米国株見通し:米経済の堅調確認も貿易摩擦への懸念が依然重しに
[18/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
S&P500先物 2815.75(- 1.75) (18:05現在)
ナスダック100先物 7297.50(- 3.75) (18:05現在)
18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は5ドル安程度で推移している。欧州株式市場はほぼ全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.80ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、30日の米株式市場は売り先行気味に始まろう。
前週末発表された米国の4-6月期GDP速報値は、予想を下回ったものの前期比年率+4.1%となり、貿易摩擦への懸念が強まるなかでも経済が堅調であることが示されたとの見方に。米中の通商対立に協議の糸口はまだみつからず、引き続き最大の懸念要因であることは変わらない。ただ、中国の王外相は本日、「貿易赤字の根本原因は米国にある」とする一方、「中国は貿易戦争望まない」、「中国の対話への窓口はいつも開いている」と述べており、貿易戦争に関する過度の懸念は後退している。NY原油先物は、米トランプ政権の自動車燃費基準緩和案が燃料消費量の増加につながるとの見方が浮上、買い優勢の展開が見込まれる。
本日発表となる米経済指標は、6月中古住宅販売成約指数と7月ダラス連銀製造業活動指数。中古住宅指数はプラス転換だが、ダラス連銀指数は低下が予想されており、株式市場にポジティブな材料になるとは言い切れない。決算発表は、キャタピラーがある。
<KK>
ナスダック100先物 7297.50(- 3.75) (18:05現在)
18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は5ドル安程度で推移している。欧州株式市場はほぼ全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.80ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、30日の米株式市場は売り先行気味に始まろう。
前週末発表された米国の4-6月期GDP速報値は、予想を下回ったものの前期比年率+4.1%となり、貿易摩擦への懸念が強まるなかでも経済が堅調であることが示されたとの見方に。米中の通商対立に協議の糸口はまだみつからず、引き続き最大の懸念要因であることは変わらない。ただ、中国の王外相は本日、「貿易赤字の根本原因は米国にある」とする一方、「中国は貿易戦争望まない」、「中国の対話への窓口はいつも開いている」と述べており、貿易戦争に関する過度の懸念は後退している。NY原油先物は、米トランプ政権の自動車燃費基準緩和案が燃料消費量の増加につながるとの見方が浮上、買い優勢の展開が見込まれる。
本日発表となる米経済指標は、6月中古住宅販売成約指数と7月ダラス連銀製造業活動指数。中古住宅指数はプラス転換だが、ダラス連銀指数は低下が予想されており、株式市場にポジティブな材料になるとは言い切れない。決算発表は、キャタピラーがある。
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