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今週の【日経平均】12月25日〜29日『海外市場の休場などで参加者限られる』

注目トピックス 市況・概況
【続伸、参加者限られ売買高は今年最低に】25日(月)

■概況■22939.18、+36.42
25日(月)の日経平均は続伸。海外市場がクリスマスの祝日で休場となる中、方向感に欠ける相場展開となった。日経平均は先週末の終値を挟んでのもみ合いとなり、前場の日中値幅は40円程度にとどまっている。後場に入るとインデックスに絡んだ資金流入により、プラスに転じると、その後はプラス圏での推移が続いた。ただし、後場の値幅は30円程度と狭く、出来高は今年最低を記録した。

大引けの日経平均は先週末比36.42円高の22939.18円となった。東証1部の売買高は10億5644万株、売買代金は1兆5458億円だった。業種別ではは金属製品、化学、石油石炭、鉱業、繊維、ガラス土石、食料品がしっかり。半面、海運、証券、銀行、小売、鉄鋼がさえない。

◆注目銘柄◆
指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、安川電<6506>、資生堂<4911>が堅調。一方で、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>が重しとなった。売買代金上位では、任天堂<7974>、キヤノン<7751>、キーエンス<6861>、SUMCO<3436>が堅調。半面、メガバンク3行が利食い優勢だったほか、決算が嫌気されたニトリHD<9843>は一気に7月末以来の安値水準まで急落している。


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【3日ぶり反落、閑散取引のなか利益確定売り優勢】26日(火)

■概況■22892.69、-46.49
26日(火)の日経平均は3日ぶり反落。前日はクリスマスのため海外市場の多くが休場となり、本日の日経平均は手掛かり材料に乏しいなか16円安からスタートした。日経平均は前日に終値ベースの年初来高値を更新しており、本日は受け渡しベースの年内最終売買日だったこともあって、やや利益確定売り優勢の展開となる場面が多かった。後場には一時22877.63円(前日比61.55円安)まで下落した。とはいえ、海外投資家の参加が限定的のため前日同様に売買低調で、日経平均の日中値幅も73円ほどにとどまった。

大引けの日経平均は前日比46.49円安の22892.69円となった。東証1部の売買高は10億9489万株、売買代金は1兆6542億円だった。業種別では、その他製品、パルプ・紙、電気機器が下落率上位だった。一方、サービス業、小売業、建設業が上昇率上位だった。


◆注目銘柄◆
売買代金トップの任天堂<7974>や三菱UFJ<8306>、キヤノン<7751>、三井住友<8316>、ソフトバンクG<9984>などがさえない。SUMCO<3436>が3%近く下落るなど半導体関連株の下げが目立った。前日に第3四半期決算と12月度売上速報を発表したしまむら<8227>は5%安。また、ジンズメイト<7448>、愛眼<9854>、セントケアHD<2374>などが東証1部下落率上位に顔を出した。

一方、JT<2914>は期末の配当権利取りの動きから小幅に上昇。エーザイ<4523>は前週末の急落からのリバウンドが続き、カチタス<8919>などの直近IPO銘柄は引き続き値幅取り狙いの物色が向かった。その他ではSUBARU<7270>、SBI<8473>、コマツ<6301>などがしっかり。また、自社株買い実施を発表したシミックHD<2309>や、オーバル<7727>、ヨシックス<3221>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。


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【小幅反発、閑散取引に底堅さも】27日(水)

■概況■22911.21、+18.52
27日(水)の日経平均は小幅反発。連休明けの米国株式市場の下落や12月決算企業の配当落ちの影響から、本日の日経平均は38円安でスタートした。しかし、寄り付き後はプラスに切り返し、朝方に一時22936.16円(前日比43.47円高)まで上昇した。受け渡しベースの年内最終売買日を通過して利益確定売りが一服したほか、配当再投資への期待や資源関連株の上昇などが支えとなったようだ。ただ、前日までと同様に商いは低調で、日経平均も小幅高水準でもみ合う場面が多く、日中の上下の値幅は82円ほどにとどまった。

