30日の米国市場ダイジェスト:NYダウは144ドル安、ハイテク株に売りが広がる
[18/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは144ドル安、ハイテク株に売りが広がる
米国株式相場は下落。ダウ平均は144.23ドル安の25306.83、ナスダックは107.42ポイント安の7630.00で取引を終了した。主要経済指標の発表に乏しく、明日から開催するFOMC結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードとなるなか、SNSのフェイスブック(FB)の軟調決算の影響が続いており、ハイテク株を中心に終日軟調推移となった。セクター別では、電気通信サービスやエネルギーが上昇する一方でソフトウェア・サービスや小売が下落した。
食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は、通期の利益見通しを下方修正し下落。フェイスブックは、プライバシー問題の業績への影響は軽微との見方を示していたにも関わらず、今回の決算で株価急落を招いたことから、一部株主からザッカーバーグCEOの会長職交代を求める声が強まっており軟調推移。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)やSNSのツイッター(TWTR)など、成長期待の高いハイテク銘柄を中心に売られた。クレジットカードのアメリカンエキスプレス(AXP)は、一部ビジネス顧客向けの為替レートを無断で引き上げていた問題で、外部機関の調査を受ける計画を発表し下落。メディアのCBS(CBS)はムーンベスCEOのセクハラ問題を取締役会で協議する為、株主総会の延期を発表して下落。一方で、アクセサリーのフォッシル(FOSL)は、BMWと時計及びスマートウォッチに関するライセンス契約を締結し上昇した。
明日は引け後にアップルの決算発表が予定されているが、次期iPhoneに関する追加情報と米中貿易摩擦の影響についての発表に注目したい。特に次期iPhoneの発売時期が10月以降に遅れるとの一部報道もあり、7-9月期の業績見通しに次期iPhoneの9月中の売り上げが含まれるかどうかが焦点になりそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル伸び悩み、4%成長は持続できないとの見方も
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円13銭から、110円92銭まで下落し、111円04銭で引けた。米4-6月期国内総生産(GDP)は年率換算で4%台の高い伸びを記録したが、4%台の成長は持続できないとの見方が浮上したことから、ドル売りが優勢となった。トランプ米大統領が政府機関閉鎖の可能性について言及したことや、日本銀行は31日に開かれる金融政策決定会合で、長期金利の上昇を容認するとの憶測も流れた。ただ、米住宅関連指標などが予想を上回ったことから、一部でドルを買い戻す動きがみられた。
ユーロ・ドルは、1.1679ドルから1.1719ドルまで上昇し、1.1705ドルで引けた。域内の成長期待感を受けたユーロ買いが再燃。ユーロ・円は、129円74銭から130円07銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3107ドルから1.3152ドルまで上昇。英中央銀行の金融政策決定会合を控えて、利上げを織り込むポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、0.9929フランから0.9878フランまで下落した。
■NY原油:大幅反発で70.13ドル、供給不安が再び広がる
NY原油先物9月限は大幅反発(NYMEX原油9月限終値:70.13 ↑1.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+1.44ドルの70.13ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時70.43ドルまで買われた。供給不安を受けた買いが再燃した。サウジアラビアが引き続き紅海経由の原油輸出を一時停止しているほか、イラン、リビア、ベネズエラの石油輸出量も1月以来の低水準にとどまっていることを意識して短期筋などの買いが入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.31ドル +0.25ドル(+0.80%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.90ドル +0.15ドル(+0.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)238.95ドル +1.31ドル(+0.55%)
インテル(INTC) 47.69ドル +0.01ドル(+0.02%)
アップル(AAPL) 189.91ドル -1.07ドル(-0.56%)
アルファベット(GOOG) 1219.74ドル -18.76ドル(-1.51%)
フェイスブック(FB) 171.06ドル -3.83ドル(-2.19%)
キャタピラー(CAT) 139.75ドル -2.81ドル(-1.97%)
アルコア(AA) 42.58ドル -0.64ドル(-1.48%)
ウォルマート(WMT) 88.88ドル +0.75ドル(+0.85%)
