個人投資家株師孔明:ノーベル賞候補研究を追い風にペロブスカイト太陽電池関連へ物色向かうか?【FISCOソーシャルレポーター】
[18/08/27]
提供元:株式会社フィスコ
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年8月22日8時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
ペロブスカイト太陽電池は、先進的な太陽電池として注目を集めている。
2018年ノーベル賞受賞研究テーマとなる可能性もあり、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄はノーベル賞受賞者発表に向けて物色対象となる可能性もあるだろう。再生可能エネルギーの普及が進められていることから、中長期的な成長力も魅力のテーマだ。
■ペロブスカイト太陽電池は2018年ノーベル賞候補研究の1つ
ペロブスカイト太陽電池は、開発に貢献した宮坂力氏が2018年ノーベル化学賞候補に挙げられていることから要注目だ。
ノーベル賞の発表が近づくにつれて、例年ノーベル賞関連銘柄として候補者が関わった研究がらみの銘柄が物色されやすくなる。宮坂氏の受賞を予想する声が強まれば、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄への物色が活発化するとみられる。
また、実際にノーベル賞の受賞研究となれば、研究・開発の加速が期待できる。すでに高効率の太陽電池として一定の評価を得ているものの、性能を安定させることなどの課題を克服することで量産化への道筋がつく。
ノーベル化学賞に宮坂氏が選ばれるかどうかを注視し、ペロブスカイト太陽電池への関心の高まりに期待したい。
■再生可能エネルギー普及に大きく貢献し得る技術
ペロブスカイト太陽電池は、エネルギー変換効率の高さで知られている。
生産にかかるコストも抑えられることから、太陽光発電を急速に普及させる役割を果たす可能性がある。日本では固定価格買い取り制度の下で太陽光発電が増加したが、近年の買取価格低下とともに太陽光発電ブームは過ぎ去りつつある。
しかし、国が再生可能エネルギーの活用を進める姿勢を崩していないことから、ペロブスカイト太陽電池が諸課題を克服すれば、化石燃料への依存度が高い日本のエネルギー事情改善に貢献できる。
ESG投資が人気を集めるなど、企業が環境に配慮した取り組みを行うことへの関心も高まっており、太陽光発電を拡大すべくペロブスカイト太陽電池が量産化されることも十分あり得る。
■ペロブスカイト太陽電池関連銘柄
<4082>第一稀元素化学工業
ジルコニウム化合物の製造で定評がある。市場の一部では、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄として認知されているようで関心が再燃する場面も想定されるだろう。
<4237>フジプレアム
薄型の太陽電池製造に取り組んでいる。高い技術を活かしてペロブスカイト太陽電池開発に貢献するチャンスがあるだろう。ペロブスカイト太陽電池開発の進展で太陽光発電をより幅広い場所で行う流れが強まれば恩恵を受けられる可能性がある。
<4185>JSR
合成ゴムメーカー。蓄電装置の製造も実施しており、太陽光発電がさらに普及すれば恩恵を受けられるかもしれない。ペロブスカイト太陽電池の普及で従来は設置が難しかった場所にも太陽好パネルが設置されれば、蓄電装置需要増につながる。
<8897>タカラレーベン
不動産開発等を実施している。東証インフラファンド市場にタカラレーベン・インフラ投資法人を上場させており、太陽光発電ビジネスにも積極的だ。日本はさらに太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用を進める方針で、ペロブスカイト太陽電池が普及すればタカラレーベンによる発電施設開発も増える可能性がある。
<6752>パナソニック
大手家電メーカーとして高い知名度を誇る。宮坂力氏がペロブスカイト太陽電池の開発への貢献を理由にノーベル化学賞を受賞すれば物色対象となりやすい。日本は再生可能エネルギーの活用をさらに進める余地が大きく、ペロブスカイト太陽電池の需要が急増することもあり得る。
<4118>カネカ
塩化ビニル製造に取り組んでいる。太陽光発電システムも製造しており、ペロブスカイト太陽電池が普及して太陽光発電ビジネスの採算性が改善すれば恩恵を受けられる。今期に大幅増配を予定している点も株価を後押しする可能性がある。
<7917>藤森工業
樹脂包装材などを製造している。高性能プラスチック太陽電池素子を、ノーベル化学賞候補の宮坂力氏が興した企業などと共に開発した。宮坂氏がノーベル化学賞を受賞すれば、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄の筆頭格に躍り出ることも考えられる。
■総括
ペロブスカイト太陽電池関連銘柄は、2018年ノーベル賞候補の研究に含まれていることから注目を集める可能性がある。
ノーベル賞の受賞が決まれば注目度がさらに増すほか、研究・開発の加速にも期待できる。また、日本で再生可能エネルギーの普及が着実に進められていることも追い風だ。
ペロブスカイト太陽電池の品質がさらに高まり、再生可能エネルギーの普及も進む中で業績を伸ばせる銘柄に注目したい。
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その他の細かな情報・展望は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している仮想通貨などもブログにて多数紹介中。
ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、HERO、ICO、人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、フィンテック関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄など。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株&仮想通貨ブログ
ツイッター:@kabusikoumei
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※2018年8月22日8時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
ペロブスカイト太陽電池は、先進的な太陽電池として注目を集めている。
2018年ノーベル賞受賞研究テーマとなる可能性もあり、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄はノーベル賞受賞者発表に向けて物色対象となる可能性もあるだろう。再生可能エネルギーの普及が進められていることから、中長期的な成長力も魅力のテーマだ。
■ペロブスカイト太陽電池は2018年ノーベル賞候補研究の1つ
ペロブスカイト太陽電池は、開発に貢献した宮坂力氏が2018年ノーベル化学賞候補に挙げられていることから要注目だ。
ノーベル賞の発表が近づくにつれて、例年ノーベル賞関連銘柄として候補者が関わった研究がらみの銘柄が物色されやすくなる。宮坂氏の受賞を予想する声が強まれば、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄への物色が活発化するとみられる。
また、実際にノーベル賞の受賞研究となれば、研究・開発の加速が期待できる。すでに高効率の太陽電池として一定の評価を得ているものの、性能を安定させることなどの課題を克服することで量産化への道筋がつく。
ノーベル化学賞に宮坂氏が選ばれるかどうかを注視し、ペロブスカイト太陽電池への関心の高まりに期待したい。
■再生可能エネルギー普及に大きく貢献し得る技術
ペロブスカイト太陽電池は、エネルギー変換効率の高さで知られている。
生産にかかるコストも抑えられることから、太陽光発電を急速に普及させる役割を果たす可能性がある。日本では固定価格買い取り制度の下で太陽光発電が増加したが、近年の買取価格低下とともに太陽光発電ブームは過ぎ去りつつある。
しかし、国が再生可能エネルギーの活用を進める姿勢を崩していないことから、ペロブスカイト太陽電池が諸課題を克服すれば、化石燃料への依存度が高い日本のエネルギー事情改善に貢献できる。
ESG投資が人気を集めるなど、企業が環境に配慮した取り組みを行うことへの関心も高まっており、太陽光発電を拡大すべくペロブスカイト太陽電池が量産化されることも十分あり得る。
■ペロブスカイト太陽電池関連銘柄
<4082>第一稀元素化学工業
ジルコニウム化合物の製造で定評がある。市場の一部では、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄として認知されているようで関心が再燃する場面も想定されるだろう。
<4237>フジプレアム
薄型の太陽電池製造に取り組んでいる。高い技術を活かしてペロブスカイト太陽電池開発に貢献するチャンスがあるだろう。ペロブスカイト太陽電池開発の進展で太陽光発電をより幅広い場所で行う流れが強まれば恩恵を受けられる可能性がある。
<4185>JSR
合成ゴムメーカー。蓄電装置の製造も実施しており、太陽光発電がさらに普及すれば恩恵を受けられるかもしれない。ペロブスカイト太陽電池の普及で従来は設置が難しかった場所にも太陽好パネルが設置されれば、蓄電装置需要増につながる。
<8897>タカラレーベン
不動産開発等を実施している。東証インフラファンド市場にタカラレーベン・インフラ投資法人を上場させており、太陽光発電ビジネスにも積極的だ。日本はさらに太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用を進める方針で、ペロブスカイト太陽電池が普及すればタカラレーベンによる発電施設開発も増える可能性がある。
<6752>パナソニック
大手家電メーカーとして高い知名度を誇る。宮坂力氏がペロブスカイト太陽電池の開発への貢献を理由にノーベル化学賞を受賞すれば物色対象となりやすい。日本は再生可能エネルギーの活用をさらに進める余地が大きく、ペロブスカイト太陽電池の需要が急増することもあり得る。
<4118>カネカ
塩化ビニル製造に取り組んでいる。太陽光発電システムも製造しており、ペロブスカイト太陽電池が普及して太陽光発電ビジネスの採算性が改善すれば恩恵を受けられる。今期に大幅増配を予定している点も株価を後押しする可能性がある。
<7917>藤森工業
樹脂包装材などを製造している。高性能プラスチック太陽電池素子を、ノーベル化学賞候補の宮坂力氏が興した企業などと共に開発した。宮坂氏がノーベル化学賞を受賞すれば、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄の筆頭格に躍り出ることも考えられる。
■総括
ペロブスカイト太陽電池関連銘柄は、2018年ノーベル賞候補の研究に含まれていることから注目を集める可能性がある。
ノーベル賞の受賞が決まれば注目度がさらに増すほか、研究・開発の加速にも期待できる。また、日本で再生可能エネルギーの普及が着実に進められていることも追い風だ。
ペロブスカイト太陽電池の品質がさらに高まり、再生可能エネルギーの普及も進む中で業績を伸ばせる銘柄に注目したい。
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執筆者名:株師孔明
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