27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは299ドル安、金利上昇への警戒感広がる(訂正)
[18/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは299ドル安、金利上昇への警戒感広がる
27日の米国株式相場は下落。ダウ平均は299.24ドル安の25410.03、ナスダックは91.11ポイント安の7330.35で取引を終了した。事前に公表されたパウエル議長の議会証言用の原稿が、概ね想定通りの内容であったことから買いが先行。議会証言では、議員らとの質疑応答で米経済の力強さとインフレ見通しへの自信について言及し長期金利が上昇。金利上昇への懸念から、株式相場も下落に転じた。セクター別では半導体・半導体製造装置を除いて全面安となり、特にメディアや自動車・自動車部品の下落が目立った。
自動車部品・アクセサリー小売のオートゾーン(AZO)とフィットネス関連機器のフィットビット(FIT)は、決算内容が嫌気され大幅下落。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は英衛星テレビ大手スカイに買収提案を行い、財務負担が懸念されて軟調推移。一方で、百貨店のメーシーズ(M)は、11-1月期の既存店売上高が予想を上回り上昇。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け買われた。
調査会社のIDCによると、17年度のスマートフォン世界出荷台数は前年比0.5%減となった。出荷台数の前年割れはスマートフォンの登場以来初めてとなる。
■NY為替:ドル堅調、パウエルFRB議長は利上げ継続を示唆
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円95銭から107円68銭まで上昇し、107円34銭で引けた。米2月消費者信頼感指数が17年ぶり高水準に達したことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が下院の半期議会証言で経済に楽観的な見方を示したため、すみやかな利上げ観測が強まりドル買いが一段と加速した。ユーロ・ドルは、1.2318ドルから1.2222ドルまで下落し1.2232ドルで引けた。パウエルFRB議長の議会証言後、欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが再燃。ユーロ・円は、131円87銭から131円28銭まで反落した。株安を警戒したリスク回避の円買いが加速した。ポンド・ドルは、1.3943ドルから1.3858ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9369フランから0.9417フランまで上昇した。
■NY原油:反落で63.01ドル、金利上昇やドル高を嫌気
NY原油先物4月限は反落(NYMEX原油4月限終値:63.01 ↓0.90)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比−0.90ドルの63.01ドルで通常取引を終えた。一時62.75ドルまで売られた。この日行われたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で追加利上げについて肯定的な見解が表明されたことが要因。ドルが主要通貨に対して買われたことや、米長期金利の上昇も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.33ドル -0.09ドル(-0.28%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.72ドル -0.29ドル(-0.51%)
ゴールドマン・サックス(GS)267.93ドル -3.33ドル(-1.23%)
インテル(INTC) 49.91ドル +0.80ドル(+1.63%)
アップル(AAPL) 178.39ドル -0.58ドル(-0.32%)
アルファベット(GOOG) 1118.29ドル -25.46ドル(-2.23%)
フェイスブック(FB) 181.46ドル -3.47ドル(-1.88%)
キャタピラー(CAT) 161.26ドル -2.43ドル(-1.48%)
アルコア(AA) 46.22ドル -0.46ドル(-0.99%)
ウォルマート(WMT) 91.52ドル -1.60ドル(-1.72%)
スプリント(S) 5.25ドル -0.10ドル(-1.87%)
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27日の米国株式相場は下落。ダウ平均は299.24ドル安の25410.03、ナスダックは91.11ポイント安の7330.35で取引を終了した。事前に公表されたパウエル議長の議会証言用の原稿が、概ね想定通りの内容であったことから買いが先行。議会証言では、議員らとの質疑応答で米経済の力強さとインフレ見通しへの自信について言及し長期金利が上昇。金利上昇への懸念から、株式相場も下落に転じた。セクター別では半導体・半導体製造装置を除いて全面安となり、特にメディアや自動車・自動車部品の下落が目立った。
自動車部品・アクセサリー小売のオートゾーン(AZO)とフィットネス関連機器のフィットビット(FIT)は、決算内容が嫌気され大幅下落。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は英衛星テレビ大手スカイに買収提案を行い、財務負担が懸念されて軟調推移。一方で、百貨店のメーシーズ(M)は、11-1月期の既存店売上高が予想を上回り上昇。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け買われた。
調査会社のIDCによると、17年度のスマートフォン世界出荷台数は前年比0.5%減となった。出荷台数の前年割れはスマートフォンの登場以来初めてとなる。
■NY為替:ドル堅調、パウエルFRB議長は利上げ継続を示唆
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円95銭から107円68銭まで上昇し、107円34銭で引けた。米2月消費者信頼感指数が17年ぶり高水準に達したことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が下院の半期議会証言で経済に楽観的な見方を示したため、すみやかな利上げ観測が強まりドル買いが一段と加速した。ユーロ・ドルは、1.2318ドルから1.2222ドルまで下落し1.2232ドルで引けた。パウエルFRB議長の議会証言後、欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが再燃。ユーロ・円は、131円87銭から131円28銭まで反落した。株安を警戒したリスク回避の円買いが加速した。ポンド・ドルは、1.3943ドルから1.3858ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9369フランから0.9417フランまで上昇した。
■NY原油:反落で63.01ドル、金利上昇やドル高を嫌気
NY原油先物4月限は反落(NYMEX原油4月限終値:63.01 ↓0.90)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比−0.90ドルの63.01ドルで通常取引を終えた。一時62.75ドルまで売られた。この日行われたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で追加利上げについて肯定的な見解が表明されたことが要因。ドルが主要通貨に対して買われたことや、米長期金利の上昇も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.33ドル -0.09ドル(-0.28%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.72ドル -0.29ドル(-0.51%)
ゴールドマン・サックス(GS)267.93ドル -3.33ドル(-1.23%)
インテル(INTC) 49.91ドル +0.80ドル(+1.63%)
アップル(AAPL) 178.39ドル -0.58ドル(-0.32%)
アルファベット(GOOG) 1118.29ドル -25.46ドル(-2.23%)
フェイスブック(FB) 181.46ドル -3.47ドル(-1.88%)
キャタピラー(CAT) 161.26ドル -2.43ドル(-1.48%)
アルコア(AA) 46.22ドル -0.46ドル(-0.99%)
ウォルマート(WMT) 91.52ドル -1.60ドル(-1.72%)
スプリント(S) 5.25ドル -0.10ドル(-1.87%)
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