6日の米国市場ダイジェスト:NYダウは99.74ドル高、雇用統計を好感
[18/07/09]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは99.74ドル高、雇用統計を好感
6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は99.74ドル高の24456.48、ナスダックは101.96ポイント高の7688.39で取引を終了した。6月雇用統計で非農業雇用者数が前月比21万3千人増と予想を大幅に上振れ、買いが先行。アルツハイマー治療薬に対する良好な治験結果を受けて医薬品・バイオセクターに買いが広がったほか、米中貿易摩擦に関する材料出尽くし感もあり、堅調推移となった。セクター別では全面高となり、医薬品・バイオテクノロジーやソフトウェア・サービスの上昇が目立った。
医薬品のバイオジェン(BIIB)は、日本の同業エーザイと開発中のアルツハイマー治療薬で良好な治験結果が得られたことを明らかにし、急騰。モバイル決済のスクエア(SQ)は、米連邦預金保険公社(FDIC)への融資銀行ライセンスの申請を撤回し、上昇。中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は、一部アナリストが業績見通しに強気な見通しを示し、堅調推移。大手行のJPモルガン(JPM)は、ドイツ銀行株の取得に関心を示していると報じられ、買われたが、後に同報道を否定している。
ハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は、米国による鉄鋼・アルミニウム関税への懸念は雇用統計で示されなかったと主張した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:失業率が予想外に上昇しドル売りに拍車
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円69銭まで上昇後、110円38銭まで反落し、110円46銭で引けた。米6月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に2カ月連続で20万人台の伸びを示したため、いったんドル買いが強まった。一方、失業率が予想外に上昇したほか、賃金の伸びが予想を下回ったため、米債利回りが低下、連れてドル売りに拍車がかかった。ユーロ・ドルは、1.1712ドルから1.1767ドルまで上昇し1.1744ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売りが後退した。ユーロ・円は、129円56銭から129円97銭まで上昇。
■NY原油:反発で73.80ドル、戻り売りの興味も散見
NY原油先物8月限は反発(NYMEX原油8月限終値:73.80 ↑0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.86ドルの73.80ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時73.93ドルまで買われた。イラン革命防衛隊高官が、ホルムズ海峡を通過する原油輸送を阻止する可能性があると警告していることや、一部産油国の生産水準が回復していないため、供給不足の状態が続いているとの見方が原油先物の反発を促した。ただ、米国と中国が互いに制裁関税を発動したことが世界経済に打撃を与えるとの懸念も浮上しており、戻り売りの興味も散見された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.03ドル +0.11ドル(+0.39%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.09ドル +0.39ドル(+0.84%)
ゴールドマン・サックス(GS)221.79ドル +1.05ドル(+0.48%)
インテル(INTC) 51.37ドル +0.62ドル(+1.22%)
アップル(AAPL) 187.97ドル +2.57ドル(+1.39%)
アルファベット(GOOG) 1140.17ドル +15.90ドル(+1.41%)
フェイスブック(FB) 203.23ドル +4.78ドル(+2.41%)
キャタピラー(CAT) 135.41ドル -0.40ドル(-0.29%)
アルコア(AA) 47.14ドル +0.26ドル(+0.55%)
ウォルマート(WMT) 84.51ドル -0.06ドル(-0.07%)
スプリント(S) 5.63ドル +0.15ドル(+2.74%)
<HT>
6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は99.74ドル高の24456.48、ナスダックは101.96ポイント高の7688.39で取引を終了した。6月雇用統計で非農業雇用者数が前月比21万3千人増と予想を大幅に上振れ、買いが先行。アルツハイマー治療薬に対する良好な治験結果を受けて医薬品・バイオセクターに買いが広がったほか、米中貿易摩擦に関する材料出尽くし感もあり、堅調推移となった。セクター別では全面高となり、医薬品・バイオテクノロジーやソフトウェア・サービスの上昇が目立った。
医薬品のバイオジェン(BIIB)は、日本の同業エーザイと開発中のアルツハイマー治療薬で良好な治験結果が得られたことを明らかにし、急騰。モバイル決済のスクエア(SQ)は、米連邦預金保険公社(FDIC)への融資銀行ライセンスの申請を撤回し、上昇。中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は、一部アナリストが業績見通しに強気な見通しを示し、堅調推移。大手行のJPモルガン(JPM)は、ドイツ銀行株の取得に関心を示していると報じられ、買われたが、後に同報道を否定している。
ハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は、米国による鉄鋼・アルミニウム関税への懸念は雇用統計で示されなかったと主張した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:失業率が予想外に上昇しドル売りに拍車
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円69銭まで上昇後、110円38銭まで反落し、110円46銭で引けた。米6月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に2カ月連続で20万人台の伸びを示したため、いったんドル買いが強まった。一方、失業率が予想外に上昇したほか、賃金の伸びが予想を下回ったため、米債利回りが低下、連れてドル売りに拍車がかかった。ユーロ・ドルは、1.1712ドルから1.1767ドルまで上昇し1.1744ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売りが後退した。ユーロ・円は、129円56銭から129円97銭まで上昇。
■NY原油:反発で73.80ドル、戻り売りの興味も散見
NY原油先物8月限は反発(NYMEX原油8月限終値:73.80 ↑0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.86ドルの73.80ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時73.93ドルまで買われた。イラン革命防衛隊高官が、ホルムズ海峡を通過する原油輸送を阻止する可能性があると警告していることや、一部産油国の生産水準が回復していないため、供給不足の状態が続いているとの見方が原油先物の反発を促した。ただ、米国と中国が互いに制裁関税を発動したことが世界経済に打撃を与えるとの懸念も浮上しており、戻り売りの興味も散見された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.03ドル +0.11ドル(+0.39%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.09ドル +0.39ドル(+0.84%)
ゴールドマン・サックス(GS)221.79ドル +1.05ドル(+0.48%)
インテル(INTC) 51.37ドル +0.62ドル(+1.22%)
アップル(AAPL) 187.97ドル +2.57ドル(+1.39%)
アルファベット(GOOG) 1140.17ドル +15.90ドル(+1.41%)
フェイスブック(FB) 203.23ドル +4.78ドル(+2.41%)
キャタピラー(CAT) 135.41ドル -0.40ドル(-0.29%)
アルコア(AA) 47.14ドル +0.26ドル(+0.55%)
ウォルマート(WMT) 84.51ドル -0.06ドル(-0.07%)
スプリント(S) 5.63ドル +0.15ドル(+2.74%)
<HT>