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注目銘柄ダイジェスト(前場):ジェネパ、イード、ツナグSなど

注目トピックス 市況・概況


日立ハイテク<8036>:4160円(+45円)
反発。米アプライドの決算を嫌気して、半導体製造装置関連ではさえない動きも目立つ中、堅調な推移となっている。みずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も4800円から5200円に引き上げていることが支援材料とされている。同社はサムスン向けよりもSKハイニックス向けの納入シェアが高いとみられ、19年前半までのSPEサイクルの牽引役の変更がプラスに寄与する銘柄であると指摘している。


ヘリオス<4593>:1587円(+110円)
急反発。ゴールドマン・サックス証券がレーティング「買い」、目標株価2000円でカバレッジを開始している。同社はiPS細胞技術を用いた治療薬開発のバイオベンチャーであり、ゴールドマンでは「勃興する再生/細胞医療市場の旗手」とみているもよう。7月5日に年初来安値1451円を付けるなど同社株価は軟調に推移していたが、新規高評価観測を受けて見直し買いが向かっているようだ。


協和キリン<4151>:2004円(+98円)
大幅反発。子会社の協和キリンフロンティアが持続型赤血球造血刺激因子製剤「ダルベポエチン アルファ注シリンジ『KKF』」の国内製造販売承認を取得したと発表しており、手掛かり材料となっているもよう。また、みずほ証券が投資判断「買い」継続で、目標株価を2770円から3150円に引き上げていることも評価材料に。遺伝性くる病治療薬のピーク時年商を引き上げたことが主因のようだ。


エボラブルA<6191>:2450円(+84円)
大幅反発。前日に発表した月次動向が好感されている。7月の取扱高は、6月よりエアトリ(旧DeNAトラベル)の数値も合算されていることから、126億円で前年同月比2.8倍と拡大している。足元では、第三者割当による新株予約権の発行で希薄化懸念が強まっていたが、IFRSベースでの第3四半期大幅増益決算が確認されていることと合わせて、業容拡大を再評価する流れになってきているもよう。


イード<6038>:1084円(+150円)
ストップ高。ブロックチェーンを用いて発行したトークンを軸にした「ゲームを遊ぶことが価値になる社会」の実現に向けて、「mijin」を開発するテックビューロHDと協力して今年5月から実証実験を行っていると発表した。同社が運営するゲーム情報サイト「インサイド」「Game*Spark」をベースにゲーム領域でのトークンエコノミー構築を目指す。実証実験を受けて9月には中核となるアプリをリリースし、本プロジェクトを正式スタートする予定。


ジェネパ<3195>:548円(+80円)
ストップ高。18年7月度の月次売上高(連結)を発表しており、前年同月比16.2%増の7.05億円となった。6月(同18.7%増)から2ケタの伸びが続いており、ポジティブ視されているようだ。17年11月-18年7月の9カ月累計では前年同期比13.0%増の65.66億円。同社はEC事業でインターネットショップ「リコメン堂」を運営するほか、ECサポート事業などを展開している。


ベクトル<6058>:2469円(+233円)
大幅反発。いちよし証券ではレーティング「A」継続で、フェアバリューを2500円から3300円にまで引き上げている。今2月期業績をやや保守的に見直した一方で、来2月期以降の業績予想を上方修正、今期の45%営業増益に続いて、来期は66%、再来期は43%の収益成長を見込んでいる。新規子会社の「あしたのチーム」はAI活用の「人事評価クラウド」などを展開、20.2期以降より収益貢献が本格化すると予想。


ツナグS<6551>:1296円(+182円)
大幅反発で上昇率トップ。2021年9月期をメドに、営業利益を今期予想比7倍の25億円程度に引き上げる計画と報じられている。小売りや流通業向けに、アルバイトやパートの採用を代行する事業が伸びるほか、応募者の対応などで業務自動化ソフトを導入して利益率も上げるもよう。今9月期第3四半期累計営業利益が大幅減益になったことから直近で株価は急落していたが、あらためて成長期待が再燃する格好に。


東エレク<8035>:18260円(-270円)
反落。米アプライド・マテリアルズが決算を発表、時間外取引で一時3%の下落となっており、同社など国内半導体関連にもネガティブな見方が波及する状況となっている。アプライドの5-7月期実績は市場予想をやや上回る着地となったが、8-10月期の売上高見通しが38.5-41.5億ドルとなり、市場予想の44.5億ドルを下回っている。一部の顧客が支出を抑制しているとの会社側見解なども伝わっている。



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