個人投資家株師孔明:【新規IPO】メルカリ上場で恩恵を受ける銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
[18/05/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年5月13日9時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
大手フリマアプリとして高い知名度を誇るメルカリが、2018年5月に入り東京証券取引所に上場申請を行い、6月19日に東証マザーズ市場への上場が予定されている。
昨年に上場予定だったものの、資金決済法に触れる懸念があったために上場が延期されていたが、その時から注目度の高いIPO銘柄として投資家から期待されていた案件だ。
上場審査の通過発表や、公募価格の決定などの節目ごとに、関連銘柄に資金が流入することも考えられ、今一度恩恵を受ける銘柄に着目しておきたい。
■メルカリ上場の期待値
6月19日にマザーズ上場予定のメルカリは、2013年設立の新興企業だ。個人でも利用しやすいアプリを提供し、不要なものをお金に変えたいと考えていた人々のニーズをつかんだ。売上高とともに企業価値も急上昇し、いわゆる「ユニコーン企業」とされている。
メルカリの企業価値は1,000億円を超える水準と考えられており、IPOでも巨額の資金を集めやすい状況だ。IPOの実施時期に目を向けると、4月には多数のIPOが実施された一方で、5月は末日のラクスル上場のみの予定となっている。
そのため、6月IPO銘柄には株式市場の回復などでも投資余力を高めている投資家が資金を流入させやすいと考えられる。
メルカリと同様に事前の注目度が高かったLINEのIPO(2016年)では、仮条件の引き上げが実施されたにもかかわらず公募価格を50%近く上回る初値がついた。メルカリIPOはLINEと同様に高い注目を集めると考えられ、初値高騰もあり得るだろう。
■メルカリ上場後の展望
メルカリは出品手数料が無料であることから、多くのユーザーが出品に踏み切りやすいサービスと言える。販売手数料収入等で利益を確保するビジネスモデルであり、費用先行が懸念されるもののすでに黒字化している。
今後は売上高のさらなる伸びと合わせて大幅増益にも期待したい銘柄だ。IPO時には成長性の高い銘柄に対してPERが100倍を超えるなど予想以上の初値がつくケースもある。
ただ、当初は指標面で割高感が強くても、利益が急成長すれば数値は改善する。
メルカリも不適切な出品の取り締まりなどを進めつつ利用者層を拡大できれば、利益成長への期待が高まり指標面での割高感が許容されやすくなるだろう。メルカリ上場時に株式を入手しておきたい場合は、IPO取扱を実施する証券会社で抽選に申し込む必要がある。
大規模IPOのため多数の証券会社から抽選参加できると考えられるが、特に狙いたいのは当選本数の多い主幹事証券会社だ。
主幹事となることが多いのは野村証券や大和証券などであり、これらの証券会社ではIPO抽選に参加できる体制を整えておきたい。
また、メルカリの大株主にGMOグループが存在することから、普段はIPO取扱が少なめのGMOクリック証券が狙い目となる可能性もあると個人的に分析している。証券会社ごとのIPO株割当数量に要注目だ。
■メルカリ上場で恩恵を受ける銘柄
<2497>ユナイテッド
メルカリの前進企業「コウゾウ」と資本業務提携した実績があり、メルカリ関連銘柄の筆頭格と言える。ユナイテッドは黒字化こそしているもののマザーズ上場の新興銘柄であり、成長期待を背景に資金を取り込んでいる。2017年のメルカリ上場観測時にも株価が急騰した実績があることから、6月のメルカリ上場に向けて注目度が高まる場面があると考えられる。
<9449>GMOインターネット
GMOグループのベンチャーキャピタルがメルカリに出資していることから、メルカリ上場で恩恵を受けられるだろう。GMOクリック証券でメルカリIPOの取り扱いがあれば、証券ビジネスでも新たな顧客を取り込むチャンスとなる。
<8031>三井物産
三井物産は伊藤忠商事などとともにメルカリに出資しており、関連銘柄として物色対象になる可能性がある。PERは1ケタ台であるほか、配当利回りが3%を超えており配当狙いの投資家からも資金を集めるチャンスがある。
■まとめ
株式市場の着実な回復を背景に個人投資家の利益確定売りが進んでいることから、IPO銘柄への投資余力が大きい投資家も少なくないと考えられる。
IPO件数は5月が少なく、6月が多くなると見込まれており、6月のメルカリIPOでは多くの資金が流入しやすくなるのではないか。
メルカリ上場で恩恵のありそうな銘柄群には昨年に上場見通しが伝えられた段階でも資金流入が見られた銘柄があり、今回もメルカリ上場が実現に向かうにつれて株価上昇が期待されている。
IPOで初値が高騰すれば利益を関連銘柄への再投資に回す動きが出る可能性もあり、仮条件や公募価格の設定や初値などに注目しておきたい。
その他の細かな情報・展望は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している仮想通貨などもブログにて多数紹介中。
ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、HERO、ICO、人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、フィンテック関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄など。
