注目銘柄ダイジェスト(前場):ぐるなび、日本M&A、インフォコムなど
[18/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
OLC<4661>:12130円(+510円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は298.3億円で前年同期比19.0%増益、市場コンセンサスも20億円以上上回っている。会社側の通期計画1134.7億円、前期比2.9%増益の上振れ期待などがあらためて高まっているようだ。35周年イベントや「イッツ・ア・スモールワールド」のリニューアル効果などによりテーマパーク入園者数が増加したほか、ホテル事業も順調に拡大している。
インフォコム<4348>:2870円(-250円)
大幅に反落。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業利益を前年同期比3.9%増の6.77億円と発表している。電子コミック配信サービスが好調に推移して利益を押し上げる一方、AIやヘルスケア事業での先行投入強化などが重しとなった。通期予想は前期比11.5%増の65.00億円で据え置いたが、進捗率は10.4%にとどまり、計画未達懸念が広がっている。また、東証本則市場への変更申請について18年度中を目標に行うことを決めている。
カプコン<9697>:2891円(+177円)
大幅反発で年初来高値。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は51億円で前年同期比6.5倍、市場予想の35億円を上回り、第1四半期としては過去最高を更新した。通期計画は従来から保守的と見られていたが、市場予想の190億円レベルに対しても上振れ期待が高まる状況へ。「モンスターハンター:ワールド」「バイオハザード7」などの販売好調が背景となっている。
イグニス<3689>:1536円(-3円)
朝高後にマイナス転換。出資先のand factory(東京都目黒区)の東証マザーズ上場が承認されたと発表している。上場予定日は9月6日。and factoryは、モバイル広告を掲載した無料スマートフォンアプリの提供のほか、IoT技術を導入したスマートホステル「&AND HOSTEL」の共同運営を手掛ける。イグニスの所有割合は4.68%。出資先の上場がイグニスの利益拡大につながるとの見方から、投資資金が流入している。
デファクト<3545>:870円(+41円)
大幅に続伸。東証第1部への市場変更を申請していると発表している。社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図る狙い。形式要件である株主数の充足を図るため、25万株の立会外分売を実施する。実施予定期間は8月15-17日。同時に発表した18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)営業利益は前年同期比11.8%増の3.15億円だった。雑給額が減り、増益に寄与した。通期予想は前期比9.5%増の4.80億円で据え置いた。
日本M&A<2127>:2808円(-552円)
大幅続落で一時ストップ安。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は25.8億円で前年同期比28.7%の減益となった。ここまで順調な収益成長が続いていただけに、大幅減益決算にはネガティブなインパクトが強まる形に。上半期はもともと減益予想であったが、第1四半期の減益幅はその水準を上回っている。成約件数は前年並みであったが、大型案件が対前年比では減少する格好になっている。
ぐるなび<2440>:1008円(+150円)
ストップ高。楽天と資本提携契約を締結すると発表し、好感材料とされている。会長の保有株の一部を譲渡、楽天は発行済み株数の9.6%を保有する第2位株主になる。資本提携を機に、飲食店の予約サービスにおける提携関係が一段と強化されるとの期待が先行へ。また、上半期業績予想の上方修正も支援材料、ネット予約売上の想定上振れなどで、営業利益は4億円から7億円に増額している。
グローバルリンク<3486>:3205円(+190円)
大幅に反発。18年12月期第2四半期累計(18年1-6月)の営業利益を従来予想の7.70億円から9.58億円(前期実績2.27億円)に上方修正している。販売が想定以上に好調に推移し、予想数値を上回る見通しとなった。通期業績予想(前期比21.7%増の13.50億円)については不確定要素があるとして据え置いたが、今後上方修正する可能性があるとの見方から買いが膨らんでいる。
<ST>