26日の米国市場ダイジェスト:NYダウは399ドル高、ハイテク株に買いが広がる
[18/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは399ドル高、ハイテク株に買いが広がる
26日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は399.28ドル高の25709.27、ナスダックは84.07ポイント高の7421.46で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。長期金利の上昇が一服しハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。ダウ平均は一時400ドルを超す上昇となった。一方で、明日のパウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑も広がった。セクター別では公益事業を除いて全面高となり、特に各種金融や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。
半導体のクアルコム(QCOM)は、同業ブロードコム(AVGO)の買収に対して交渉に応じる姿勢を示し上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は年内に3種類の「iPhone」を発売するとの見方が報じられ堅調推移。運輸・宅配のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、2013年の欧州当局によるオランダの同業TNTエクスプレスの買収阻止に対して提訴し買われた。一方で、食品メーカーのディーン・フーズ(DF)は決算内容が予想を下振れ大幅下落となった。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏はメディアのインタビューで引き続き航空業界への関心を示し、アメリカン航空(AAL)、ユナイテッド・コンチネンタル(UAL)など航空株が上昇。また顧客への不正行為で行政処分を受けたウェルズ・ファーゴ(WFC)に楽観的な見通しを示し、ゴールドマンサックス(GS)やバンクオブアメリカ(BAC)などバフェット氏が保有する金融各社にも買いが広がった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル下げ渋り、月末のドル需要や株高を意識した買いが入る
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円73銭から107円07銭まで上昇し、106円92銭で引けた。1月の米新築住宅販売件数は予想外に減少したことを嫌って一時ドル売りが優勢となった。しかしながら、2月ダラス連銀製造業活動指数は2005年以来の高水準に達したため、ドル売りは後退。月末のドル買いや株高を意識したリスク選好の円売りが観測されており、ドルは底堅い動きを見せた。ユーロ・ドルは、1.2327ドルから1.2278ドルまで下落したが、その後に買いが入っており1.2316ドルで引けた。ドラギECB総裁が議会証言で、依然金融緩和が必要であるとの見解を示したほか、為替動向を綿密に監視すると述べ、ユーロ売りが一時優勢となった。ユーロ・円は、131円31銭へ下落後、131円75銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4048ドルから1.3928ドルなで下落した。ドル・スイスは、0.9351フランから0.9391フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で63.91ドル、株高や長期金利上げ渋りなどが好感される
NY原油先物4月限は続伸(NYMEX原油4月限終値:63.91 ↑0.36)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.36ドルの63.91ドルで通常取引を終えた。一時64.24ドルまで買われた。株高が続いていることや、米長期金利は上げ渋っていることが好感されたようだ。輸入関税が引き上げられた場合、米国内で鉄鋼などの生産量が増加する可能性があることも原油先物相場に対する支援材料になっているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.42ドル +0.39ドル(+1.22%)
モルガン・スタンレー(MS) 57.01ドル +0.94ドル(+1.68%)
ゴールドマン・サックス(GS)271.26ドル +4.49ドル(+1.68%)
インテル(INTC) 49.11ドル +1.38ドル(+2.89%)
アップル(AAPL) 178.97ドル +3.47ドル(+1.98%)
アルファベット(GOOG) 1143.75ドル +16.96ドル(+1.51%)
フェイスブック(FB) 184.93ドル +1.64ドル(+0.89%)
キャタピラー(CAT) 163.69ドル +1.28ドル(+0.79%)
アルコア(AA) 46.68ドル -0.02ドル(-0.04%)
ウォルマート(WMT) 93.12ドル +0.23ドル(+0.25%)
スプリント(S) 5.35ドル +0.05ドル(+0.94%)
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26日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は399.28ドル高の25709.27、ナスダックは84.07ポイント高の7421.46で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。長期金利の上昇が一服しハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。ダウ平均は一時400ドルを超す上昇となった。一方で、明日のパウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑も広がった。セクター別では公益事業を除いて全面高となり、特に各種金融や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。
半導体のクアルコム(QCOM)は、同業ブロードコム(AVGO)の買収に対して交渉に応じる姿勢を示し上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は年内に3種類の「iPhone」を発売するとの見方が報じられ堅調推移。運輸・宅配のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、2013年の欧州当局によるオランダの同業TNTエクスプレスの買収阻止に対して提訴し買われた。一方で、食品メーカーのディーン・フーズ(DF)は決算内容が予想を下振れ大幅下落となった。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏はメディアのインタビューで引き続き航空業界への関心を示し、アメリカン航空(AAL)、ユナイテッド・コンチネンタル(UAL)など航空株が上昇。また顧客への不正行為で行政処分を受けたウェルズ・ファーゴ(WFC)に楽観的な見通しを示し、ゴールドマンサックス(GS)やバンクオブアメリカ(BAC)などバフェット氏が保有する金融各社にも買いが広がった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル下げ渋り、月末のドル需要や株高を意識した買いが入る
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円73銭から107円07銭まで上昇し、106円92銭で引けた。1月の米新築住宅販売件数は予想外に減少したことを嫌って一時ドル売りが優勢となった。しかしながら、2月ダラス連銀製造業活動指数は2005年以来の高水準に達したため、ドル売りは後退。月末のドル買いや株高を意識したリスク選好の円売りが観測されており、ドルは底堅い動きを見せた。ユーロ・ドルは、1.2327ドルから1.2278ドルまで下落したが、その後に買いが入っており1.2316ドルで引けた。ドラギECB総裁が議会証言で、依然金融緩和が必要であるとの見解を示したほか、為替動向を綿密に監視すると述べ、ユーロ売りが一時優勢となった。ユーロ・円は、131円31銭へ下落後、131円75銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4048ドルから1.3928ドルなで下落した。ドル・スイスは、0.9351フランから0.9391フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で63.91ドル、株高や長期金利上げ渋りなどが好感される
NY原油先物4月限は続伸(NYMEX原油4月限終値:63.91 ↑0.36)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.36ドルの63.91ドルで通常取引を終えた。一時64.24ドルまで買われた。株高が続いていることや、米長期金利は上げ渋っていることが好感されたようだ。輸入関税が引き上げられた場合、米国内で鉄鋼などの生産量が増加する可能性があることも原油先物相場に対する支援材料になっているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.42ドル +0.39ドル(+1.22%)
モルガン・スタンレー(MS) 57.01ドル +0.94ドル(+1.68%)
ゴールドマン・サックス(GS)271.26ドル +4.49ドル(+1.68%)
インテル(INTC) 49.11ドル +1.38ドル(+2.89%)
アップル(AAPL) 178.97ドル +3.47ドル(+1.98%)
アルファベット(GOOG) 1143.75ドル +16.96ドル(+1.51%)
フェイスブック(FB) 184.93ドル +1.64ドル(+0.89%)
キャタピラー(CAT) 163.69ドル +1.28ドル(+0.79%)
アルコア(AA) 46.68ドル -0.02ドル(-0.04%)
ウォルマート(WMT) 93.12ドル +0.23ドル(+0.25%)
スプリント(S) 5.35ドル +0.05ドル(+0.94%)
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