28日の米国市場ダイジェスト:ダウ63ドル高、エネルギーや金融セクターを物色する動き
[17/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ63ドル高、エネルギーや金融セクターを物色する動き
28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は63.21ドル高の24837.51、ナスダックは10.82ポイント高の6950.16で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が前週比横ばいとなり、労働情勢の堅調さが示され、買いが先行。閑散取引が続く中、原油高や長期金利の上昇を受けてエネルギーや金融関連銘柄への買いが相場の下支えとなった。セクター別では、不動産や自動車・自動車部品が上昇する一方で食品・飲料・タバコや運輸が下落した。
資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は金や銅相場の上昇を受け、堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)と携帯端末のアップル(AAPL)は、サウジアラビア当局と同国参入を巡って協議していることが報じられ、買われた。一方で、物流サービスのJBハント・トランスポート・サービシズ(JBHT)は決算内容が嫌気され、下落した。
税制改革により州・地方税の控除が来年以降、一定額に制限されるため、2018年度の固定資産税を年内に前払いする動きが広がっている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利反転でドルは下げ渋る
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円80銭から112円99銭まで反発し、112円87銭で引けた。この日発表された12月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は市場予想に反して上昇し、2011年3月以降6年半ぶり高水準となったことが好感された。米長期金利は小幅高となり、リスク回避的なドル売りは縮小した。ユーロ・ドルは、1.1933ドルから1.1959ドルまで上昇し、1.1940ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は月報で、ユーロ圏の景気拡大が広範にわたり堅調であるとの見方を示したため、域内金利の先高感を受けたユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、134円71銭から134円98銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3435ドルから1.3456ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9811フランから0.9772フランまで下落した。
■NY原油:小幅高で59.84ドル、原油在庫の減少幅は予想を上回る
NY原油先物2月限は小幅高(NYMEX原油2月限終値:59.84 ↑0.20)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比+0.20ドルの59.84ドルで取引を終えた。一時59.88ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)が28日発表した週次原油在庫統計で、在庫水準が予想以上に減少していたことや、主要通貨に対するドル安が進んだことが要因。足元の需給関係はひっ迫しており、原油先物は底堅い動きを続けている。60ドル近辺では利食い売りの興味が残されているものの、通常取引終了後の時間外取引で原油先物は59.94ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.80ドル +0.07ドル(+0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.65ドル +0.08ドル(+0.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)256.50ドル +0.55ドル(+0.21%)
インテル(INTC) 46.22ドル +0.11ドル(+0.24%)
アップル(AAPL) 171.08ドル +0.48ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 1048.14ドル -1.23ドル(-0.12%)
フェイスブック(FB) 177.92ドル +0.30ドル(+0.17%)
キャタピラー(CAT) 158.42ドル +0.90ドル(+0.57%)
アルコア(AA) 54.14ドル +2.30ドル(+4.44%)
ウォルマート(WMT) 99.40ドル +0.14ドル(+0.14%)
スプリント(S) 5.91ドル +0.07ドル(+1.20%)
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28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は63.21ドル高の24837.51、ナスダックは10.82ポイント高の6950.16で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が前週比横ばいとなり、労働情勢の堅調さが示され、買いが先行。閑散取引が続く中、原油高や長期金利の上昇を受けてエネルギーや金融関連銘柄への買いが相場の下支えとなった。セクター別では、不動産や自動車・自動車部品が上昇する一方で食品・飲料・タバコや運輸が下落した。
資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は金や銅相場の上昇を受け、堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)と携帯端末のアップル(AAPL)は、サウジアラビア当局と同国参入を巡って協議していることが報じられ、買われた。一方で、物流サービスのJBハント・トランスポート・サービシズ(JBHT)は決算内容が嫌気され、下落した。
税制改革により州・地方税の控除が来年以降、一定額に制限されるため、2018年度の固定資産税を年内に前払いする動きが広がっている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利反転でドルは下げ渋る
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円80銭から112円99銭まで反発し、112円87銭で引けた。この日発表された12月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は市場予想に反して上昇し、2011年3月以降6年半ぶり高水準となったことが好感された。米長期金利は小幅高となり、リスク回避的なドル売りは縮小した。ユーロ・ドルは、1.1933ドルから1.1959ドルまで上昇し、1.1940ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は月報で、ユーロ圏の景気拡大が広範にわたり堅調であるとの見方を示したため、域内金利の先高感を受けたユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、134円71銭から134円98銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3435ドルから1.3456ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9811フランから0.9772フランまで下落した。
■NY原油:小幅高で59.84ドル、原油在庫の減少幅は予想を上回る
NY原油先物2月限は小幅高(NYMEX原油2月限終値:59.84 ↑0.20)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比+0.20ドルの59.84ドルで取引を終えた。一時59.88ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)が28日発表した週次原油在庫統計で、在庫水準が予想以上に減少していたことや、主要通貨に対するドル安が進んだことが要因。足元の需給関係はひっ迫しており、原油先物は底堅い動きを続けている。60ドル近辺では利食い売りの興味が残されているものの、通常取引終了後の時間外取引で原油先物は59.94ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.80ドル +0.07ドル(+0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.65ドル +0.08ドル(+0.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)256.50ドル +0.55ドル(+0.21%)
インテル(INTC) 46.22ドル +0.11ドル(+0.24%)
アップル(AAPL) 171.08ドル +0.48ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 1048.14ドル -1.23ドル(-0.12%)
フェイスブック(FB) 177.92ドル +0.30ドル(+0.17%)
キャタピラー(CAT) 158.42ドル +0.90ドル(+0.57%)
アルコア(AA) 54.14ドル +2.30ドル(+4.44%)
ウォルマート(WMT) 99.40ドル +0.14ドル(+0.14%)
スプリント(S) 5.91ドル +0.07ドル(+1.20%)
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