前場に注目すべき3つのポイント〜日経平均は22000円の攻防に
[18/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均は22000円の攻防に
■決算チェック:菱洋エレク、第1四半期営業利益の進捗率は44.1%
■前場の注目材料:三井化学、蘭に新工場、PPコンパウンド、車向け年3万トン
■日経平均は22000円の攻防に
30日の日本株市場は不安定な相場展開を余儀なくされよう。祝日明け29日の米国市場はNYダウが390ドル超安の下落となった。イタリアやスペインなど南欧の政治リスクが嫌気された。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比260円安の22040円となり、一時 21915円と22000円を下回る場面もみられた。円相場は1ドル108円50銭台と円高傾向にある。この流れから先物主導でギャップダウンでのスタートなりやすく、指数インパクトの大きい値嵩株が日経平均を押し下げる格好となろう。
シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は75日線や200日線が位置する22000円近辺が意識されている。24日のシカゴ日経225先物は一時22075円まで下げ幅を拡大する場面をみせていた。これが幻から現実に変わることで、いったんは達成感が意識されてくる。そのため、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。また、米朝首脳会談の開催に向けた動き等は売り込みづらくさせよう。
とは言え一目均衡表では雲のねじれの局面に接近している。遅行スパンは実線を割り込み、下方シグナル発生が近づいており、テクニカル面でのシグナル悪化が警戒される。また、月末のインデックスイベントといった需給面での影響も手掛けづらくさせよう。そのため、物色は中小型株にシフトしやすい需給状況とみられるが、よりディフェンシブ系のほか、好業績でトレンドの強い銘柄等に絞られてきそうだ。
(村瀬 智一)
■菱洋エレク、第1四半期営業利益の進捗率は44.1%
菱洋エレク<8068>は29日、第1四半期業績を発表。営業利益は前年同期比35.4%増の4.41億円となり、通期計画に対する進捗率は44.1%だった。通期のコンセンサス(16.20億円)に対する進捗率は27.2%となり、順調な進捗となった。携帯ショップ用端末やPC周辺機器向け半導体が減少したが、売上総利益率の改善によりセグメント利益は増加した。
■前場の注目材料
・米長期金利が低下
・朝鮮半島をめぐる地政学リスク後退
・日銀が大規模緩和継続
・好業績銘柄には買い
・三井化学<4183>、蘭に新工場、PPコンパウンド、車向け年3万トン
・レオパレス21<8848>、建築基準法違反疑い、「速やかに補修」
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 商業動態統計(4月)
・09:00 黒田日銀総裁が金融研究所主催の2018年国際コンファランスであいさつ
<海外>
・特になし
<HT>
■株式見通し:日経平均は22000円の攻防に
■決算チェック:菱洋エレク、第1四半期営業利益の進捗率は44.1%
■前場の注目材料:三井化学、蘭に新工場、PPコンパウンド、車向け年3万トン
■日経平均は22000円の攻防に
30日の日本株市場は不安定な相場展開を余儀なくされよう。祝日明け29日の米国市場はNYダウが390ドル超安の下落となった。イタリアやスペインなど南欧の政治リスクが嫌気された。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比260円安の22040円となり、一時 21915円と22000円を下回る場面もみられた。円相場は1ドル108円50銭台と円高傾向にある。この流れから先物主導でギャップダウンでのスタートなりやすく、指数インパクトの大きい値嵩株が日経平均を押し下げる格好となろう。
シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は75日線や200日線が位置する22000円近辺が意識されている。24日のシカゴ日経225先物は一時22075円まで下げ幅を拡大する場面をみせていた。これが幻から現実に変わることで、いったんは達成感が意識されてくる。そのため、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。また、米朝首脳会談の開催に向けた動き等は売り込みづらくさせよう。
とは言え一目均衡表では雲のねじれの局面に接近している。遅行スパンは実線を割り込み、下方シグナル発生が近づいており、テクニカル面でのシグナル悪化が警戒される。また、月末のインデックスイベントといった需給面での影響も手掛けづらくさせよう。そのため、物色は中小型株にシフトしやすい需給状況とみられるが、よりディフェンシブ系のほか、好業績でトレンドの強い銘柄等に絞られてきそうだ。
(村瀬 智一)
■菱洋エレク、第1四半期営業利益の進捗率は44.1%
菱洋エレク<8068>は29日、第1四半期業績を発表。営業利益は前年同期比35.4%増の4.41億円となり、通期計画に対する進捗率は44.1%だった。通期のコンセンサス(16.20億円)に対する進捗率は27.2%となり、順調な進捗となった。携帯ショップ用端末やPC周辺機器向け半導体が減少したが、売上総利益率の改善によりセグメント利益は増加した。
■前場の注目材料
・米長期金利が低下
・朝鮮半島をめぐる地政学リスク後退
・日銀が大規模緩和継続
・好業績銘柄には買い
・三井化学<4183>、蘭に新工場、PPコンパウンド、車向け年3万トン
・レオパレス21<8848>、建築基準法違反疑い、「速やかに補修」
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 商業動態統計(4月)
・09:00 黒田日銀総裁が金融研究所主催の2018年国際コンファランスであいさつ
<海外>
・特になし
<HT>