虫とり小僧:資産配分の比率に悩んで眠れない?【FISCOソーシャルレポーター】
[18/08/06]
提供元:株式会社フィスコ
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家、虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話、ツイッター:@mushitori)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年8月2日21時に執筆
私のブログには、メールフォームなどを通じて、インデックス投資の初心者さんから、アセットアロケーション(資産配分)に関する質問がよくあります。
当然のことながら、質問してくるような方は皆さん真面目なので、海外債券の必要性やリート(REIT)の有無、新興国アセットの割合をどうするかなどについて真剣に悩まれているようです。
うん、よく分かります。私も投資を始めたころは悩みまくりました。
悩みに悩み抜いて、あれこれ試して、気づけば13年ほどが過ぎました。
◎そこそこ分散してあれば、あんまり変わらんよ
私も当初は散々悩みましたが、現在では、アセットアロケーションに関する質問には、
「国内株式オンリーではなく、海外株式などにも分散してあれば、細かい配分はあまり気にする問題ではないと思います。大切なのは、どんなマーケット環境になっても続けられる仕組みになっているかどうかです」
というように答えることが多いです。
大切なのは、自分のトータルな金融資産のうち、どれだけの部分をリスク資産への投資に割り当てるのかということ、つまり「リスク資産と無リスク資産の比率」です。そして、そのリスク資産部分を国内外のアセットに分散することです。
ただ、そもそも「アセットアロケーションをどうするのか」という問題にたどり着いている人は、「投資」というものを既に「日本の個別株式への投資だけ」とは考えておらず、もっと幅広く分散する思考に及んでいるはずなので、あとはそこそこ低コストな商品を選んで、そこそこ分散して、相場下落時にも動揺せずに続けることができる仕組みを作ってしまえばOKなはずです。
ただし、国内債券クラス以外の株式やリート、海外債券でさえも、これまで7〜8年に一度くらいのペースで発生してきた世界的な市場暴落時には(円換算だと)全部まとめてヤラれているので、それはそういうものだと考えておく方がよいと思います。
リスク資産に投資するならば、一時的には評価額が半分くらいになる覚悟は必要です。
そして、最終的に果実を得られるかどうかは、暴落時にも継続できるか否かがカギです。下落時に逃げてしまうようなら、最初から「コツコツ投資」なんぞしてはいけません。事前にキチンと理解し納得してから、大切な「虎の子」を投じる必要があるでしょう。
◎アセットアロケーションが投資リターンの80%以上を決めてしまう?
個人投資家の界隈にいると、「アセットアロケーションがリターンの8割を決める」という有名な言葉をよく見聞きしますが、
「国内外の株式・債券・リート比率などを厳密に計算して配分すれば、リターンがあがるよ!」というようなことではなく、
「普通の人は、国内の個別株式選定に時間をかけても、上がるときは大抵どれも一緒に上がるし、下がるときは大抵どれも一緒に下がっちゃうよ。世界中に視野を広げて、もっと分散しといた方がいいぜ。海外の株式や債券にも簡単に投資できるんだからさ」
というような意味だと私は解釈しています。
投資の才能がある例外的な天才以外は、それくらいに捉えた方がよいのではないでしょうか。いくら悩んでも疲れるだけで、将来のパフォーマンスは誰にも分かりませんから。
◎リスクを理解したうえで、仕組化して、のんびり継続しましょうや!
未来が分からない以上、どのようなアセットアロケーションが将来好成績を残すのかは事前には分かりません。
そこで、冒頭の「海外株式などにも分散してあれば、細かい配分はあまり気にする問題ではない。大切なのは、どんなマーケット環境になっても続けられる仕組みになっていること」という話になるわけです。
リスク資産に投資することがどういうことなのかを理解し、なるべくストレスのない方法で継続できる方法を作り上げたら、あとはのんびり行きましょうや。
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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)
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※2018年8月2日21時に執筆
私のブログには、メールフォームなどを通じて、インデックス投資の初心者さんから、アセットアロケーション(資産配分)に関する質問がよくあります。
当然のことながら、質問してくるような方は皆さん真面目なので、海外債券の必要性やリート(REIT)の有無、新興国アセットの割合をどうするかなどについて真剣に悩まれているようです。
うん、よく分かります。私も投資を始めたころは悩みまくりました。
悩みに悩み抜いて、あれこれ試して、気づけば13年ほどが過ぎました。
◎そこそこ分散してあれば、あんまり変わらんよ
私も当初は散々悩みましたが、現在では、アセットアロケーションに関する質問には、
「国内株式オンリーではなく、海外株式などにも分散してあれば、細かい配分はあまり気にする問題ではないと思います。大切なのは、どんなマーケット環境になっても続けられる仕組みになっているかどうかです」
というように答えることが多いです。
大切なのは、自分のトータルな金融資産のうち、どれだけの部分をリスク資産への投資に割り当てるのかということ、つまり「リスク資産と無リスク資産の比率」です。そして、そのリスク資産部分を国内外のアセットに分散することです。
ただ、そもそも「アセットアロケーションをどうするのか」という問題にたどり着いている人は、「投資」というものを既に「日本の個別株式への投資だけ」とは考えておらず、もっと幅広く分散する思考に及んでいるはずなので、あとはそこそこ低コストな商品を選んで、そこそこ分散して、相場下落時にも動揺せずに続けることができる仕組みを作ってしまえばOKなはずです。
ただし、国内債券クラス以外の株式やリート、海外債券でさえも、これまで7〜8年に一度くらいのペースで発生してきた世界的な市場暴落時には(円換算だと)全部まとめてヤラれているので、それはそういうものだと考えておく方がよいと思います。
リスク資産に投資するならば、一時的には評価額が半分くらいになる覚悟は必要です。
そして、最終的に果実を得られるかどうかは、暴落時にも継続できるか否かがカギです。下落時に逃げてしまうようなら、最初から「コツコツ投資」なんぞしてはいけません。事前にキチンと理解し納得してから、大切な「虎の子」を投じる必要があるでしょう。
◎アセットアロケーションが投資リターンの80%以上を決めてしまう?
個人投資家の界隈にいると、「アセットアロケーションがリターンの8割を決める」という有名な言葉をよく見聞きしますが、
「国内外の株式・債券・リート比率などを厳密に計算して配分すれば、リターンがあがるよ!」というようなことではなく、
「普通の人は、国内の個別株式選定に時間をかけても、上がるときは大抵どれも一緒に上がるし、下がるときは大抵どれも一緒に下がっちゃうよ。世界中に視野を広げて、もっと分散しといた方がいいぜ。海外の株式や債券にも簡単に投資できるんだからさ」
というような意味だと私は解釈しています。
投資の才能がある例外的な天才以外は、それくらいに捉えた方がよいのではないでしょうか。いくら悩んでも疲れるだけで、将来のパフォーマンスは誰にも分かりませんから。
◎リスクを理解したうえで、仕組化して、のんびり継続しましょうや!
未来が分からない以上、どのようなアセットアロケーションが将来好成績を残すのかは事前には分かりません。
そこで、冒頭の「海外株式などにも分散してあれば、細かい配分はあまり気にする問題ではない。大切なのは、どんなマーケット環境になっても続けられる仕組みになっていること」という話になるわけです。
リスク資産に投資することがどういうことなのかを理解し、なるべくストレスのない方法で継続できる方法を作り上げたら、あとはのんびり行きましょうや。
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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)
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