NightWalker:長期投資でリスク資産のリターンより大切なもの 【FISCOソーシャルレポーター】
[18/01/27]
提供元:株式会社フィスコ
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家NightWalker氏(ブログ「NightWalker's Investment Blog」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年1月26日18時 に執筆
こんにちは。FISCOソーシャルレポーターのNightWalkerです。自身の経験も交え、「サラリーマンも投資信託を使った長期投資をするべきだ」というテーマで、ブログを運営しています。
長期投資をしていく上で、避けては通れない試練が「市場のクラッシュ」「株価の暴落」です。私自身の社会人生活の中でも、「バブル崩壊」「ITバブル崩壊」「リーマンショック」と3回の大きな暴落を経験してきました。
こういった試練の中でマーケットから退場してしまう人も多いです。しかし、続けるからこそ「長期投資」なのであって、止めてしまえば短期投資になってしまいます。暴落の時こそ、踏ん張りどころです。
そして、その踏ん張りのための重要なアクションが、「リスク管理」です。
「リスク管理」というと、なんだか大変そうですが、私が考える長期投資における「リスク管理」はいたって簡単です。
1年に1回くらいは、「全金融資産に占めるリスク資産の割合」をチェックする。
嘘みたいだと感じるかもしれませんが、本当にこれだけなんです。
「1年に1回くらい」のチェックだと忘れちゃいそうな人は、逆に多めに「月に1回くらい」でも良いかもしれませんね。金融資産を棚卸しすると、リスク資産のリターンが気になってしまいますよね。「やった、儲かった!」「あーあ、減っちゃった・・・」などと、ついつい一喜一憂しがちです。
しかし、繰り返しになりますが、大切なのは個々のリスク資産のリターンではなく、「全金融資産に占めるリスク資産の割合」なのです。ここに着眼することで、リスクを客観的に見ることができます。
もし、リスク資産の割合が、当初考えていたよりも少なくなっていれば買い足すことを考え、多くなり過ぎているならば売却して調整する、というような判断ができるのです。そして、リスク資産の割合を調整し、長期投資を続ける心の支えとなる重要な役割を持つ資産が現預金(キャッシュ)です。
もちろんインフレになれば、現預金の価値は低下するので、現預金だってリスクが無いわけではなく、完全な安全資産と言うわけではありません。しかし、それにしたってキャッシュには安心感があります。
そして、この安心感こそが長期投資を継続する礎(いしずえ)のひとつなのです。私自身、マーケットで大きなクラッシュがあったとき、心の支えになったのがキャッシュの存在でした。
プロの世界では、フル・インベストメント、すなわち資産の100%をリスク資産で運用するということが言われることもあるようです。しかし、私は、非常に気の小さい普通の人です。
キャッシュの存在は、とても大切なんですね。
極端に現預金ばかりの資産では将来に備えることはできません。だからこそ、株式資産による長期投資がより切実な課題になってきています。しかし、キャッシュが極端に少ない場合も、投資の継続性という観点において心許ないのです。
「何はなくともキャッシュ比率」
いざというとき頼りになるのが現預金です。自分の金融資産に占める割合をしっかりと数字で把握しておくことが大切だと私は感じています。
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執筆者名:NightWalker
ブログ名:NightWalker's Investment Blog
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※2018年1月26日18時 に執筆
こんにちは。FISCOソーシャルレポーターのNightWalkerです。自身の経験も交え、「サラリーマンも投資信託を使った長期投資をするべきだ」というテーマで、ブログを運営しています。
長期投資をしていく上で、避けては通れない試練が「市場のクラッシュ」「株価の暴落」です。私自身の社会人生活の中でも、「バブル崩壊」「ITバブル崩壊」「リーマンショック」と3回の大きな暴落を経験してきました。
こういった試練の中でマーケットから退場してしまう人も多いです。しかし、続けるからこそ「長期投資」なのであって、止めてしまえば短期投資になってしまいます。暴落の時こそ、踏ん張りどころです。
そして、その踏ん張りのための重要なアクションが、「リスク管理」です。
「リスク管理」というと、なんだか大変そうですが、私が考える長期投資における「リスク管理」はいたって簡単です。
1年に1回くらいは、「全金融資産に占めるリスク資産の割合」をチェックする。
嘘みたいだと感じるかもしれませんが、本当にこれだけなんです。
「1年に1回くらい」のチェックだと忘れちゃいそうな人は、逆に多めに「月に1回くらい」でも良いかもしれませんね。金融資産を棚卸しすると、リスク資産のリターンが気になってしまいますよね。「やった、儲かった!」「あーあ、減っちゃった・・・」などと、ついつい一喜一憂しがちです。
しかし、繰り返しになりますが、大切なのは個々のリスク資産のリターンではなく、「全金融資産に占めるリスク資産の割合」なのです。ここに着眼することで、リスクを客観的に見ることができます。
もし、リスク資産の割合が、当初考えていたよりも少なくなっていれば買い足すことを考え、多くなり過ぎているならば売却して調整する、というような判断ができるのです。そして、リスク資産の割合を調整し、長期投資を続ける心の支えとなる重要な役割を持つ資産が現預金(キャッシュ)です。
もちろんインフレになれば、現預金の価値は低下するので、現預金だってリスクが無いわけではなく、完全な安全資産と言うわけではありません。しかし、それにしたってキャッシュには安心感があります。
そして、この安心感こそが長期投資を継続する礎(いしずえ)のひとつなのです。私自身、マーケットで大きなクラッシュがあったとき、心の支えになったのがキャッシュの存在でした。
プロの世界では、フル・インベストメント、すなわち資産の100%をリスク資産で運用するということが言われることもあるようです。しかし、私は、非常に気の小さい普通の人です。
キャッシュの存在は、とても大切なんですね。
極端に現預金ばかりの資産では将来に備えることはできません。だからこそ、株式資産による長期投資がより切実な課題になってきています。しかし、キャッシュが極端に少ない場合も、投資の継続性という観点において心許ないのです。
「何はなくともキャッシュ比率」
いざというとき頼りになるのが現預金です。自分の金融資産に占める割合をしっかりと数字で把握しておくことが大切だと私は感じています。
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執筆者名:NightWalker
ブログ名:NightWalker's Investment Blog
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