大引けの日経平均は前日比18.52円高の22911.21円となった。東証1部の売買高は9億8124万株、売買代金は1兆7089億円だった。業種別では、石油・石炭製品、鉱業、証券が上昇率上位だった。一方、ゴム製品、食料品、医薬品が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
売買代金トップの任天堂<7974>やトヨタ自<7203>、みずほ<8411>、SUMCO<3436>、東エレク<8035>などが小じっかり。ファーストリテ<9983>は堅調で指数の押し上げ役となった。特別損失計上でリスク後退と判断された川重<7012>や第3四半期が大幅増益となったJフロント<3086>は急伸。また、目標株価引き上げ観測のカーリットHD<4275>、仮想通貨関連のセレス<3696>、直近IPO銘柄のオプトラン<6235>などが東証1部上昇率上位に並んだ。

一方、キヤノン<7751>、JT<2914>、ブリヂス<5108>といった12月決算企業が配当落ちにより軟調。三菱UFJ<8306>やソフトバンクG<9984>は小安い。また、決算発表の平和堂<8276>やハイデ日高<7611>、その他ローランドDG<6789>などが東証1部下落率上位に顔を出した。


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【反落、ドル・円113円割れを嫌気】28日(木)

■概況■22783.98、-127.23
28日(木)の日経平均は反落。27日の米国市場でNYダウは28ドル高となり、本日の日経平均もこうした流れを受けて小幅に上昇してスタートした。寄り付き後は下値の堅さが意識されたほか、11月鉱工業生産指数を好感した買いも入り、前引けにかけて一時22954.45円(前日比43.24円高)まで上昇する場面があった。しかし、北朝鮮がミサイル発射を準備している兆候があると米メディアが報じたことなどから、午後に入り円相場が1ドル=112円台まで上昇し、日経平均もこれを嫌気して引けにかけて弱含んだ。

大引けの日経平均は前日比127.23円安の22783.98円となった。東証1部の売買高は9億9736万株、売買代金は1兆7305億円だった。業種別では、銀行業、証券、水産・農林業が下落率上位だった。一方、非鉄金属、電気・ガス業など4業種が上昇した。


◆注目銘柄◆
売買代金上位の任天堂<7974>や三菱UFJ<8306>が2%の下落となり、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>などもさえない。繰延税金資産の取崩しで最終益予想を下方修正した板硝子<5202>や、一部証券会社による業績予想の下方修正が観測された日水<1332>の下げが目立った。また、直近IPO銘柄として人気化していたオプトラン<6235>や決算発表のケーヨー<8168>、DCM<3050>が東証1部下落率上位に顔を出した。

一方、ソフトバンクG<9984>、三井物産<8031>、SUMCO<3436>などが小じっかり。商品市況の上昇が買い材料視された住友鉱<5713>のほか、SGホールディングス<9143>や神戸鋼<5406>の堅調ぶりが目立った。また、第2四半期が大幅増益だったミタチ<3321>が東証1部上昇率トップ。業績上方修正のCYBOZU<4776>や防衛関連の石川製<6208>も上昇率上位に顔を出した。


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【日経平均は小幅続落、薄商いで出来高は今年最低】29日(金)

■概況■22764.94、-19.04
29日(金)の日経平均は小幅続落。28日の米国市場でNYダウは63ドル高となり、過去最高値を更新した。円相場も朝方は1ドル=112円台後半で上げ一服となっており、本日の日経平均はこうした流れを受けて47円高からスタートした。銀行株や資源関連株などが買われ、後場に入ると一時22881.21円(前日比97.23円高)まで上昇したが、その後利益確定売りに押され伸び悩んだ。年末年始の休暇を前に閑散取引となり、東証1部の出来高は今年最低だった。日経平均は6年連続での上昇となった。

大引けの日経平均は前日比19.04円安の22764.94円となった。東証1部の売買高は8億8915万株、売買代金は1兆5465億円だった。業種別では、食料品、化学、サービス業が下落率上位だった。一方、ガラス・土石製品、パルプ・紙、銀行業が上昇率上位だった。


◆注目銘柄◆
ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>などが小安い。東エレク<8035>、信越化<4063>、SUMCO<3436>などの半導体関連株は軟調。業績観測が報じられたローソン<2651>は3%下落した。また、第3四半期決算が大幅減益となったアダストリア<2685>のほか、UMCエレ<6615>やenish<3667>が東証1部下落率上位に顔を出した。

一方、米長期金利の上昇を受けて三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といったメガバンク株が買われた。三菱商<8058>や住友鉱<5713>は商品市況の上昇でしっかり。任天堂<7974>もプラスを確保した。また、業績上方修正の三機サービス<6044>のほか、ナイガイ<8013>や津田駒<6217>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。


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