23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは3ドル安、主要決算やダボス会議の行方を注視
[18/01/24]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは3ドル安、主要決算やダボス会議の行方を注視
23日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は3.79ドル安の26210.81、ナスダックは52.26ポイント高の7460.29で取引を終了した。連邦政府機関の閉鎖が回避され先行き不透明感が後退し、ダウを除いて買いが先行。一方で、主要企業決算の発表に乏しいなか、本日より開幕したダボス会議の動向や主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値の重い展開となった。S&P500とナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、小売や不動産が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や電気通信サービスが下落した。
動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は契約者数が急増するなど好決算を発表して大幅上昇となり、時価総額が1000億ドルを突破した。損害保険のトラベラーズ(TRV)は決算が予想を上振れ、堅調推移。一方で、医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は税制改革に伴う一時的な費用計上を受けて赤字決算となり、下落。家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は決算で売上が前年から下落し、軟調推移となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は人工知能(AI)スピーカー「HomePod」を米英豪の3か国で2月9日より発売する。しかし、同市場で先行するアマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)傘下のグーグルの端末価格はより安価であり、アップルにとっては厳しい状況が続きそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米貿易規制への警戒感でドル売り強まる
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円55銭から110円25銭まで下落し、110円30銭で引けた。予想を下回った米国の1月リッチモンド連銀製造業指数や米国政府が本格的に貿易規制に踏み切ったため、保護主義貿易への警戒感が強まり、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.2246ドルから1.2306ドルまで上昇し、1.2299ドルで引けた。予想を上回ったドイツの1月ZEW景気期待指数を好感したユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、135円27銭から135円72銭まで上昇。良好なドイツの指標を好感したユーロ買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3944ドルから1.4027ドルまで上昇。ソフトBrexitへの期待にポンド買いが強まった。ドル・スイスは、0.9619フランから0.9567フランまで下落した。
■NY原油:続伸で64.47ドル、原油需要増大の思惑強まる
NY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:64.47 ↑0.90)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+0.90ドルの64.47ドルで取引を終えた。一時64.88ドルまで買われた。世界経済の持続的な成長への期待が高まっており、原油需要増大の思惑が広がっていることや、原油在庫の継続的な減少が予想されていることが原油先物相場を押し上げた。為替相場がドル安に振れたことも一部で材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.92ドル -0.02ドル(-0.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.91ドル -0.45ドル(-0.78%)
ゴールドマン・サックス(GS)260.09ドル -1.43ドル(-0.55%)
インテル(INTC) 46.06ドル +0.31ドル(+0.68%)
アップル(AAPL) 177.04ドル +0.04ドル(+0.02%)
アルファベット(GOOG) 1169.97ドル +14.16ドル(+1.23%)
フェイスブック(FB) 189.35ドル +3.98ドル(+2.15%)
キャタピラー(CAT) 169.43ドル -1.46ドル(-0.85%)
アルコア(AA) 52.49ドル -0.45ドル(-0.85%)
ウォルマート(WMT) 105.90ドル +0.45ドル(+0.43%)
スプリント(S) 5.30ドル -0.02ドル(-0.38%)
<HT>
23日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は3.79ドル安の26210.81、ナスダックは52.26ポイント高の7460.29で取引を終了した。連邦政府機関の閉鎖が回避され先行き不透明感が後退し、ダウを除いて買いが先行。一方で、主要企業決算の発表に乏しいなか、本日より開幕したダボス会議の動向や主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値の重い展開となった。S&P500とナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、小売や不動産が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や電気通信サービスが下落した。
動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は契約者数が急増するなど好決算を発表して大幅上昇となり、時価総額が1000億ドルを突破した。損害保険のトラベラーズ(TRV)は決算が予想を上振れ、堅調推移。一方で、医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は税制改革に伴う一時的な費用計上を受けて赤字決算となり、下落。家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は決算で売上が前年から下落し、軟調推移となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は人工知能(AI)スピーカー「HomePod」を米英豪の3か国で2月9日より発売する。しかし、同市場で先行するアマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)傘下のグーグルの端末価格はより安価であり、アップルにとっては厳しい状況が続きそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米貿易規制への警戒感でドル売り強まる
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円55銭から110円25銭まで下落し、110円30銭で引けた。予想を下回った米国の1月リッチモンド連銀製造業指数や米国政府が本格的に貿易規制に踏み切ったため、保護主義貿易への警戒感が強まり、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.2246ドルから1.2306ドルまで上昇し、1.2299ドルで引けた。予想を上回ったドイツの1月ZEW景気期待指数を好感したユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、135円27銭から135円72銭まで上昇。良好なドイツの指標を好感したユーロ買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3944ドルから1.4027ドルまで上昇。ソフトBrexitへの期待にポンド買いが強まった。ドル・スイスは、0.9619フランから0.9567フランまで下落した。
■NY原油:続伸で64.47ドル、原油需要増大の思惑強まる
NY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:64.47 ↑0.90)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+0.90ドルの64.47ドルで取引を終えた。一時64.88ドルまで買われた。世界経済の持続的な成長への期待が高まっており、原油需要増大の思惑が広がっていることや、原油在庫の継続的な減少が予想されていることが原油先物相場を押し上げた。為替相場がドル安に振れたことも一部で材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.92ドル -0.02ドル(-0.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.91ドル -0.45ドル(-0.78%)
ゴールドマン・サックス(GS)260.09ドル -1.43ドル(-0.55%)
インテル(INTC) 46.06ドル +0.31ドル(+0.68%)
アップル(AAPL) 177.04ドル +0.04ドル(+0.02%)
アルファベット(GOOG) 1169.97ドル +14.16ドル(+1.23%)
フェイスブック(FB) 189.35ドル +3.98ドル(+2.15%)
キャタピラー(CAT) 169.43ドル -1.46ドル(-0.85%)
アルコア(AA) 52.49ドル -0.45ドル(-0.85%)
ウォルマート(WMT) 105.90ドル +0.45ドル(+0.43%)
スプリント(S) 5.30ドル -0.02ドル(-0.38%)
<HT>