17日の米国市場ダイジェスト:NYダウは55ドル高、パウエル議長の発言を好感
[18/07/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは55ドル高、パウエル議長の発言を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は55.53ドル高の25119.89、ナスダックは49.40ポイント高の7855.12で取引を終了した。昨日引け後に発表された動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)の決算が予想を下振れ、ハイテク株を中心に大きく下落して寄り付いたものの、その後は買い戻しが優勢となった。議会証言でパウエルFRB議長が米景気の堅調さを強調し、緩やかな利上げ継続を支持したことも好感されたほか、主要決算発表への期待感から引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、素材や半導体・半導体製造装置が上昇する一方でメディアや不動産が下落した。
医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、決算内容が予想を上振れ、堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、昨日から実施している「プライムデー」のセールで、開始直後にシステム障害が発生したものの、過去最高の売上で推移していることが報じられ上昇。小売最大手のウォルマート(WMT)は。人工知能(AI)や機械学習に関してマイクロソフトとの提携を発表し買われた。一方で、医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は、保険料収入が予想を下振れ下落した。
航空機のボーイング(BA)は、今後20年間に航空機及び関連支援サービス市場が15兆ドルに達するとの見通しを示した。アジア太平洋地域の成長が著しく、新たな航空機納入の約40%を占める。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル全面高、パウエルFRB議長は段階的な利上げ軌道を確認
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円58銭から112円93銭まで上昇し、112円88銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は半期議会証言(上院銀行委員会)で米国経済や労働市場が引き続き強く、「当面、緩やかな追加利上げが最善」との考えを示したため追加利上げを織り込むドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1709ドルから1.1650ドルまで下落し1.1662ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが再燃。ユーロ・円は、131円99銭まで上昇後、131円53銭まで反落。ポンド・ドルは、1.3198ドルから1.3070ドルまで下落した。英国中央銀行のカーニー総裁は、「ノーディール離脱」が金融政策決定において、イベントになりうると言及。欧州連合(EU)離脱方針を巡りメイ英首相が政治的な影響力を弱めており、EUは離脱交渉が何も合意できないまま強行的に離脱する「ノーディール離脱」に備えていると報じられたことからポンド売りに一段と拍車がかかった。ドル・スイスは、0.9946フランから1.0002フランまで上昇した。
■NY原油:もみ合いで68.08ドル、株高を意識した買いが入る
17日のNY原油先物8月限はもみ合い(NYMEX原油8月限終値:68.08 ↑0.02)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.02ドルの68.08ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.03ドルまで売られたが、米国経済の持続的な成長への期待が広がり、原油需要がただちに減少する可能性は低いとの理由で原油先物を買い戻す動きがみられた。パウエルFRB議長の議会証言を受けて売りが強まる場面があったが、株高を意識した買いも入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.01ドル +0.23ドル(+0.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.18ドル +0.28ドル(+0.57%)
ゴールドマン・サックス(GS)231.02ドル -0.42ドル(-0.18%)
インテル(INTC) 51.75ドル -0.26ドル(-0.50%)
アップル(AAPL) 191.45ドル +0.54ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 1198.80ドル +14.94ドル(+1.26%)
フェイスブック(FB) 209.99ドル +2.76ドル(+1.33%)
キャタピラー(CAT) 138.95ドル +0.87ドル(+0.63%)
アルコア(AA) 48.02ドル +0.61ドル(+1.29%)
ウォルマート(WMT) 88.19ドル +0.55ドル(+0.63%)
スプリント(S) 5.59ドル -0.06ドル(-1.06%)
<HT>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は55.53ドル高の25119.89、ナスダックは49.40ポイント高の7855.12で取引を終了した。昨日引け後に発表された動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)の決算が予想を下振れ、ハイテク株を中心に大きく下落して寄り付いたものの、その後は買い戻しが優勢となった。議会証言でパウエルFRB議長が米景気の堅調さを強調し、緩やかな利上げ継続を支持したことも好感されたほか、主要決算発表への期待感から引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、素材や半導体・半導体製造装置が上昇する一方でメディアや不動産が下落した。
医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、決算内容が予想を上振れ、堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、昨日から実施している「プライムデー」のセールで、開始直後にシステム障害が発生したものの、過去最高の売上で推移していることが報じられ上昇。小売最大手のウォルマート(WMT)は。人工知能(AI)や機械学習に関してマイクロソフトとの提携を発表し買われた。一方で、医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は、保険料収入が予想を下振れ下落した。
航空機のボーイング(BA)は、今後20年間に航空機及び関連支援サービス市場が15兆ドルに達するとの見通しを示した。アジア太平洋地域の成長が著しく、新たな航空機納入の約40%を占める。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル全面高、パウエルFRB議長は段階的な利上げ軌道を確認
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円58銭から112円93銭まで上昇し、112円88銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は半期議会証言(上院銀行委員会)で米国経済や労働市場が引き続き強く、「当面、緩やかな追加利上げが最善」との考えを示したため追加利上げを織り込むドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1709ドルから1.1650ドルまで下落し1.1662ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが再燃。ユーロ・円は、131円99銭まで上昇後、131円53銭まで反落。ポンド・ドルは、1.3198ドルから1.3070ドルまで下落した。英国中央銀行のカーニー総裁は、「ノーディール離脱」が金融政策決定において、イベントになりうると言及。欧州連合(EU)離脱方針を巡りメイ英首相が政治的な影響力を弱めており、EUは離脱交渉が何も合意できないまま強行的に離脱する「ノーディール離脱」に備えていると報じられたことからポンド売りに一段と拍車がかかった。ドル・スイスは、0.9946フランから1.0002フランまで上昇した。
■NY原油:もみ合いで68.08ドル、株高を意識した買いが入る
17日のNY原油先物8月限はもみ合い(NYMEX原油8月限終値:68.08 ↑0.02)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.02ドルの68.08ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.03ドルまで売られたが、米国経済の持続的な成長への期待が広がり、原油需要がただちに減少する可能性は低いとの理由で原油先物を買い戻す動きがみられた。パウエルFRB議長の議会証言を受けて売りが強まる場面があったが、株高を意識した買いも入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.01ドル +0.23ドル(+0.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.18ドル +0.28ドル(+0.57%)
ゴールドマン・サックス(GS)231.02ドル -0.42ドル(-0.18%)
インテル(INTC) 51.75ドル -0.26ドル(-0.50%)
アップル(AAPL) 191.45ドル +0.54ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 1198.80ドル +14.94ドル(+1.26%)
フェイスブック(FB) 209.99ドル +2.76ドル(+1.33%)
キャタピラー(CAT) 138.95ドル +0.87ドル(+0.63%)
アルコア(AA) 48.02ドル +0.61ドル(+1.29%)
ウォルマート(WMT) 88.19ドル +0.55ドル(+0.63%)
スプリント(S) 5.59ドル -0.06ドル(-1.06%)
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