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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株番長氏（ブログ「株番長の注目銘柄」）が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年3月29日12時に執筆

どうも、株番長です。

近年あらゆるものが電子化されてきており、生活に触れる些細なものまで、いつのまにか電子化されているという事も珍しくない。そのうちの1つが電子レシートだ。これは、現在多くの店舗にて紙媒体で提供されているレシートのデータを電子化し、消費者の端末に提供するシステムだ。

電子レシートが普及すれば店舗側は発行コストを削減できるほか、消費者の家計管理も容易になることが期待され、将来性が期待されている。今回はそんな電子レシート関連銘柄に触れておきたい。

■電子レシート関連銘柄
※（関連度合いは様々です、あらかじめご了承ください）

<6588>東芝テック
電子レシートに関する実証実験などにも参加。電子レシートシステムの提供にも貢献できることから、電子レシートが普及すれば大きな恩恵を受けられるとみられる。国内の電子レシート市場を席巻できれば海外への展開拡大も期待できるだろう。

<4326>インテージホールディングス
町田市における電子レシート実験においてもアンケート調査等の役割を果たした。電子レシートの普及で購買情報の収集が容易になれば、収集したデータの分析などでも活躍の余地があるかもしれない。

<8267>イオン
傘下のコンビニエンスストア「ミニストップ」が町田市における電子レシート実験に参加した。イオンは多数の小売店を抱えることから、電子レシート導入でレジ効率を改善できれば人件費等のコスト削減効果に期待しやすい。

<2651>ローソン
コンビニエンスストアを全国展開している。セブン・イレブンと比べて店舗当たりの売上高が低めであることなどから株式市場の評価は決して高くない。電子レシート導入等でコスト削減を進め反転攻勢できるかに要注目だ。


■3月から九州地方にて電子レシート実験が開始
電子レシートにおける、店舗・消費者双方の利便性などを確認すべく、2月に町田市のスーパーマーケット等で電子レシートの実験が開始されている。実験で電子レシートが好評であれば、大きなコスト削減効果に期待できる大手小売企業を中心に、電子レシートを導入する動きが強まるだろう。電子レシートにより家計管理の負担が軽減されることが認識されれば、電子レシートを発行することによって顧客にとっての魅力度を高められる可能性がある。店舗側もレシート発行にかかる時間を短縮でき、会計処理の円滑化につながる。商品に電子タグをつけることで自動精算する仕組みなどと合わせて導入できれば、小売店における会計処理にかかる人件費を大きく削減できることともなろう。

■電子レシートのデータ活用にも期待
電子レシートが普及すれば、消費者が購買履歴を企業等に提供し、対価を受け取るチャンスが生まれる。企業側も効率よくデータを収集しやすくなり、より効果的なマーケティングに活かされることが期待される。また、電子レシートを提供する際に新製品の広告や割引券を合わせて送付するなどの取り組みにより、発行店舗がリピーター増加等に役だてられる可能性もある。電子レシートでは多言語への対応も進めやすく、増大している訪日外国人観光客向けにレシートを提供する際には英語表記とするなどグローバル対応にもつながり得る。システムの導入コストが低いことから、実験成功をきっかけに急速に電子レシートが普及する可能性がある。コスト削減につなげられる小売銘柄や、電子レシートシステムの提供に貢献できる機器メーカー銘柄などに要注目だ。


■電子レシート関連銘柄 〜総括〜
電子レシート関連銘柄は、電子レシート普及に向けた実験が開始されていることから注目を集めている。

レシートは日常に携わるものであることから、この関連銘柄は市場の大きさも期待でき、相場混乱が続く中でも、中長期的な成長が期待できるだろう。

すでに安定した業施益基盤を確立している企業が関連銘柄の中心であることから、株価急落リスクを限定しながらテーマ株投資を進めやすいと考えられる点も魅力だ。

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執筆者名：株番長
ブログ名：株番長の注目銘柄




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