個人投資家株師孔明:メルカリが仮想通貨ビジネスに参入か?【FISCOソーシャルレポーター】
[18/01/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年1月15日10時に執筆
【株師孔明の株ブログ】にて、株式投資ブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
メルカリは不要となった商品をアプリで手軽に販売できる点などが評価され、知名度が急上昇してきた企業だ。そんなメルカリの子会社「メルペイ」が仮想通貨での決済を可能にするための布石として仮想通貨交換業の登録申請を出したことが報じられており、仮想通貨の将来性や関連銘柄への恩恵が期待されている。
■フリマアプリが大人気のメルカリ
インターネット通販の利用が急増している中で、個人が商品の購入だけでなく売却も手軽にできるアプリとしてメルカリは人気を集めている。不要となったものを現金化したいというニーズを今後も取り込み続けることができれば、メルカリはさらなる成長が期待できる。
また、現在は非上場のメルカリが今後上場を果たせば、さらに知名度が高まる。実店舗を構えるリユースビジネス企業などのシェアを奪うことができれば、メルカリ経済圏がさらに拡大することとなろう。利用者増に伴い利益を出しやすくなってきているメルカリが新分野への投資を積極的に進めれば、仮想通貨ビジネスを含めた新事業の成功への期待も高まる。豊富なユーザーを囲い込めばビッグデータの活用も進めやすくなる。
■決済手段としての活用が進めば仮想通貨価格に好影響
メルカリの子会社「メルペイ」が仮想通貨交換業の登録申請をしたことは、ビットコインをはじめとする各種の仮想通貨が決済手段としての役割を拡大することへの期待を高めている。2018年1月時点では、仮想通貨で決済できる店舗はオンライン店舗でも限られている。そのため、あくまでも仮想通貨は投資対象としての性格が強い。
ただ、仮想通貨はクレジットカードなどよりも低コストな決済手段として普及する可能性がある。小規模な店舗でも決済導入コストが抑えられることから、世界的に決済手段としての性格を強めていく可能性があるのだ。仮想通貨が手軽な決済手段となれば、普段は投資に関心の薄い層も仮想通貨を購入すると考えられる。仮想通貨の需要が高まれば価格が上昇しやすくなるため、投資目的で仮想通貨を保有する投資家も恩恵を受けられる。
■上場の期待と恩恵を受けそうな銘柄にも要注目
メルカリは成長著しい企業の1つとして、IPOを実施する可能性がある。メルカリがIPOを実施すれば関連銘柄への資金流入の可能性がある。今回、子会社が仮想通貨ビジネスに取り組む旨が報じられていることから、今後の成長投資資金を調達する上でもIPOが実施されることがあり得る。
また、メルカリが仮想通貨ビジネスに取り組むこととなれば、すでに仮想通貨関連のビジネスを行っている企業や、決済手段として仮想通貨を導入する可能性のあるインターネット通販企業等へ関心が向かうことも考えられる。仮想通貨の利用範囲が拡大すると見込んで仮想通貨取引をしたり、関連銘柄を発掘したりして利益を狙いたいところだ。
<4755>楽天
「楽天市場」などのオンラインショッピングモールで高い知名度を誇る。携帯電話事業への参入で先行投資がかさむことが懸念材料だ。メルカリが仮想通貨ビジネスに関心を示していることから、インターネット通販ビジネスに取り組む楽天にも関心が向かう可能性がある。楽天は銀行・証券ビジネスも手掛けていることもあり、メルカリ仮想通貨ビジネス参入関連銘柄として注目される可能性がある。
<4689>ヤフー
オンライン通販ビジネス等に取り組んでいる。メルカリが仮想通貨を決済手段として活用するための布石を打ったことから、決済コストの引き下げにより恩恵を受けられるインターネット通販企業に資金が流入することが考えられる。
<3778>さくらインターネット
データセンターの運営ビジネスに取り組んでいる。仮想通貨が決済手段としての性格を強めれば、仮想通貨のやり取りの頻度が高まり、データセンター需要増につながる可能性がある。黒字が定着していることから需要増を見越した先行投資も適宜可能だ。
<3807>フィスコ
金融情報サービスを提供している。仮想通貨が決済手段として広まれば、投資情報に疎い層が仮想通貨価格の変動などの情報を求めてフィスコのサービスを利用することが考えられる。仮想通貨が存在感を増すことで業績が安定すれば、株価の大幅上昇もあり得る。
<9449>GMOインターネット
仮想通貨発掘ビジネスに参入した企業だ。仮想通貨が単なる投資対象から決済手段となれば、仮想通貨発掘ビジネスを収益化しやすくなると考えられる。GMOグループではFX取引サービスも展開していることから、メルカリの仮想通貨ビジネス参入で仮想通貨価格が上昇すれば、ハイリスク・ハイリターンな投資への関心が高まり恩恵を受けられる。
■まとめ
メルカリが仮想通貨ビジネスに本格参入することとなれば、仮想通貨が決済手段としての性格を強める。中長期的に仮想通貨価格の押し上げ要因になりうることから、ビットコインをはじめとする仮想通貨に投資してみても良いだろう。併せて、メルカリの仮想通貨ビジネス参入から連想されるインターネット通販やデータセンタービジネスを手がける銘柄についてもしっかりと把握しておこう。
その他、注目しているテーマ株や仮想通貨については、ブログの方で綴っているので、「株師孔明の株ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している個別銘柄などもブログにて多数紹介中。話題の人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、カジノ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、スパイバー関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、電線地中化関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄、働き方改革関連銘柄、2017年の注目銘柄など。
興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株ブログ
ツイッター:@kabusikoumei