スプリント(S) 5.49ドル 0.00ドル(0.00%)
<HT>
米国株式相場は下落。ダウ平均は144.23ドル安の25306.83、ナスダックは107.42ポイント安の7630.00で取引を終了した。主要経済指標の発表に乏しく、明日から開催するFOMC結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードとなるなか、SNSのフェイスブック(FB)の軟調決算の影響が続いており、ハイテク株を中心に終日軟調推移となった。セクター別では、電気通信サービスやエネルギーが上昇する一方でソフトウェア・サービスや小売が下落した。
食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は、通期の利益見通しを下方修正し下落。フェイスブックは、プライバシー問題の業績への影響は軽微との見方を示していたにも関わらず、今回の決算で株価急落を招いたことから、一部株主からザッカーバーグCEOの会長職交代を求める声が強まっており軟調推移。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)やSNSのツイッター(TWTR)など、成長期待の高いハイテク銘柄を中心に売られた。クレジットカードのアメリカンエキスプレス(AXP)は、一部ビジネス顧客向けの為替レートを無断で引き上げていた問題で、外部機関の調査を受ける計画を発表し下落。メディアのCBS(CBS)はムーンベスCEOのセクハラ問題を取締役会で協議する為、株主総会の延期を発表して下落。一方で、アクセサリーのフォッシル(FOSL)は、BMWと時計及びスマートウォッチに関するライセンス契約を締結し上昇した。
明日は引け後にアップルの決算発表が予定されているが、次期iPhoneに関する追加情報と米中貿易摩擦の影響についての発表に注目したい。特に次期iPhoneの発売時期が10月以降に遅れるとの一部報道もあり、7-9月期の業績見通しに次期iPhoneの9月中の売り上げが含まれるかどうかが焦点になりそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル伸び悩み、4%成長は持続できないとの見方も
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円13銭から、110円92銭まで下落し、111円04銭で引けた。米4-6月期国内総生産(GDP)は年率換算で4%台の高い伸びを記録したが、4%台の成長は持続できないとの見方が浮上したことから、ドル売りが優勢となった。トランプ米大統領が政府機関閉鎖の可能性について言及したことや、日本銀行は31日に開かれる金融政策決定会合で、長期金利の上昇を容認するとの憶測も流れた。ただ、米住宅関連指標などが予想を上回ったことから、一部でドルを買い戻す動きがみられた。
ユーロ・ドルは、1.1679ドルから1.1719ドルまで上昇し、1.1705ドルで引けた。域内の成長期待感を受けたユーロ買いが再燃。ユーロ・円は、129円74銭から130円07銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3107ドルから1.3152ドルまで上昇。英中央銀行の金融政策決定会合を控えて、利上げを織り込むポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、0.9929フランから0.9878フランまで下落した。
■NY原油:大幅反発で70.13ドル、供給不安が再び広がる
NY原油先物9月限は大幅反発(NYMEX原油9月限終値:70.13 ↑1.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+1.44ドルの70.13ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時70.43ドルまで買われた。供給不安を受けた買いが再燃した。サウジアラビアが引き続き紅海経由の原油輸出を一時停止しているほか、イラン、リビア、ベネズエラの石油輸出量も1月以来の低水準にとどまっていることを意識して短期筋などの買いが入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.31ドル +0.25ドル(+0.80%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.90ドル +0.15ドル(+0.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)238.95ドル +1.31ドル(+0.55%)
インテル(INTC) 47.69ドル +0.01ドル(+0.02%)
アップル(AAPL) 189.91ドル -1.07ドル(-0.56%)
アルファベット(GOOG) 1219.74ドル -18.76ドル(-1.51%)
フェイスブック(FB) 171.06ドル -3.83ドル(-2.19%)
キャタピラー(CAT) 139.75ドル -2.81ドル(-1.97%)
アルコア(AA) 42.58ドル -0.64ドル(-1.48%)
ウォルマート(WMT) 88.88ドル +0.75ドル(+0.85%)
スプリント(S) 5.49ドル 0.00ドル(0.00%)
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