18日の米国市場ダイジェスト:NYダウは97ドル安、政府機関閉鎖への警戒感強まる
[18/01/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは97ドル安、政府機関閉鎖への警戒感強まる
18日の米国株式相場は下落。ダウ平均は97.84ドル安の26017.81、ナスダックは2.23ポイント安の7296.05で取引を終了した。前日の大幅上昇を受けて利益確定の売りが散見されたほか、債務上限問題による米国政府機関閉鎖への警戒感から軟調推移となった。住宅や製造業関連指標が予想を下回ったことも嫌気された。セクター別では、食品・生活必需品小売やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で不動産やエネルギーが下落した。
昨日大規模な投資計画を明らかにした携帯端末のアップル(AAPL)は小幅続伸。投資銀行のモルガン・スタンレー(MS)は予想を上回る決算を発表して小幅上昇。小売大手のウォルマート(WMT)はゴールドマンサックスの買い推奨を受け買われた。一方でネット小売のアマゾン(AMZN)は米国内の第2本社の候補地を20都市に絞り込んだことが明らかになったが、小幅下落。
マーケット終了後にITサービス大手のIBM(IBM)が発表した決算は23四半期ぶりに売上が上昇に転じたものの、税制改革により実効税率が上昇するとの懸念などから、時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米政府機関閉鎖への警戒感高まる
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円24銭から110円70銭まで下落して111円02銭で引けた。米国の住宅や製造業関連指標が予想を下回ったほか、米国政府機関一時閉鎖への警戒感が再燃しドル売り・円買いが優勢となった。その後、暫定予算案で合意するとの期待が広がりドル売りが一段落した。ユーロ・ドルは、1.2265ドルまで上昇後、1.2220ドルまで反落して1.2242ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事の発言「ユーロ圏は景気拡大期」でユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、136円17銭から135円57銭まで下落。株安を嫌気したリスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは、1.3855ドルから1.3913ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9608フランから0.9575フランへ下落した。
■NY原油:上げ渋りで63.89ドル、原油高で供給増加の思惑広がる
NY原油先物3月限は上げ渋り(NYMEX原油3月限終値:63.89 ↓0.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比-0.03ドルの63.89ドルで取引を終えた。この日より、中心限月は3月限に移行した。3月限は一時63.44ドルまで売られた。石油輸出国機構(OPEC)が非加盟国の原油供給見通しを引き上げたことが要因。原油価格の上昇で米国内の生産量増加が予測されており、需給関係に一定の影響を与える可能性があるとみられている。この日発表された国内在庫統計で原油在庫は予想以上に減少したが、米長期金利の上昇や株安を意識して原油先物は上げ渋った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.48ドル +0.30ドル(+0.96%)
モルガン・スタンレー(MS) 55.84ドル +0.49ドル(+0.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)250.97ドル -2.68ドル(-1.06%)
インテル(INTC) 44.48ドル +0.09ドル(+0.20%)
アップル(AAPL) 179.26ドル +0.16ドル(+0.09%)
アルファベット(GOOG) 1129.79ドル -2.19ドル(-0.19%)
フェイスブック(FB) 179.80ドル +2.20ドル(+1.24%)
キャタピラー(CAT) 168.83ドル +0.33ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 53.00ドル -3.99ドル(-7.00%)
ウォルマート(WMT) 104.30ドル +1.60ドル(+1.56%)
スプリント(S) 5.34ドル -0.15ドル(-2.73%)
<HT>
18日の米国株式相場は下落。ダウ平均は97.84ドル安の26017.81、ナスダックは2.23ポイント安の7296.05で取引を終了した。前日の大幅上昇を受けて利益確定の売りが散見されたほか、債務上限問題による米国政府機関閉鎖への警戒感から軟調推移となった。住宅や製造業関連指標が予想を下回ったことも嫌気された。セクター別では、食品・生活必需品小売やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で不動産やエネルギーが下落した。
昨日大規模な投資計画を明らかにした携帯端末のアップル(AAPL)は小幅続伸。投資銀行のモルガン・スタンレー(MS)は予想を上回る決算を発表して小幅上昇。小売大手のウォルマート(WMT)はゴールドマンサックスの買い推奨を受け買われた。一方でネット小売のアマゾン(AMZN)は米国内の第2本社の候補地を20都市に絞り込んだことが明らかになったが、小幅下落。
マーケット終了後にITサービス大手のIBM(IBM)が発表した決算は23四半期ぶりに売上が上昇に転じたものの、税制改革により実効税率が上昇するとの懸念などから、時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米政府機関閉鎖への警戒感高まる
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円24銭から110円70銭まで下落して111円02銭で引けた。米国の住宅や製造業関連指標が予想を下回ったほか、米国政府機関一時閉鎖への警戒感が再燃しドル売り・円買いが優勢となった。その後、暫定予算案で合意するとの期待が広がりドル売りが一段落した。ユーロ・ドルは、1.2265ドルまで上昇後、1.2220ドルまで反落して1.2242ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事の発言「ユーロ圏は景気拡大期」でユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、136円17銭から135円57銭まで下落。株安を嫌気したリスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは、1.3855ドルから1.3913ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9608フランから0.9575フランへ下落した。
■NY原油:上げ渋りで63.89ドル、原油高で供給増加の思惑広がる
NY原油先物3月限は上げ渋り(NYMEX原油3月限終値:63.89 ↓0.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比-0.03ドルの63.89ドルで取引を終えた。この日より、中心限月は3月限に移行した。3月限は一時63.44ドルまで売られた。石油輸出国機構(OPEC)が非加盟国の原油供給見通しを引き上げたことが要因。原油価格の上昇で米国内の生産量増加が予測されており、需給関係に一定の影響を与える可能性があるとみられている。この日発表された国内在庫統計で原油在庫は予想以上に減少したが、米長期金利の上昇や株安を意識して原油先物は上げ渋った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.48ドル +0.30ドル(+0.96%)
モルガン・スタンレー(MS) 55.84ドル +0.49ドル(+0.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)250.97ドル -2.68ドル(-1.06%)
インテル(INTC) 44.48ドル +0.09ドル(+0.20%)
アップル(AAPL) 179.26ドル +0.16ドル(+0.09%)
アルファベット(GOOG) 1129.79ドル -2.19ドル(-0.19%)
フェイスブック(FB) 179.80ドル +2.20ドル(+1.24%)
キャタピラー(CAT) 168.83ドル +0.33ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 53.00ドル -3.99ドル(-7.00%)
ウォルマート(WMT) 104.30ドル +1.60ドル(+1.56%)
スプリント(S) 5.34ドル -0.15ドル(-2.73%)
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