個人投資家株師孔明:蓄電池関連ビジネスに取り組むエリーパワーの関連銘柄と上場期待値 【FISCOソーシャルレポーター】
[18/08/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年8月16日8時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
エリーパワー株式会社は、蓄電システムの開発や製造などに取り組む非上場企業だ。
蓄電池需要は一部家庭において太陽光発電により生まれた電力の買取期間が終了することや、電気自動車開発が進められていることなどから業績も上昇傾向だ。
エリーパワーの成長に伴い蓄電ビジネスが活況を呈すれば、上場企業に恩恵が波及することも考えられると共に、エリーパワー自体の上場にも期待が高まる。
■太陽光パネル設置家庭や電気自動車向けの蓄電池需要に期待
エリーパワーが取り組む蓄電池関連ビジネスは将来性に期待できる。
まず、家庭での太陽光発電で生み出された電力の一部が、2019年に固定価格買い取りの期限を迎える。期限後は新たな売電先を探すほかに、自宅に蓄電システムを導入するという選択肢がある。
売電先が見つかった場合でも従来と比べて買取価格の低下が予想されることから、家庭での蓄電システム需要が高まると考えられる。
また、蓄電池は電気自動車に不可欠な製品だ。
電気自動車の開発が着実に進められていることから、蓄電池需要がそう遠くない将来に急増することもあり得る。
2つの要因で蓄電池需要が後押しされることから、設備投資に積極的なエリーパワーを取り巻く環境は良好だと言えるだろう。
■業績成長に伴いユニコーン企業化の可能性も
エリーパワーは蓄電池需要の高まりを背景に急成長している。
2018年7月には滋賀県で新たな工場用地を確保し、増産に向けた取り組みも進めている。
需要に対応して生産能力を高めることができれば、業績を伸ばして企業価値を向上させられる。エリーパワーは非上場企業であり、企業価値が上がればユニコーン企業化することもあり得る。
メルカリのようにユニコーン企業から上場企業になった銘柄も見られることから、エリーパワーも将来的に成長投資に充てる資金の調達方法の1つとして、株式上場を選択する可能性がある。
エリーパワーがユニコーン企業となったり、その後上場を果たしたりすれば蓄電池ビジネスへの関心はさらに高まるかもしれない。個別銘柄の物色が中心の日本株市場において、エリーパワーのさらなる成長を見込んで関連銘柄を購入してみてもよいだろう。
■エリーパワー関連銘柄
<1925>大和ハウス工業
建築ビジネスに取り組んでいる。エリーパワーの筆頭株主であり、グループ企業とあわせると3割の株式を保有している。エリーパワーが成長を続けて上場に至ることとなった際には、株式の一部を放出するなどして利益を上げることが可能だ。
<6752>パナソニック
大手家電メーカーである。蓄電池開発にも意欲的で、市場拡大に伴い業績の押し上げ要因となることが期待される。エリーパワーの成長でシェアを奪われるリスクはあるものの、一方で市場拡大が進むことで恩恵を受けられるチャンスもあると私はみている。
<1605>国際石油開発帝石
油田開発ビジネス等を手掛けている。エリーパワーの株式を11%強保有しており、エリーパワーの成長から恩恵を受けられるだろう。電気自動車の普及などで石油・天然ガスの需要が減少した際の業績悪化リスクを、エリーパワーへの成長期待でヘッジすることができる銘柄だ。
<3402>東レ
繊維ビジネスに取り組んでいる。炭素繊維開発に積極的に取り組むなど成長性にも期待できる。エリーパワーの株式を7%保有している。
<8473>SBIホールディングス
証券ビジネス等を実施している。エリーパワーの株式を7%保有している銘柄だ。エリーパワーが業績を伸ばしてユニコーン企業化し、上場期待が高まれば物色対象となりやすい。エリーパワーのIPO実施時に株式保有実績を活かして主幹事など重要な役割を果たすことにも期待できる。
<6937>古河電池
蓄電池メーカーであり、自動車向け製品に強みを持つ。蓄電池関連銘柄の中でも取り組んでいる事業領域が比較的狭いことから、テーマ性が意識された際に株価上昇を見込みやすい。業績面でも黒字が定着し、増配も進めていることから安心感もある。
■総括
エリーパワー関連銘柄は、非上場のエリーパワーが工場の新設などを進めて成長を加速させようとしていることから注目を集めている。
今後も蓄電池需要は伸びると見込まれており、積極的な設備投資姿勢が功を奏することが期待される。
エリーパワーが成長することで上場企業の蓄電池メーカーに関心が向かいやすくなるほか、エリーパワーがユニコーン企業化すれば、株式を多く保有する銘柄も物色対象となる。
エリーパワーの業績成長をにらみながら、関連銘柄の選別を進めたいところだ。
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その他の細かな情報・展望は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している仮想通貨などもブログにて多数紹介中。
ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、HERO、ICO、人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、フィンテック関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄など。
興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株&仮想通貨ブログ
ツイッター:@kabusikoumei
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※2018年8月16日8時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
エリーパワー株式会社は、蓄電システムの開発や製造などに取り組む非上場企業だ。
蓄電池需要は一部家庭において太陽光発電により生まれた電力の買取期間が終了することや、電気自動車開発が進められていることなどから業績も上昇傾向だ。
エリーパワーの成長に伴い蓄電ビジネスが活況を呈すれば、上場企業に恩恵が波及することも考えられると共に、エリーパワー自体の上場にも期待が高まる。
■太陽光パネル設置家庭や電気自動車向けの蓄電池需要に期待
エリーパワーが取り組む蓄電池関連ビジネスは将来性に期待できる。
まず、家庭での太陽光発電で生み出された電力の一部が、2019年に固定価格買い取りの期限を迎える。期限後は新たな売電先を探すほかに、自宅に蓄電システムを導入するという選択肢がある。
売電先が見つかった場合でも従来と比べて買取価格の低下が予想されることから、家庭での蓄電システム需要が高まると考えられる。
また、蓄電池は電気自動車に不可欠な製品だ。
電気自動車の開発が着実に進められていることから、蓄電池需要がそう遠くない将来に急増することもあり得る。
2つの要因で蓄電池需要が後押しされることから、設備投資に積極的なエリーパワーを取り巻く環境は良好だと言えるだろう。
■業績成長に伴いユニコーン企業化の可能性も
エリーパワーは蓄電池需要の高まりを背景に急成長している。
2018年7月には滋賀県で新たな工場用地を確保し、増産に向けた取り組みも進めている。
需要に対応して生産能力を高めることができれば、業績を伸ばして企業価値を向上させられる。エリーパワーは非上場企業であり、企業価値が上がればユニコーン企業化することもあり得る。
メルカリのようにユニコーン企業から上場企業になった銘柄も見られることから、エリーパワーも将来的に成長投資に充てる資金の調達方法の1つとして、株式上場を選択する可能性がある。
エリーパワーがユニコーン企業となったり、その後上場を果たしたりすれば蓄電池ビジネスへの関心はさらに高まるかもしれない。個別銘柄の物色が中心の日本株市場において、エリーパワーのさらなる成長を見込んで関連銘柄を購入してみてもよいだろう。
■エリーパワー関連銘柄
<1925>大和ハウス工業
建築ビジネスに取り組んでいる。エリーパワーの筆頭株主であり、グループ企業とあわせると3割の株式を保有している。エリーパワーが成長を続けて上場に至ることとなった際には、株式の一部を放出するなどして利益を上げることが可能だ。
<6752>パナソニック
大手家電メーカーである。蓄電池開発にも意欲的で、市場拡大に伴い業績の押し上げ要因となることが期待される。エリーパワーの成長でシェアを奪われるリスクはあるものの、一方で市場拡大が進むことで恩恵を受けられるチャンスもあると私はみている。
<1605>国際石油開発帝石
油田開発ビジネス等を手掛けている。エリーパワーの株式を11%強保有しており、エリーパワーの成長から恩恵を受けられるだろう。電気自動車の普及などで石油・天然ガスの需要が減少した際の業績悪化リスクを、エリーパワーへの成長期待でヘッジすることができる銘柄だ。
<3402>東レ
繊維ビジネスに取り組んでいる。炭素繊維開発に積極的に取り組むなど成長性にも期待できる。エリーパワーの株式を7%保有している。
<8473>SBIホールディングス
証券ビジネス等を実施している。エリーパワーの株式を7%保有している銘柄だ。エリーパワーが業績を伸ばしてユニコーン企業化し、上場期待が高まれば物色対象となりやすい。エリーパワーのIPO実施時に株式保有実績を活かして主幹事など重要な役割を果たすことにも期待できる。
<6937>古河電池
蓄電池メーカーであり、自動車向け製品に強みを持つ。蓄電池関連銘柄の中でも取り組んでいる事業領域が比較的狭いことから、テーマ性が意識された際に株価上昇を見込みやすい。業績面でも黒字が定着し、増配も進めていることから安心感もある。
■総括
エリーパワー関連銘柄は、非上場のエリーパワーが工場の新設などを進めて成長を加速させようとしていることから注目を集めている。
今後も蓄電池需要は伸びると見込まれており、積極的な設備投資姿勢が功を奏することが期待される。
エリーパワーが成長することで上場企業の蓄電池メーカーに関心が向かいやすくなるほか、エリーパワーがユニコーン企業化すれば、株式を多く保有する銘柄も物色対象となる。
エリーパワーの業績成長をにらみながら、関連銘柄の選別を進めたいところだ。
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