前場に注目すべき3つのポイント〜アルファベット決算はハイテクセクターへの支援材料に
[18/07/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:アルファベット決算はハイテクセクターへの支援材料に
■決算チェック:テックファーム、業績修正を発表、売上高・セグメント利益はともに過去最高
■前場の注目材料:旭化成、車向け樹脂コンパウンド、タイ10%増産
■アルファベット決算はハイテクセクターへの支援材料に
24日の日本株市場は直近の下げに対する自律反発が意識されるものの、こう着感の強い相場展開が続きそうである。23日の米国市場はまちまちの展開。米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まったほか、中国および欧州連合(EU)との貿易摩擦問題も先行き不透明感が根強いなか、長期金利の上昇で金融関連株が選好された。主要企業の決算発表を見極めたいとする模様眺めムードも強かった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の22460円、円相場は1ドル111円30銭台で推移。
昨日300円超の下落を強いられた日経平均だが、一先ず支持線として意識される25日線レベルまでの調整を経て、いったんは自律反発が意識されるところであろう。円相場は1ドル111円台で落ち着きをみせていることもあり、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からの反発が意識されそうだ。また、米アルファベットが発表した4-6月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れ、時間外で上昇しており、ハイテクセクターへの支援材料になりそうだ。
もっとも、米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まっているほか、米中貿易摩擦への警戒、米欧首脳会談での自動車・自動車部品に対する関税導入に関する交渉を見極めたいところであろう。さらに、日銀の出口戦略への思惑から為替相場は円高に振れやすい状況でもあり、指数インパクトの大きい値がさ株を中心に売り仕掛け的な動きが強まる可能性も引き続き警戒しておきたいところであろう。エーザイ<4523>は欧州系証券による格下げを受けて調整が見込まれており、日経平均の重石になる可能性もある。
また、昨日見られた金融株のリバウンドからNT倍率の修正が意識されてくるようだと、金融株物色が持続する可能性もあろうが、下へのバイアスが強まる局面においては、金融セクターについても、戻り待ちの売り圧力に押されやすいところ。その為、本格化する決算を手掛かりとした個別物色のほか、IPO銘柄でのリスク回避の動きが中心になりそうだ。
■テックファーム、業績修正を発表、売上高・セグメント利益はともに過去最高
テックファーム<3625>は23日、2018年6月期業績予想の修正を発表。売上高が従来の53億円から58億円に、営業利益を3.6億円から5.6億円に上方修正した。自動車アフターマーケット事業において、部品商・ガラス商向けシステムの販売が拡大。また、主力の整備システムの販売も順調に推移した。その他、ソフトウエア受託開発事業においても、注力領域である AI/IoT ソリューション案件の受注が好調であり、売上高・セグメント利益はともに過去最高となる見込み。
■前場の注目材料
・シカゴ日経225先物は上昇(22460、大阪比+80)
・ナスダックは上昇(7841.87、+21.68)
・SOX指数は上昇(1361.38、+2.19)
・VIX指数は下落(12.62、-0.24)
・1ドル111円30-40銭
・日銀が大規模緩和継続
・4−6月期好業績への期待
・三井化学<4183>、タイで車用樹脂増産、軽量化ニーズ対応
・JR九州<9142>、アリババと提携、観光振興、電子決済・情報発信
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・11:30 菅義偉官房長官が「共同通信きさらぎ会」で講演
<海外>
・特になし
<HT>
■株式見通し:アルファベット決算はハイテクセクターへの支援材料に
■決算チェック:テックファーム、業績修正を発表、売上高・セグメント利益はともに過去最高
■前場の注目材料:旭化成、車向け樹脂コンパウンド、タイ10%増産
■アルファベット決算はハイテクセクターへの支援材料に
24日の日本株市場は直近の下げに対する自律反発が意識されるものの、こう着感の強い相場展開が続きそうである。23日の米国市場はまちまちの展開。米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まったほか、中国および欧州連合(EU)との貿易摩擦問題も先行き不透明感が根強いなか、長期金利の上昇で金融関連株が選好された。主要企業の決算発表を見極めたいとする模様眺めムードも強かった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の22460円、円相場は1ドル111円30銭台で推移。
昨日300円超の下落を強いられた日経平均だが、一先ず支持線として意識される25日線レベルまでの調整を経て、いったんは自律反発が意識されるところであろう。円相場は1ドル111円台で落ち着きをみせていることもあり、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からの反発が意識されそうだ。また、米アルファベットが発表した4-6月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れ、時間外で上昇しており、ハイテクセクターへの支援材料になりそうだ。
もっとも、米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まっているほか、米中貿易摩擦への警戒、米欧首脳会談での自動車・自動車部品に対する関税導入に関する交渉を見極めたいところであろう。さらに、日銀の出口戦略への思惑から為替相場は円高に振れやすい状況でもあり、指数インパクトの大きい値がさ株を中心に売り仕掛け的な動きが強まる可能性も引き続き警戒しておきたいところであろう。エーザイ<4523>は欧州系証券による格下げを受けて調整が見込まれており、日経平均の重石になる可能性もある。
また、昨日見られた金融株のリバウンドからNT倍率の修正が意識されてくるようだと、金融株物色が持続する可能性もあろうが、下へのバイアスが強まる局面においては、金融セクターについても、戻り待ちの売り圧力に押されやすいところ。その為、本格化する決算を手掛かりとした個別物色のほか、IPO銘柄でのリスク回避の動きが中心になりそうだ。
■テックファーム、業績修正を発表、売上高・セグメント利益はともに過去最高
テックファーム<3625>は23日、2018年6月期業績予想の修正を発表。売上高が従来の53億円から58億円に、営業利益を3.6億円から5.6億円に上方修正した。自動車アフターマーケット事業において、部品商・ガラス商向けシステムの販売が拡大。また、主力の整備システムの販売も順調に推移した。その他、ソフトウエア受託開発事業においても、注力領域である AI/IoT ソリューション案件の受注が好調であり、売上高・セグメント利益はともに過去最高となる見込み。
■前場の注目材料
・シカゴ日経225先物は上昇(22460、大阪比+80)
・ナスダックは上昇(7841.87、+21.68)
・SOX指数は上昇(1361.38、+2.19)
・VIX指数は下落(12.62、-0.24)
・1ドル111円30-40銭
・日銀が大規模緩和継続
・4−6月期好業績への期待
・三井化学<4183>、タイで車用樹脂増産、軽量化ニーズ対応
・JR九州<9142>、アリババと提携、観光振興、電子決済・情報発信
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・11:30 菅義偉官房長官が「共同通信きさらぎ会」で講演
<海外>
・特になし
<HT>