興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株&仮想通貨ブログ
ツイッター:@kabusikoumei
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※2018年5月13日9時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
大手フリマアプリとして高い知名度を誇るメルカリが、2018年5月に入り東京証券取引所に上場申請を行い、6月19日に東証マザーズ市場への上場が予定されている。
昨年に上場予定だったものの、資金決済法に触れる懸念があったために上場が延期されていたが、その時から注目度の高いIPO銘柄として投資家から期待されていた案件だ。
上場審査の通過発表や、公募価格の決定などの節目ごとに、関連銘柄に資金が流入することも考えられ、今一度恩恵を受ける銘柄に着目しておきたい。
■メルカリ上場の期待値
6月19日にマザーズ上場予定のメルカリは、2013年設立の新興企業だ。個人でも利用しやすいアプリを提供し、不要なものをお金に変えたいと考えていた人々のニーズをつかんだ。売上高とともに企業価値も急上昇し、いわゆる「ユニコーン企業」とされている。
メルカリの企業価値は1,000億円を超える水準と考えられており、IPOでも巨額の資金を集めやすい状況だ。IPOの実施時期に目を向けると、4月には多数のIPOが実施された一方で、5月は末日のラクスル上場のみの予定となっている。
そのため、6月IPO銘柄には株式市場の回復などでも投資余力を高めている投資家が資金を流入させやすいと考えられる。
メルカリと同様に事前の注目度が高かったLINEのIPO(2016年)では、仮条件の引き上げが実施されたにもかかわらず公募価格を50%近く上回る初値がついた。メルカリIPOはLINEと同様に高い注目を集めると考えられ、初値高騰もあり得るだろう。
■メルカリ上場後の展望
メルカリは出品手数料が無料であることから、多くのユーザーが出品に踏み切りやすいサービスと言える。販売手数料収入等で利益を確保するビジネスモデルであり、費用先行が懸念されるもののすでに黒字化している。
今後は売上高のさらなる伸びと合わせて大幅増益にも期待したい銘柄だ。IPO時には成長性の高い銘柄に対してPERが100倍を超えるなど予想以上の初値がつくケースもある。
ただ、当初は指標面で割高感が強くても、利益が急成長すれば数値は改善する。
メルカリも不適切な出品の取り締まりなどを進めつつ利用者層を拡大できれば、利益成長への期待が高まり指標面での割高感が許容されやすくなるだろう。メルカリ上場時に株式を入手しておきたい場合は、IPO取扱を実施する証券会社で抽選に申し込む必要がある。
大規模IPOのため多数の証券会社から抽選参加できると考えられるが、特に狙いたいのは当選本数の多い主幹事証券会社だ。
主幹事となることが多いのは野村証券や大和証券などであり、これらの証券会社ではIPO抽選に参加できる体制を整えておきたい。
また、メルカリの大株主にGMOグループが存在することから、普段はIPO取扱が少なめのGMOクリック証券が狙い目となる可能性もあると個人的に分析している。証券会社ごとのIPO株割当数量に要注目だ。
■メルカリ上場で恩恵を受ける銘柄
<2497>ユナイテッド
メルカリの前進企業「コウゾウ」と資本業務提携した実績があり、メルカリ関連銘柄の筆頭格と言える。ユナイテッドは黒字化こそしているもののマザーズ上場の新興銘柄であり、成長期待を背景に資金を取り込んでいる。2017年のメルカリ上場観測時にも株価が急騰した実績があることから、6月のメルカリ上場に向けて注目度が高まる場面があると考えられる。
<9449>GMOインターネット
GMOグループのベンチャーキャピタルがメルカリに出資していることから、メルカリ上場で恩恵を受けられるだろう。GMOクリック証券でメルカリIPOの取り扱いがあれば、証券ビジネスでも新たな顧客を取り込むチャンスとなる。
<8031>三井物産
三井物産は伊藤忠商事などとともにメルカリに出資しており、関連銘柄として物色対象になる可能性がある。PERは1ケタ台であるほか、配当利回りが3%を超えており配当狙いの投資家からも資金を集めるチャンスがある。
■まとめ
株式市場の着実な回復を背景に個人投資家の利益確定売りが進んでいることから、IPO銘柄への投資余力が大きい投資家も少なくないと考えられる。
IPO件数は5月が少なく、6月が多くなると見込まれており、6月のメルカリIPOでは多くの資金が流入しやすくなるのではないか。
メルカリ上場で恩恵のありそうな銘柄群には昨年に上場見通しが伝えられた段階でも資金流入が見られた銘柄があり、今回もメルカリ上場が実現に向かうにつれて株価上昇が期待されている。
IPOで初値が高騰すれば利益を関連銘柄への再投資に回す動きが出る可能性もあり、仮条件や公募価格の設定や初値などに注目しておきたい。
その他の細かな情報・展望は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
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興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
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ツイッター:@kabusikoumei
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