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※2018年1月15日10時に執筆
【株師孔明の株ブログ】にて、株式投資ブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
メルカリは不要となった商品をアプリで手軽に販売できる点などが評価され、知名度が急上昇してきた企業だ。そんなメルカリの子会社「メルペイ」が仮想通貨での決済を可能にするための布石として仮想通貨交換業の登録申請を出したことが報じられており、仮想通貨の将来性や関連銘柄への恩恵が期待されている。
■フリマアプリが大人気のメルカリ
インターネット通販の利用が急増している中で、個人が商品の購入だけでなく売却も手軽にできるアプリとしてメルカリは人気を集めている。不要となったものを現金化したいというニーズを今後も取り込み続けることができれば、メルカリはさらなる成長が期待できる。
また、現在は非上場のメルカリが今後上場を果たせば、さらに知名度が高まる。実店舗を構えるリユースビジネス企業などのシェアを奪うことができれば、メルカリ経済圏がさらに拡大することとなろう。利用者増に伴い利益を出しやすくなってきているメルカリが新分野への投資を積極的に進めれば、仮想通貨ビジネスを含めた新事業の成功への期待も高まる。豊富なユーザーを囲い込めばビッグデータの活用も進めやすくなる。
■決済手段としての活用が進めば仮想通貨価格に好影響
メルカリの子会社「メルペイ」が仮想通貨交換業の登録申請をしたことは、ビットコインをはじめとする各種の仮想通貨が決済手段としての役割を拡大することへの期待を高めている。2018年1月時点では、仮想通貨で決済できる店舗はオンライン店舗でも限られている。そのため、あくまでも仮想通貨は投資対象としての性格が強い。
ただ、仮想通貨はクレジットカードなどよりも低コストな決済手段として普及する可能性がある。小規模な店舗でも決済導入コストが抑えられることから、世界的に決済手段としての性格を強めていく可能性があるのだ。仮想通貨が手軽な決済手段となれば、普段は投資に関心の薄い層も仮想通貨を購入すると考えられる。仮想通貨の需要が高まれば価格が上昇しやすくなるため、投資目的で仮想通貨を保有する投資家も恩恵を受けられる。
■上場の期待と恩恵を受けそうな銘柄にも要注目
メルカリは成長著しい企業の1つとして、IPOを実施する可能性がある。メルカリがIPOを実施すれば関連銘柄への資金流入の可能性がある。今回、子会社が仮想通貨ビジネスに取り組む旨が報じられていることから、今後の成長投資資金を調達する上でもIPOが実施されることがあり得る。
また、メルカリが仮想通貨ビジネスに取り組むこととなれば、すでに仮想通貨関連のビジネスを行っている企業や、決済手段として仮想通貨を導入する可能性のあるインターネット通販企業等へ関心が向かうことも考えられる。仮想通貨の利用範囲が拡大すると見込んで仮想通貨取引をしたり、関連銘柄を発掘したりして利益を狙いたいところだ。
<4755>楽天
「楽天市場」などのオンラインショッピングモールで高い知名度を誇る。携帯電話事業への参入で先行投資がかさむことが懸念材料だ。メルカリが仮想通貨ビジネスに関心を示していることから、インターネット通販ビジネスに取り組む楽天にも関心が向かう可能性がある。楽天は銀行・証券ビジネスも手掛けていることもあり、メルカリ仮想通貨ビジネス参入関連銘柄として注目される可能性がある。
<4689>ヤフー
オンライン通販ビジネス等に取り組んでいる。メルカリが仮想通貨を決済手段として活用するための布石を打ったことから、決済コストの引き下げにより恩恵を受けられるインターネット通販企業に資金が流入することが考えられる。
<3778>さくらインターネット
データセンターの運営ビジネスに取り組んでいる。仮想通貨が決済手段としての性格を強めれば、仮想通貨のやり取りの頻度が高まり、データセンター需要増につながる可能性がある。黒字が定着していることから需要増を見越した先行投資も適宜可能だ。
<3807>フィスコ
金融情報サービスを提供している。仮想通貨が決済手段として広まれば、投資情報に疎い層が仮想通貨価格の変動などの情報を求めてフィスコのサービスを利用することが考えられる。仮想通貨が存在感を増すことで業績が安定すれば、株価の大幅上昇もあり得る。
<9449>GMOインターネット
仮想通貨発掘ビジネスに参入した企業だ。仮想通貨が単なる投資対象から決済手段となれば、仮想通貨発掘ビジネスを収益化しやすくなると考えられる。GMOグループではFX取引サービスも展開していることから、メルカリの仮想通貨ビジネス参入で仮想通貨価格が上昇すれば、ハイリスク・ハイリターンな投資への関心が高まり恩恵を受けられる。
■まとめ
メルカリが仮想通貨ビジネスに本格参入することとなれば、仮想通貨が決済手段としての性格を強める。中長期的に仮想通貨価格の押し上げ要因になりうることから、ビットコインをはじめとする仮想通貨に投資してみても良いだろう。併せて、メルカリの仮想通貨ビジネス参入から連想されるインターネット通販やデータセンタービジネスを手がける銘柄についてもしっかりと把握しておこう。
その他、注目しているテーマ株や仮想通貨については、ブログの方で綴っているので、「株師孔明の株ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している個別銘柄などもブログにて多数紹介中。話題の人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、カジノ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、スパイバー関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、電線地中化関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄、働き方改革関連銘柄、2017年の注目銘柄など。
興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株ブログ
ツイッター:@kabusikoumei
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