13日の米国市場ダイジェスト:NYダウは122ドル安、地政学リスクを嫌気
[18/04/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは122ドル安、地政学リスクを嫌気
13日の米国株式相場は下落。ダウ平均は122.91ドル安の24360.14、ナスダックは33.60ポイント安の7106.65で取引を終了した。複数の大手行決算が好感され、買いが先行。4月ミシガン大学消費者マインド指数が予想を下振れたほか、米国によるシリアへの軍事攻撃の懸念から上げ幅を縮小し、引けにかけて下落に転じた。セクター別では、エネルギーや食品・飲料・タバコが上昇する一方で銀行や各種金融が下落した。
大手行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は、決算内容は市場予想を上振れたものの、自動車融資や住宅ローン部門での不適切な販売慣行を巡る問題で、当局との和解のために最大10億ドルの費用計上を想定していることが明らかとなり下落。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、トランプ大統領が郵政公社の事業検証を指示したことで、業績への影響が懸念され、軟調推移。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け売られた。一方で、電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、イーロン・マスクCEOが下期での黒字化とキャッシュフローのプラス改善を予想し上昇した。
ボストン連銀総裁は、大半の金融当局が予想している低失業率・低インフレ率による景気改善の継続に懐疑的な見方を示しており、景気過熱への警戒が必要との考えを示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:地政学的リスク&貿易戦争への警戒感低下で円売り強まる
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円78銭まで上昇後、107円26銭へ反落し107円37銭で引けた。貿易戦争や地政学的リスクへの警戒感が後退しいったんドル買い・円売りが強まった。しかし、その後発表されたミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったためドルが伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.2310ドルから1.2344ドルまで上昇し1.2336ドルで引けた。
ユーロ・円は、132円79銭から132円37銭まで下落。株安を嫌ったリスク回避の円買いが再燃した。
ポンド・ドルは、1.4270ドルから1.4235ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9633フランから0.9615フランへ下落した。
■NY原油:小幅続伸で67.39ドル、シリア攻撃の可能性が再び高まる
NY原油先物5月限は小幅続伸(NYMEX原油5月限終値:67.39 ↑0.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比+0.32ドルの67.39ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.76ドルまで買われた。米国務省は13日、シリアの東グータ地区のドゥーマで化学兵器が使用された疑いがあることについて、シリア政権が攻撃を実施した信頼性の高い証拠を入手したことを明らかにした。なお、米仏英3カ国は13日、国連安全保障理事会で化学兵器使用の疑いが出ているシリアに対する軍事行動の必要性を主張したと報じられており、米国などによるシリア攻撃が実行された場合、原油供給に強い不安が生じるおそれがある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.80ドル -0.85ドル(-2.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.98ドル -0.87ドル(-1.62%)
ゴールドマン・サックス(GS)255.92ドル -3.67ドル(-1.41%)
インテル(INTC) 51.86ドル -0.86ドル(-1.63%)
アップル(AAPL) 174.73ドル +0.59ドル(+0.34%)
アルファベット(GOOG) 1029.27ドル -3.24ドル(-0.31%)
フェイスブック(FB) 164.52ドル +0.65ドル(+0.40%)
キャタピラー(CAT) 150.23ドル +0.09ドル(+0.06%)
アルコア(AA) 54.96ドル +0.49ドル(+0.90%)
ウォルマート(WMT) 86.02ドル -0.59ドル(+0.69%)
スプリント(S) 5.78ドル -0.10ドル(-1.70%)
<FA>
13日の米国株式相場は下落。ダウ平均は122.91ドル安の24360.14、ナスダックは33.60ポイント安の7106.65で取引を終了した。複数の大手行決算が好感され、買いが先行。4月ミシガン大学消費者マインド指数が予想を下振れたほか、米国によるシリアへの軍事攻撃の懸念から上げ幅を縮小し、引けにかけて下落に転じた。セクター別では、エネルギーや食品・飲料・タバコが上昇する一方で銀行や各種金融が下落した。
大手行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は、決算内容は市場予想を上振れたものの、自動車融資や住宅ローン部門での不適切な販売慣行を巡る問題で、当局との和解のために最大10億ドルの費用計上を想定していることが明らかとなり下落。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、トランプ大統領が郵政公社の事業検証を指示したことで、業績への影響が懸念され、軟調推移。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け売られた。一方で、電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、イーロン・マスクCEOが下期での黒字化とキャッシュフローのプラス改善を予想し上昇した。
ボストン連銀総裁は、大半の金融当局が予想している低失業率・低インフレ率による景気改善の継続に懐疑的な見方を示しており、景気過熱への警戒が必要との考えを示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:地政学的リスク&貿易戦争への警戒感低下で円売り強まる
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円78銭まで上昇後、107円26銭へ反落し107円37銭で引けた。貿易戦争や地政学的リスクへの警戒感が後退しいったんドル買い・円売りが強まった。しかし、その後発表されたミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったためドルが伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.2310ドルから1.2344ドルまで上昇し1.2336ドルで引けた。
ユーロ・円は、132円79銭から132円37銭まで下落。株安を嫌ったリスク回避の円買いが再燃した。
ポンド・ドルは、1.4270ドルから1.4235ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9633フランから0.9615フランへ下落した。
■NY原油:小幅続伸で67.39ドル、シリア攻撃の可能性が再び高まる
NY原油先物5月限は小幅続伸(NYMEX原油5月限終値:67.39 ↑0.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比+0.32ドルの67.39ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.76ドルまで買われた。米国務省は13日、シリアの東グータ地区のドゥーマで化学兵器が使用された疑いがあることについて、シリア政権が攻撃を実施した信頼性の高い証拠を入手したことを明らかにした。なお、米仏英3カ国は13日、国連安全保障理事会で化学兵器使用の疑いが出ているシリアに対する軍事行動の必要性を主張したと報じられており、米国などによるシリア攻撃が実行された場合、原油供給に強い不安が生じるおそれがある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.80ドル -0.85ドル(-2.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.98ドル -0.87ドル(-1.62%)
ゴールドマン・サックス(GS)255.92ドル -3.67ドル(-1.41%)
インテル(INTC) 51.86ドル -0.86ドル(-1.63%)
アップル(AAPL) 174.73ドル +0.59ドル(+0.34%)
アルファベット(GOOG) 1029.27ドル -3.24ドル(-0.31%)
フェイスブック(FB) 164.52ドル +0.65ドル(+0.40%)
キャタピラー(CAT) 150.23ドル +0.09ドル(+0.06%)
アルコア(AA) 54.96ドル +0.49ドル(+0.90%)
ウォルマート(WMT) 86.02ドル -0.59ドル(+0.69%)
スプリント(S) 5.78ドル -0.10ドル(-1.70%)
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