23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは13ドル安、主要企業決算を控えて手控えムード
[18/07/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは13ドル安、主要企業決算を控えて手控えムード
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は13.83ドル安の25044.29、ナスダックは21.67ポイント高の7841.87で取引を終了した。米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まったほか、中国および欧州連合(EU)との貿易摩擦問題も先行き不透明感が根強く、売りが先行。長期金利の上昇で金融関連株が選好され、下げ場を縮小したものの、今週に発表が予定される複数の主要企業決算を見極めたいとの思惑から、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方で資本財や食品・飲料・タバコが下落した。
石油サービスのハリバートン(HAL)は、営業利益が予想に届かず、下落。電気自動車のテスラ(TSLA)は、サプライヤー各社に過去に支払った代金の一部返金を要請したことが嫌気され軟調推移。自動車大手のフィアット・クライスラー(FCAU)は、CEOの退任が報じられ売られた。一方で、玩具メーカーのハズブロ(HAS)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)は、ヘッジファンドのサード・ポイントが同社株の取得したと報じられ堅調推移。
マーケット終了後に検索大手のアルファベット(GOOGL)が発表した4-6月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル反発、米財務長官が長期的なドル高政策を再確認
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円09銭から111円54銭まで上昇し、111円35銭で引けた。ムニューシン米財務長官が週末、米国の長期的なドル高政策を再確認したほか、トランプ大統領と同様、連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を尊重し、パウエルFRB議長の金利判断を支持すると表明したため、ドル売りは後退した。米6月シカゴ連銀全米活動指数が予想を上回ったことや、27日に発表される米4-6月期国内総生産(GDP)の強い成長を期待した債券利回りの上昇を受けたドル買いも再開した。
ユーロ・ドルは、1.1728ドルから1.1684ドルまで下落し、1.1692ドルで引けた。ユーロ・円は、130円15銭から130円45銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3144ドルから1.3083ドルまで下落した。引き続き「ノーディール離脱」への警戒感がくすぶりポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9908フランから0.9942フランまで上昇した。
■NY原油:反落で67.89ドル、ドル安一服や米長期金利の上昇を嫌気した売りも
NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:67.89 ↓0.37)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比−0.37ドルの67.89ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.60ドルまで売られた。ドル安が一服したことや需給関係のひっ迫に対する警戒感がやや低下したことが要因。米長期金利の上昇も多少嫌気されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.75ドル +0.62ドル(+2.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.74ドル +0.47ドル(+0.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)233.76ドル +2.07ドル(+0.89%)
インテル(INTC) 52.31ドル +0.40ドル(+0.77%)
アップル(AAPL) 191.61ドル +0.17ドル(+0.09%)
アルファベット(GOOG) 1205.50ドル +20.59ドル(+1.74%)
フェイスブック(FB) 210.91ドル +0.97ドル(+0.46%)
キャタピラー(CAT) 136.28ドル -0.54ドル(-0.39%)
アルコア(AA) 41.33ドル +1.01ドル(+2.50%)
ウォルマート(WMT) 87.63ドル -0.43ドル(-0.49%)
スプリント(S) 5.41ドル -0.05ドル(-0.92%)
<HT>
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は13.83ドル安の25044.29、ナスダックは21.67ポイント高の7841.87で取引を終了した。米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まったほか、中国および欧州連合(EU)との貿易摩擦問題も先行き不透明感が根強く、売りが先行。長期金利の上昇で金融関連株が選好され、下げ場を縮小したものの、今週に発表が予定される複数の主要企業決算を見極めたいとの思惑から、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方で資本財や食品・飲料・タバコが下落した。
石油サービスのハリバートン(HAL)は、営業利益が予想に届かず、下落。電気自動車のテスラ(TSLA)は、サプライヤー各社に過去に支払った代金の一部返金を要請したことが嫌気され軟調推移。自動車大手のフィアット・クライスラー(FCAU)は、CEOの退任が報じられ売られた。一方で、玩具メーカーのハズブロ(HAS)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)は、ヘッジファンドのサード・ポイントが同社株の取得したと報じられ堅調推移。
マーケット終了後に検索大手のアルファベット(GOOGL)が発表した4-6月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル反発、米財務長官が長期的なドル高政策を再確認
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円09銭から111円54銭まで上昇し、111円35銭で引けた。ムニューシン米財務長官が週末、米国の長期的なドル高政策を再確認したほか、トランプ大統領と同様、連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を尊重し、パウエルFRB議長の金利判断を支持すると表明したため、ドル売りは後退した。米6月シカゴ連銀全米活動指数が予想を上回ったことや、27日に発表される米4-6月期国内総生産(GDP)の強い成長を期待した債券利回りの上昇を受けたドル買いも再開した。
ユーロ・ドルは、1.1728ドルから1.1684ドルまで下落し、1.1692ドルで引けた。ユーロ・円は、130円15銭から130円45銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3144ドルから1.3083ドルまで下落した。引き続き「ノーディール離脱」への警戒感がくすぶりポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9908フランから0.9942フランまで上昇した。
■NY原油:反落で67.89ドル、ドル安一服や米長期金利の上昇を嫌気した売りも
NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:67.89 ↓0.37)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比−0.37ドルの67.89ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.60ドルまで売られた。ドル安が一服したことや需給関係のひっ迫に対する警戒感がやや低下したことが要因。米長期金利の上昇も多少嫌気されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.75ドル +0.62ドル(+2.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.74ドル +0.47ドル(+0.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)233.76ドル +2.07ドル(+0.89%)
インテル(INTC) 52.31ドル +0.40ドル(+0.77%)
アップル(AAPL) 191.61ドル +0.17ドル(+0.09%)
アルファベット(GOOG) 1205.50ドル +20.59ドル(+1.74%)
フェイスブック(FB) 210.91ドル +0.97ドル(+0.46%)
キャタピラー(CAT) 136.28ドル -0.54ドル(-0.39%)
アルコア(AA) 41.33ドル +1.01ドル(+2.50%)
ウォルマート(WMT) 87.63ドル -0.43ドル(-0.49%)
スプリント(S) 5.41ドル -0.05ドル(-0.92%)
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