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注目銘柄ダイジェスト(前場):JMC、カイノス、ブロドリーフなど

注目トピックス 市況・概況


カイノス<4556>:860円(+150円)
ストップ高水準まで急伸。18年4-6月期(第1四半期)決算を発表している。売上高は前年同期比19.5%増の11.78億円、営業利益は同2.5倍の1.98億円と大幅な増益で着地した。免疫検査分野において輸血検査試薬などが堅調に推移した。生化学検査分野やその他の分野も増収となった。19年3月期の通期業績については、営業利益で前期比12.4%減の4.00億円とする従来予想を据え置いている。


ブロドリーフ<3673>:744円(+94円)
大幅続伸。前日に第2四半期業績予想の大幅上方修正を発表している。営業利益は従来予想の9.5億円から15.4億円に増額、システム販売分野の好調推移が背景となっている。第1四半期から損益は改善傾向にあったが、水準自体は2.6億円にとどまっていたことから、今後の繁忙期に向けての期待感なども高まる状況となっている。


日車輌<7102>:302円(+27円)
大幅続伸。前日に発表した第1四半期好決算が好感材料とされている。営業利益は15.9億円で前年同期比2.3倍、上半期計画の7億円、同87.4%減益を大きく上回る着地となっている。売上は大きく減少したものの、建設機械事業における利益の増加および、鉄道車両事業、エンジニアリング事業における利益の改善などが背景となっている。収益性の改善傾向継続により、据え置きの業績予想は大幅な上振れが期待できるとの見方に。


JMC<5704>:2271円( - )
ストップ高買い気配。18年12月期の上期(1-6月)業績を上方修正している。営業利益は従来予想の0.36億円から1.64億円(前年同期は0.03億円)へと引き上げた。3Dプリンター出力事業では心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」や医療案件が好調に推移し、鋳造事業では新工場が順調に立ち上り、自動車のEV化による新規部品開発や重要保安部品の試作案件等が増加した。なお、通期予想については現在精査中としている。


三菱マ<5711>:3110円(+110円)
大幅続伸。同社や住友鉱山、東邦亜鉛など資源関連株の主力が買われている。昨日のLME銅価格は2.69%の上昇、アルミなども含めて資源価格が上昇した。世界最大の銅鉱山でストライキが続いていることなどが価格を押し上げる形になっている。欧州株式市場ではBHPビリトンなどが大幅上昇しており、国内の関連銘柄もつれ高する展開に。


日立ハイテク<8036>:4285円(-155円)
売り先行。前日に第1四半期決算を発表、調整後営業利益は163億円で前年同期比4.1%増益、上半期計画は2ケタ増益となっているため、期待値には未達の内容と捉えられているもよう。科学・医用システムは増収増益となったものの、電子デバイスシステムが減収減益となった。また、会社側では半導体製造装置市場に関して、19年に来ると見込んでいた調整がやや前倒しになるとの見方も示している。


三菱自<7211>:894円(-35円)
大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は281億円で前年同期比36.3%増益となった。会社側通期計画の増益率12.0%増益に対して順調な進捗となっているほか、市場コンセンサスも20億円程度上回ったとみられる。ASEANでの販売好調やコスト抑制が効いた。ただ、前四半期の336億円からは水準が減少しているほか、北米の営業損益悪化なども不透明要因となり、期待感先行の反動が強まる動きになっている。



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