24日の米国市場ダイジェスト:NYダウは424ドル安、金利上昇への警戒感が広がる
[18/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは424ドル安、金利上昇への警戒感が広がる
24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は424.56ドル安の24024.13、ナスダックは121.25ポイント安の7007.35で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行したものの、原油安が嫌気されたほか米国債利回りが2014年以来初となる3%に到達したことが警戒され下げに転じると、その後も下げ幅を広げる展開となった。セクター別では、電気通信サービスや公益事業が上昇する一方で資本財や素材が下落した。
事務用品などのスリーエム(MMM)は、通期の利益見通しを下方修正し下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は、決算内容が予想を上振れたものの、CFO(最高財務責任者)が1-3月期の調整後1株利益が18年度のピークになると発言し軟調推移。検索大手のアルファベット(GOOGL)は予想を上回る決算を発表したものの、投資拡大による支出増が嫌気され売られた。また、長期金利上昇による業績懸念からソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)など主要ハイテク株にも売りが広がった。一方で、通信大手のベライゾン(VZ)は、決算内容が好感され上昇した。なお、携帯端末のアップル(AAPL)は、複数のアナリストがアジアの部品サプライヤーの動向を受けて、「iPhoneX」の足元の需要に警戒感を示しており、続落となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米国株の大幅下落を嫌ってドル反落
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円20銭まで上昇後、108円54銭まで反落し、108円81銭で引けた。米国の住宅関連、消費者信頼感指数は市場予想を上回ったことから、米10年債利回りは2014年以降初めて3%に達し、ドル買いが一時強まった。しかし、米仏首脳の会見を受けイラン絡みの中東情勢緊迫化への懸念が強まると、米国株の下落に連れてリスク回避の円買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.2196ドルまで下落後、1.2245ドルまで上昇し、1.2233ドルで引けた。ユーロ・円は、133円49銭まで上昇後、132円87銭まで反落。ポンド・ドルは、1.3946ドルから1.3987ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9773フランから0.9810フランのレンジで上下に振れた。
■NY原油:反落で67.70ドル、米国株安を嫌気して売り強まる
NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:67.70 ↓0.94)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比−0.94ドルの67.70ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて69.38ドルまで買われたが、その後67.54ドルまで反落した。米国株の大幅下落を嫌気してポジション調整的な売りが活発となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.32ドル +0.06ドル(+0.20%)
モルガン・スタンレー(MS) 53.64ドル -0.82ドル(-1.51%)
ゴールドマン・サックス(GS)246.67ドル -5.29ドル(-2.10%)
インテル(INTC) 51.10ドル -0.43ドル(-0.83%)
アップル(AAPL) 165.24ドル -0.48ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 1067.45ドル -5.51ドル(-0.51%)
フェイスブック(FB) 165.84ドル -0.44ドル(-0.26%)
キャタピラー(CAT) 153.99ドル +0.74ドル(+0.48%)
アルコア(AA) 51.90ドル -8.11ドル(-13.51%)
ウォルマート(WMT) 86.10ドル -0.88ドル(-1.01%)
スプリント(S) 5.88ドル -0.12ドル(-2.00%)
<HT>
24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は424.56ドル安の24024.13、ナスダックは121.25ポイント安の7007.35で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行したものの、原油安が嫌気されたほか米国債利回りが2014年以来初となる3%に到達したことが警戒され下げに転じると、その後も下げ幅を広げる展開となった。セクター別では、電気通信サービスや公益事業が上昇する一方で資本財や素材が下落した。
事務用品などのスリーエム(MMM)は、通期の利益見通しを下方修正し下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は、決算内容が予想を上振れたものの、CFO(最高財務責任者)が1-3月期の調整後1株利益が18年度のピークになると発言し軟調推移。検索大手のアルファベット(GOOGL)は予想を上回る決算を発表したものの、投資拡大による支出増が嫌気され売られた。また、長期金利上昇による業績懸念からソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)など主要ハイテク株にも売りが広がった。一方で、通信大手のベライゾン(VZ)は、決算内容が好感され上昇した。なお、携帯端末のアップル(AAPL)は、複数のアナリストがアジアの部品サプライヤーの動向を受けて、「iPhoneX」の足元の需要に警戒感を示しており、続落となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米国株の大幅下落を嫌ってドル反落
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円20銭まで上昇後、108円54銭まで反落し、108円81銭で引けた。米国の住宅関連、消費者信頼感指数は市場予想を上回ったことから、米10年債利回りは2014年以降初めて3%に達し、ドル買いが一時強まった。しかし、米仏首脳の会見を受けイラン絡みの中東情勢緊迫化への懸念が強まると、米国株の下落に連れてリスク回避の円買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.2196ドルまで下落後、1.2245ドルまで上昇し、1.2233ドルで引けた。ユーロ・円は、133円49銭まで上昇後、132円87銭まで反落。ポンド・ドルは、1.3946ドルから1.3987ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9773フランから0.9810フランのレンジで上下に振れた。
■NY原油:反落で67.70ドル、米国株安を嫌気して売り強まる
NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:67.70 ↓0.94)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比−0.94ドルの67.70ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて69.38ドルまで買われたが、その後67.54ドルまで反落した。米国株の大幅下落を嫌気してポジション調整的な売りが活発となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.32ドル +0.06ドル(+0.20%)
モルガン・スタンレー(MS) 53.64ドル -0.82ドル(-1.51%)
ゴールドマン・サックス(GS)246.67ドル -5.29ドル(-2.10%)
インテル(INTC) 51.10ドル -0.43ドル(-0.83%)
アップル(AAPL) 165.24ドル -0.48ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 1067.45ドル -5.51ドル(-0.51%)
フェイスブック(FB) 165.84ドル -0.44ドル(-0.26%)
キャタピラー(CAT) 153.99ドル +0.74ドル(+0.48%)
アルコア(AA) 51.90ドル -8.11ドル(-13.51%)
ウォルマート(WMT) 86.10ドル -0.88ドル(-1.01%)
スプリント(S) 5.88ドル -0.12ドル(-2.00%)
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