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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、貿易戦争回避や日銀金融緩和継続の思惑残る

注目トピックス 市況・概況
■弱含み、ECBによる早期利上げ観測後退

先週のユーロ・ドルは弱含み。米国と欧州連合(EU)の首脳会談で貿易摩擦の激化回避で合意したことから、ユーロ買いが一時活発となった。しかし、欧州中央銀行(ECB)は26日、「政策金利は少なくとも2019年夏の終わりまで据え置く」と改めて表明したことから、ユーロ売りが再び優勢となった。取引レンジ:1.1621ドル-1.1750ドル。

■弱含みか、ECB早期利上げ観測後退でドル選好地合い

今週のユーロ・ドルは弱含みか。欧州中銀(ECB)理事会で2019年夏まで利上げを見送る方針が改めて示されたことから、ユーロ売りが先行しそうだ。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)では、トランプ大統領から批判されても利上げ継続の方針が示される見通し。米国とユーロ圏の経済成長率に格差が生じていることから、ドル選好地合いが続くとみられる。

予想レンジ:1.1450ドル−1.1750ドル

■弱含み、日銀金融緩和策の修正観測広がる

先週のユーロ・円は弱含み。米国とEU首脳会談で、欧州は米国の液化天然ガスや大豆の輸入を拡大し、欧米ともに工業製品に対する関税引き下げを協議することで合意。貿易摩擦拡大が回避されたことを好感して、ユーロ買いになった。しかし、日本銀行が異次元緩和政策の修正を検討するとの観測が広がり、円買いが勝る展開となった。取引レンジ:129円13銭-130円75銭。

■下げ渋りか、貿易戦争回避や日銀金融緩和継続の思惑残る

今週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中銀(ECB)理事会で2019年夏まで利上げしない方針が改めて示され、ユーロは売られやすい展開となりそうだ。米欧間の貿易戦争は回避される見通しとなり、リスク回避的なユーロ売り・円買いは後退する見通し。ただし、日本銀行が金融政策決定会合で金融緩和策の修正を決定し、長期債利回りがややの上昇した場合、リスク選好的な円売りは縮小する可能性がある。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・7月31日:6月失業率(予想:8.3%、5月:8.4%)
・7月31日:7月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.0%、6月:+0.9%)
・8月3日:6月小売り売上高(前月比予想:+0.4%、5月:0.%)

予想レンジ:128円00銭-131円00銭




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