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前場に注目すべき3つのポイント〜再び23000円を窺う相場展開

注目トピックス 市況・概況
30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:再び23000円を窺う相場展開
■前場の注目材料:太田昭、2Q業績予想を上方修正、コンサル開発で利益率向上
■パナソニック、事業転換、ノートパソコン、リカーリング型に軸、IoTで新サービス


■再び23000円を窺う相場展開

30日の日本株市場は、商いは膨らみづらい状況ながらも、米株高の流れを引き継ぐ格好から、日経平均は再び23000円を窺う相場展開になりそうだ。29日の米国市場では米中貿易戦争への警戒感が和らいだほか、4-6月期GDP改定値が予想を上振れたことが材料視され主要指数は揃って上昇。S&P500及びナスダック総合指数は最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の22975円と23000円に迫る動き。円相場は1ドル111円70銭台と円安に振れて推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、寄り付き段階で23000円を意識した値動きとなりそうだ。米国ではアマゾンなどFANG銘柄が堅調となっており、指数インパクトの大きいハイテク株への支援材料になりそうだ。もっとも、出来高は膨らみづらい需給状況が続いており、海外勢の夏休み明けとなる来週以降までは積極的な売買は期待しづらいところではある。23000円処での強弱感が対立してくるようだと、次第に戻り待ちの売り圧力に押される可能性は十分にありそうだ。

また、本日は大引けでTOPIXやJPX400のリバランス需給が発生する。売買代金が連日2兆円を下回る低水準の商いが続いていることもあり、リバランスの反応は大きく出てくる可能性がある。中小型株でインパクトの大きいとされる銘柄などには、個人主体の資金も向かいやすいだろう。その他、キャッシュレス、AI、クラウド、バイオといった関連銘柄への物色も引き続き意識されよう。その他、日経平均の戻り待ちの売り圧力よりも、何よりマザーズなど個人のセンチメントを表す中小型株に底堅さがみられてきた点は期待材料といったところである。


■太田昭、2Q業績予想を上方修正、コンサル開発で利益率向上

太田昭<9658>は29日、第2四半期の業績予想の修正を発表。営業利益を5.80億円と従来の3.00憶円から上方修正した。コンサルティング・システム開発事業において販売価額の改善や品質改善への取り組み等により利益率が向上したほか、マネージメントサービス(BPO)事業においてRPAの活用による生産性の向上や費用構造の改善が進んだ。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(22848.22、+34.75)
・NYダウは上昇(26124.57、+60.55)
・ナスダック総合指数は上昇(8109.69、+79.65)
・シカゴ日経225先物は上昇(22975、大阪比+125)
・SOX指数は上昇(1406.38、+3.43)
・VIX指数は下落(12.25、-0.25)
・米原油先物は上昇(69.51、+0.98)
・好調な企業業績
・1ドル111円60-70銭


・パナソニック<6752>、事業転換、ノートパソコン、リカーリング型に軸、IoTで新サービス
・横河電<6841>、薬剤注入を最適管理、海上石油パイプ用システム
・オムロン<6645>、IoTで工場最適化、分析サービス機能強化


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
特になし

<海外>
特になし



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