8日の米国市場ダイジェスト:ダウ12ドル安、利益確定の売りが広がる
[18/01/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ12ドル安、利益確定の売りが広がる
8日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は12.87ドル安の25283.00、ナスダックは20.83ポイント高の7157.39で取引を終了した。前週に主要株価が最高値を更新し、利益確定の売りが先行。しかし、米景気への楽観的な見方が根強いほか、今週から始まる10-12月期決算発表への期待が広がり、下げ幅を縮小する展開となった。ナスダック総合指数、S&P500指数が揃って最高値を更新した。セクター別では、公益事業や食品・生活必需品小売が上昇する一方でメディアや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
アクションカメラのゴープロ(GPRO)は10-12月期の売上高予想を下方修正し大幅下落。バイオ医薬品のセルジーン(CELG)は骨腫瘍の治療薬を開発するインパクト・バイオメディシンズを11億ドルの前払金支払いで買収合意したが、成功報酬を含めると買収額が最大70億ドルに達する可能性があり売られた。一方で、半導体のエヌビディア(NVDA)は、国際家電見本市(CES)で配車サービスのウーバーや独自動車大手のフォルクスワーゲン、中国検索大手バイドゥー(BIDU)などと自動運転技術分野での提携を発表し上昇。建設機械のキャタピラー(CAT)はJPモルガンによる投資判断引き上げを受け、堅調推移となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は機関投資家2社から、子供のスマートフォン利用による成長への悪影響について積極的に調査を行い、より適切な制限を設けるべきとの提言を受け、株価は小幅下落となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ユーロ・円の利益確定売りに押されドル・円一時113円割れ
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円88銭から113円13銭で推移し、113円09銭で引けた。ユーロ・円の下落に連れ安となった後、NYダウ下落にも米国10年債利回りが2.48%台まで上昇したことで、ドル買いが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.1956ドルから1.1982ドルまで推移し、1.1967ドルで引けた。利益確定とみられるユーロ売りが先行した。ユーロ・円は135円13銭から135円49銭で推移した。ポンド・ドルは1.3536ドルから1.3585ドルまで上昇。英国の内閣改造で主要閣僚が残留したことが好感されポンドが買い戻された。ドル・スイスフランは0.9760フランから0.9782フランで推移した。
■NY原油:反発で61.73ドル、米国内生産後退の思惑が下支え
NY原油先物は反発(NYMEX原油2月限終値:61.73↑0.29)。61.34ドルから61.77ドルで推移した。米ベーカー・ヒューズ社が前週末発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数が前週比5基減少したことで、シェールオイル生産後退の思惑が原油先物の下支えになった。一方、利益確定とみられるユーロ売りに、ユーロ・ドルが1.1950ドル台まで下落しており、ドル高による割高感が相場の重しとなった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.12ドル -0.21ドル(-0.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.89ドル -0.22ドル(-0.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.81ドル -3.71ドル(-1.45%)
インテル(INTC) 44.74ドル ---ドル(0.00%)
アップル(AAPL) 174.35ドル -0.65ドル(-0.37%)
アルファベット(GOOG) 1106.94ドル +4.71ドル(+0.43%)
フェイスブック(FB) 188.28ドル +1.43ドル(+0.77%)
キャタピラー(CAT) 166.03ドル +4.07ドル(+2.51%)
アルコア(AA) 55.00ドル +0.91ドル(1.68%)
ウォルマート(WMT) 101.61ドル +1.48ドル(+1.48%)
スプリント(S) 5.80ドル ---ドル(0.00%)
<HT>
8日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は12.87ドル安の25283.00、ナスダックは20.83ポイント高の7157.39で取引を終了した。前週に主要株価が最高値を更新し、利益確定の売りが先行。しかし、米景気への楽観的な見方が根強いほか、今週から始まる10-12月期決算発表への期待が広がり、下げ幅を縮小する展開となった。ナスダック総合指数、S&P500指数が揃って最高値を更新した。セクター別では、公益事業や食品・生活必需品小売が上昇する一方でメディアや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
アクションカメラのゴープロ(GPRO)は10-12月期の売上高予想を下方修正し大幅下落。バイオ医薬品のセルジーン(CELG)は骨腫瘍の治療薬を開発するインパクト・バイオメディシンズを11億ドルの前払金支払いで買収合意したが、成功報酬を含めると買収額が最大70億ドルに達する可能性があり売られた。一方で、半導体のエヌビディア(NVDA)は、国際家電見本市(CES)で配車サービスのウーバーや独自動車大手のフォルクスワーゲン、中国検索大手バイドゥー(BIDU)などと自動運転技術分野での提携を発表し上昇。建設機械のキャタピラー(CAT)はJPモルガンによる投資判断引き上げを受け、堅調推移となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は機関投資家2社から、子供のスマートフォン利用による成長への悪影響について積極的に調査を行い、より適切な制限を設けるべきとの提言を受け、株価は小幅下落となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ユーロ・円の利益確定売りに押されドル・円一時113円割れ
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円88銭から113円13銭で推移し、113円09銭で引けた。ユーロ・円の下落に連れ安となった後、NYダウ下落にも米国10年債利回りが2.48%台まで上昇したことで、ドル買いが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.1956ドルから1.1982ドルまで推移し、1.1967ドルで引けた。利益確定とみられるユーロ売りが先行した。ユーロ・円は135円13銭から135円49銭で推移した。ポンド・ドルは1.3536ドルから1.3585ドルまで上昇。英国の内閣改造で主要閣僚が残留したことが好感されポンドが買い戻された。ドル・スイスフランは0.9760フランから0.9782フランで推移した。
■NY原油:反発で61.73ドル、米国内生産後退の思惑が下支え
NY原油先物は反発(NYMEX原油2月限終値:61.73↑0.29)。61.34ドルから61.77ドルで推移した。米ベーカー・ヒューズ社が前週末発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数が前週比5基減少したことで、シェールオイル生産後退の思惑が原油先物の下支えになった。一方、利益確定とみられるユーロ売りに、ユーロ・ドルが1.1950ドル台まで下落しており、ドル高による割高感が相場の重しとなった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.12ドル -0.21ドル(-0.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.89ドル -0.22ドル(-0.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.81ドル -3.71ドル(-1.45%)
インテル(INTC) 44.74ドル ---ドル(0.00%)
アップル(AAPL) 174.35ドル -0.65ドル(-0.37%)
アルファベット(GOOG) 1106.94ドル +4.71ドル(+0.43%)
フェイスブック(FB) 188.28ドル +1.43ドル(+0.77%)
キャタピラー(CAT) 166.03ドル +4.07ドル(+2.51%)
アルコア(AA) 55.00ドル +0.91ドル(1.68%)
ウォルマート(WMT) 101.61ドル +1.48ドル(+1.48%)
スプリント(S) 5.80ドル ---ドル(0.00%)
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