26日の米国市場ダイジェスト:NYダウは238ドル高、ハイテク主要企業決算を好感
[18/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは238ドル高、ハイテク主要企業決算を好感
26日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は238.51ドル高の24322.34、ナスダックは114.94ポイント高の7118.68で取引を終了した。情報漏洩問題による利用者離れが懸念されたSNSのフェイスブック(FB)が好決算を発表し、ハイテク株を中心に買いが先行。その他複数の主要企業決算も好感されたほか、長期金利の上昇が一服したことで投資家心理も改善し終日堅調となった。セクター別では、小売やソフトウェア・サービスが上昇する一方で電気通信サービスやメディアが下落した。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、決算内容が予想を上振れたほか、売上見通しを上方修正し大幅上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)と自動車大手のフォード(F)は、決算内容が好感され堅調推移。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)も好決算を発表し、複数アナリストによる投資判断引き上げを受け大幅上昇。一方で、オークションサイトのイーベイ(EBAY)は、4-6月期の利益見通しが予想を下振れ下落した。
ネット小売のアマゾン(AMZN)は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBによるQE終了時期未定でユーロ続落
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円07銭から109円42銭まで上昇し、109円30銭で引けた。米週次新規失業保険申請件数が48年ぶり低水準を記録し米国の労働市場ひっ迫が確認されたほか、3月耐久財受注速報値が予想を上回ったためドル買いが続いた。ユーロ・ドルは、1.2210ドルまで上昇後、1.2096ドルまで反落し、1.2103ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り、政策金利据え置きを決定した。ドラギ総裁が会見で、景気に楽観的な見方を再表明し、為替の変動に関しても協議しなかったことから、一時ユーロ買いが強まった。しかし、ドラギ総裁は、「景気の鈍化が一時的か判断する必要がある」と、量的緩和(QE)の終了時期を示唆しなかったため、ユーロの売りが優勢となった。ユーロ・円は、133円24銭まで上昇後、132円28銭へ反落。ポンド・ドルは、1.3998ドルへ上昇後、1.3906ドルへ反落。ドル・スイスは、0.9817フランから0.9896フランへ上昇した。
■NY原油:小幅続伸で68.19ドル、イラン情勢悪化に対する警戒感残る
NY原油先物6月限は小幅続伸(NYMEX原油6月限終値:68.19 ↑0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比+0.14ドルの68.19ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて68.78ドルまで買われた。イラン核合意から米国が離脱するとの思惑が消えていないことや株高が意識されたようだ。イラン情勢悪化に対する警戒感は消えていないことから、短期筋などの買いは縮小しなかった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.07ドル -0.07ドル(-0.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.20ドル +0.16ドル(+0.31%)
ゴールドマン・サックス(GS)240.09ドル +0.86ドル(+0.36%)
インテル(INTC) 53.05ドル +1.67ドル(+3.25%)
アップル(AAPL) 164.22ドル +0.57ドル(+0.35%)
アルファベット(GOOG) 1040.04ドル +18.86ドル(+1.85%)
フェイスブック(FB) 174.16ドル +14.47ドル(+9.06%)
キャタピラー(CAT) 146.31ドル +1.12ドル(+0.77%)
アルコア(AA) 52.94ドル +0.99ドル(+1.91%)
ウォルマート(WMT) 87.94ドル +0.77ドル(+0.88%)
スプリント(S) 6.00ドル -0.02ドル(-0.33%)
<HT>
26日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は238.51ドル高の24322.34、ナスダックは114.94ポイント高の7118.68で取引を終了した。情報漏洩問題による利用者離れが懸念されたSNSのフェイスブック(FB)が好決算を発表し、ハイテク株を中心に買いが先行。その他複数の主要企業決算も好感されたほか、長期金利の上昇が一服したことで投資家心理も改善し終日堅調となった。セクター別では、小売やソフトウェア・サービスが上昇する一方で電気通信サービスやメディアが下落した。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、決算内容が予想を上振れたほか、売上見通しを上方修正し大幅上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)と自動車大手のフォード(F)は、決算内容が好感され堅調推移。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)も好決算を発表し、複数アナリストによる投資判断引き上げを受け大幅上昇。一方で、オークションサイトのイーベイ(EBAY)は、4-6月期の利益見通しが予想を下振れ下落した。
ネット小売のアマゾン(AMZN)は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBによるQE終了時期未定でユーロ続落
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円07銭から109円42銭まで上昇し、109円30銭で引けた。米週次新規失業保険申請件数が48年ぶり低水準を記録し米国の労働市場ひっ迫が確認されたほか、3月耐久財受注速報値が予想を上回ったためドル買いが続いた。ユーロ・ドルは、1.2210ドルまで上昇後、1.2096ドルまで反落し、1.2103ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り、政策金利据え置きを決定した。ドラギ総裁が会見で、景気に楽観的な見方を再表明し、為替の変動に関しても協議しなかったことから、一時ユーロ買いが強まった。しかし、ドラギ総裁は、「景気の鈍化が一時的か判断する必要がある」と、量的緩和(QE)の終了時期を示唆しなかったため、ユーロの売りが優勢となった。ユーロ・円は、133円24銭まで上昇後、132円28銭へ反落。ポンド・ドルは、1.3998ドルへ上昇後、1.3906ドルへ反落。ドル・スイスは、0.9817フランから0.9896フランへ上昇した。
■NY原油:小幅続伸で68.19ドル、イラン情勢悪化に対する警戒感残る
NY原油先物6月限は小幅続伸(NYMEX原油6月限終値:68.19 ↑0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比+0.14ドルの68.19ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて68.78ドルまで買われた。イラン核合意から米国が離脱するとの思惑が消えていないことや株高が意識されたようだ。イラン情勢悪化に対する警戒感は消えていないことから、短期筋などの買いは縮小しなかった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.07ドル -0.07ドル(-0.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.20ドル +0.16ドル(+0.31%)
ゴールドマン・サックス(GS)240.09ドル +0.86ドル(+0.36%)
インテル(INTC) 53.05ドル +1.67ドル(+3.25%)
アップル(AAPL) 164.22ドル +0.57ドル(+0.35%)
アルファベット(GOOG) 1040.04ドル +18.86ドル(+1.85%)
フェイスブック(FB) 174.16ドル +14.47ドル(+9.06%)
キャタピラー(CAT) 146.31ドル +1.12ドル(+0.77%)
アルコア(AA) 52.94ドル +0.99ドル(+1.91%)
ウォルマート(WMT) 87.94ドル +0.77ドル(+0.88%)
スプリント(S) 6.00ドル -0.02ドル(-0.33%)
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