険会社(FDIC)副総裁
「上院の規制緩和案、金融システムにリスクも」

・関係筋
「サウジアラビア、2023年までに石油収入80%増を予想」

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
特になし

<海外>
特になし




<DM>

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