後場に注目すべき3つのポイント〜利食い優勢も24000円処での底堅さを意識
[18/01/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反落、利食い優勢も24000円処での底堅さを意識
・ドル・円は弱含み、ユーロ・ドルの上昇で110円割れ
・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は反落、利食い優勢も24000円処での底堅さを意識
日経平均は反落。135.07円安の23989.08円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えた。23日の米国市場はまちまちの展開だった。連邦政府機関の閉鎖が回避されたことが好感されるものの、ダボス会議の動向や主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値の重い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の24010円となり、これにさや寄せする格好から、売りが先行した。その後は円相場が1ドル109円台の円高に振れていることや、ファナック<6954>、安川電<6506>、ソニー<6758>が日経平均の重しになる格好から、24000円を挟んでのこう着が続いた。
セクターでは不動産、海運、パルプ紙、証券、電力ガスが堅調。一方で、電気機器、銀行、ガラス土石、その他製品、機械、ゴム製品が軟調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数がほぼ拮抗している。その中でマザーズ指数がプラス圏で推移するなど、中小型株に資金が集中している。
日経平均は反落して始まり、その後は24000円を挟んでのこう着が続いている。昨日の決算にサプライズが無かった安川電<6506>が利食いに押されているほか、ファナック<6954>の週末決算への警戒につながっている。ソニー<6758>は米系証券による格下げがきっかけといったところ。とはいえ、これまで強いトレンドが続いており、利益確定の動きは当然といったところであろう。ただ、安川電の決算で一段高がみられず、為替市場での円高を背景に、先回り的な売買は手控えられやすい。そのため、主力決算を見極めつつ、物色は中小型株にシフトしやすい。
とはいえ日経平均は24000円処での底堅さが意識されている。利食いを吸収しつつ、次の25000円に向け、押し目買い意欲の強さは意識されそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は弱含み、ユーロ・ドルの上昇で110円割れ
24日午前の東京市場でドル・円は弱含み。ユーロ・ドルの上昇でドルに下押し圧力がかかり、110円を割り込んだ。
本日のアジア市場は、25日開催の欧州中銀(ECB)理事会が意識され、緩和的な金融政策の縮小をにらんだユーロ買い主導の展開。その影響で、ドルが押し下げられた。ドル・円は節目の110円を下抜け、昨年9月以来となる109円88銭まで下落。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安を見込んだ円買いが観測される。一方で、ドルには値ごろ感から国内機関投資家などによる押し目買いが観測されており、110円付近に値を戻している。
ドル・円は109円88銭から110円34銭、ユーロ・円は135円34銭から135円69銭、ユーロ・ドルは1.2294ドルから.2318ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・神通機<1992>やABホテル<6565>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
・日・12月貿易統計:+3590億円(予想:+5350億円、11月:+1122億円)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 11月景気動向指数・先行改定値(速報値:108.6)
<海外>
特になし
<DM>
・日経平均は反落、利食い優勢も24000円処での底堅さを意識
・ドル・円は弱含み、ユーロ・ドルの上昇で110円割れ
・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は反落、利食い優勢も24000円処での底堅さを意識
日経平均は反落。135.07円安の23989.08円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えた。23日の米国市場はまちまちの展開だった。連邦政府機関の閉鎖が回避されたことが好感されるものの、ダボス会議の動向や主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値の重い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の24010円となり、これにさや寄せする格好から、売りが先行した。その後は円相場が1ドル109円台の円高に振れていることや、ファナック<6954>、安川電<6506>、ソニー<6758>が日経平均の重しになる格好から、24000円を挟んでのこう着が続いた。
セクターでは不動産、海運、パルプ紙、証券、電力ガスが堅調。一方で、電気機器、銀行、ガラス土石、その他製品、機械、ゴム製品が軟調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数がほぼ拮抗している。その中でマザーズ指数がプラス圏で推移するなど、中小型株に資金が集中している。
日経平均は反落して始まり、その後は24000円を挟んでのこう着が続いている。昨日の決算にサプライズが無かった安川電<6506>が利食いに押されているほか、ファナック<6954>の週末決算への警戒につながっている。ソニー<6758>は米系証券による格下げがきっかけといったところ。とはいえ、これまで強いトレンドが続いており、利益確定の動きは当然といったところであろう。ただ、安川電の決算で一段高がみられず、為替市場での円高を背景に、先回り的な売買は手控えられやすい。そのため、主力決算を見極めつつ、物色は中小型株にシフトしやすい。
とはいえ日経平均は24000円処での底堅さが意識されている。利食いを吸収しつつ、次の25000円に向け、押し目買い意欲の強さは意識されそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は弱含み、ユーロ・ドルの上昇で110円割れ
24日午前の東京市場でドル・円は弱含み。ユーロ・ドルの上昇でドルに下押し圧力がかかり、110円を割り込んだ。
本日のアジア市場は、25日開催の欧州中銀(ECB)理事会が意識され、緩和的な金融政策の縮小をにらんだユーロ買い主導の展開。その影響で、ドルが押し下げられた。ドル・円は節目の110円を下抜け、昨年9月以来となる109円88銭まで下落。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安を見込んだ円買いが観測される。一方で、ドルには値ごろ感から国内機関投資家などによる押し目買いが観測されており、110円付近に値を戻している。
ドル・円は109円88銭から110円34銭、ユーロ・円は135円34銭から135円69銭、ユーロ・ドルは1.2294ドルから.2318ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・神通機<1992>やABホテル<6565>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
・日・12月貿易統計:+3590億円(予想:+5350億円、11月:+1122億円)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 11月景気動向指数・先行改定値(速報値:108.6)
<海外>
特になし
<DM>