後場に注目すべき3つのポイント〜先安感強いが短期筋のショートカバーに向かわせるか
[18/03/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、先安感強いが短期筋のショートカバーに向かわせるか
・ドル・円は伸び悩み、日本株安継続で
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は続落、先安感強いが短期筋のショートカバーに向かわせるか
日経平均は続落。81.98円安の20535.88円(出来高概算7億6000万株)で前場の取引を終えている。米中貿易摩擦への警戒を背景とした23日の米国株安の流れを受けた東京市場は、売り優勢の展開となり、日経平均は20500円を下回って始まった。その後も下げ幅を広げており、一時20347.49円まで下げ幅を広げる局面もみられた。国内政治リスクへの警戒も手掛けづらくさせている。ただし、期末接近に伴う買い戻しの動きや円相場のやや円高が一服したこともあり、前引けにかけては下げ幅を縮めている。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1600を超えており、全体の7割を超えている。セクターでは、海運、電力ガス、その他製品、不動産、鉄鋼、空運が下落。一方で、パルプ紙、鉱業、ゴム製品、化学、医薬品が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、コマツ<6301>、安川電<6506>が重石。
売り一巡後は下げ幅を縮めている。TOPIXも弱い値動きとなるなか、午後は日銀のETF買い入れ等の需給面が下支えとして意識されてくる可能性はありそうだ。また、グローベックスの米株先物ではNYダウ先物が小幅に上昇して推移していることも、短期筋のショートカバーに向かわせそうだ。もっとも、明日は佐川前国税庁長官の証人喚問が予定されているが、これが通過することでいったんアク抜け感も意識されそうだが、楽観的なムードは高まらないだろう。
物色は原油相場の上昇を受けた資源関連の一角や格上げ等が観測されている銘柄への個別物色が中心。また、JT<2914>がプラス圏で推移するなど、これまで売り込まれていた銘柄への買い戻しのほか、配当志向の物色もみうけられる。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は伸び悩み、日本株安継続で
26日午前の東京市場で、ドル・円は伸び悩み。国内勢の押し目買いが先行したが、節目付近の売り圧力で上値が押さえられた。
ドル・円は、前週末NY市場の終値が105円を割り込み、週明けアジア市場ではやや弱気な寄り付きとなった。ただ、日経平均株価の下げ幅縮小を手がかりに国内勢が押し目買いを入れたもようで、ドルは105円付近に値を切り上げた。
ランチタイムの日経平均先物は前週末終値付近に回復しており、日本株の反転を期待したドル買い・円売りの流れ。一方、ドルは節目付近に売り圧力が観測され、日経平均が後場切り返しても、ドルの上昇は抑えられる可能性があろう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は104円64銭から105円06銭、ユーロ・円は129円33銭から129円92銭、ユーロ・ドルは1.2351ドルから1.2380ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ニチダイ<6467>がストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
・安倍首相
「妻に関する答弁に虚偽があれば政治責任になる」
・NZ準備銀(政策目標協定)
「持続可能な雇用の最大化について、責務に追加
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<DM>
・日経平均は続落、先安感強いが短期筋のショートカバーに向かわせるか
・ドル・円は伸び悩み、日本株安継続で
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は続落、先安感強いが短期筋のショートカバーに向かわせるか
日経平均は続落。81.98円安の20535.88円(出来高概算7億6000万株)で前場の取引を終えている。米中貿易摩擦への警戒を背景とした23日の米国株安の流れを受けた東京市場は、売り優勢の展開となり、日経平均は20500円を下回って始まった。その後も下げ幅を広げており、一時20347.49円まで下げ幅を広げる局面もみられた。国内政治リスクへの警戒も手掛けづらくさせている。ただし、期末接近に伴う買い戻しの動きや円相場のやや円高が一服したこともあり、前引けにかけては下げ幅を縮めている。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1600を超えており、全体の7割を超えている。セクターでは、海運、電力ガス、その他製品、不動産、鉄鋼、空運が下落。一方で、パルプ紙、鉱業、ゴム製品、化学、医薬品が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、コマツ<6301>、安川電<6506>が重石。
売り一巡後は下げ幅を縮めている。TOPIXも弱い値動きとなるなか、午後は日銀のETF買い入れ等の需給面が下支えとして意識されてくる可能性はありそうだ。また、グローベックスの米株先物ではNYダウ先物が小幅に上昇して推移していることも、短期筋のショートカバーに向かわせそうだ。もっとも、明日は佐川前国税庁長官の証人喚問が予定されているが、これが通過することでいったんアク抜け感も意識されそうだが、楽観的なムードは高まらないだろう。
物色は原油相場の上昇を受けた資源関連の一角や格上げ等が観測されている銘柄への個別物色が中心。また、JT<2914>がプラス圏で推移するなど、これまで売り込まれていた銘柄への買い戻しのほか、配当志向の物色もみうけられる。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は伸び悩み、日本株安継続で
26日午前の東京市場で、ドル・円は伸び悩み。国内勢の押し目買いが先行したが、節目付近の売り圧力で上値が押さえられた。
ドル・円は、前週末NY市場の終値が105円を割り込み、週明けアジア市場ではやや弱気な寄り付きとなった。ただ、日経平均株価の下げ幅縮小を手がかりに国内勢が押し目買いを入れたもようで、ドルは105円付近に値を切り上げた。
ランチタイムの日経平均先物は前週末終値付近に回復しており、日本株の反転を期待したドル買い・円売りの流れ。一方、ドルは節目付近に売り圧力が観測され、日経平均が後場切り返しても、ドルの上昇は抑えられる可能性があろう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は104円64銭から105円06銭、ユーロ・円は129円33銭から129円92銭、ユーロ・ドルは1.2351ドルから1.2380ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ニチダイ<6467>がストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
・安倍首相
「妻に関する答弁に虚偽があれば政治責任になる」
・NZ準備銀(政策目標協定)
「持続可能な雇用の最大化について、責務に追加
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<DM>