17日の米国市場ダイジェスト:NYダウは92ドル安、米中関係の悪化が続く
[18/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは92ドル安、米中関係の悪化が続く
米国株式相場は下落。ダウ平均は92.55ドル安の26062.12、ナスダックは114.25ポイント安の7895.79で取引を終了した。中国が米国が提案した通商交渉再開の拒否を検討していると報じられ、売りが先行。マーケット終了後にトランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げについて発表する予定で、対中貿易摩擦の深刻化が嫌気され、軟調推移となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や不動産が上昇する一方で小売やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
中国生産が多い携帯端末のアップル(AAPL)が下落したほか、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)や中国オンライン小売大手のアリババ・グループ(BABA)、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)など大手ハイテク株にも売りが広がった。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、従業員による顧客情報の漏洩を調査していることが報じられ軟調推移。半導体メモリのマイクロン・テクノロジー(MU)は、複数アナリストによる投資判断引き下げを受け売られた。一方で、清涼飲料のコカ・コーラ(KO)は、大麻入り飲料事業への参入検討が明らかとなり買われた。
マーケット終了後にソフトウェア大手のオラクル(ORCL)が発表した6-8月期決算は、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米中貿易摩擦悪化懸念強まる、米国は追加関税発表へ
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円11銭から111円76銭まで下落し111円86銭で引けた。米10年債利回りが3%に達し、一時ドル買いが強まった。その後、米国の9月NY連銀製造業景気指数が予想を下回ったほか、トランプ大統領が市場引け後に対中追加貿易関税を発表する方針を示すと警戒感が強まり、リスク回避の円買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1665ドルから1.1698ドルまで上昇し、1.1684ドルで引けた。英国と欧州連合(EU)のブレグジットを巡る合意期待やバシリアウスカス・リトアニア中銀総裁の発言「金融刺激策の延長を協議する理由なし」を受けたユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、131円05銭まで上昇後、130円58銭まで反落。ポンド・ドルは、1.3117ドルから1.3165ドルまで上昇した。英国と欧州連合(EU)が年末までにブレグジットで合意にいたるとの期待感が強まりポンドのショートカバーが強まった。ドル・スイスは、0.9634フランから0.9612フランまで下落した。
■NY原油:小幅安で68.91ドル、米国株安を意識した売りが入る
NY原油先物10月限は小幅安(NYMEX原油10月限終値:68.91 ↓0.08)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比−0.08ドルの68.91ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時68.53ドルまで売られた。供給不安はやや後退していることや、米国株安を受けてポジション調整的な売りが入ったようだ。ただ、為替相場がユーロ高・米ドル安に振れていることから、押し目買い興味も散見された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.28ドル -0.09ドル(-0.30%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.68ドル -0.51ドル(-1.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.89ドル -1.35ドル(-0.59%)
インテル(INTC) 45.42ドル -0.12ドル(-0.26%)
アップル(AAPL) 217.88ドル -5.96ドル(-2.66%)
アルファベット(GOOG) 1156.05ドル -16.48ドル(-1.41%)
フェイスブック(FB) 160.58ドル -1.74ドル(-1.07%)
キャタピラー(CAT) 146.22ドル +1.32ドル(+0.91%)
アルコア(AA) 42.83ドル +0.04ドル(+0.09%)
ウォルマート(WMT) 94.82ドル +0.23ドル(+0.24%)
スプリント(S) 6.33ドル -0.02ドル(-0.31%)
<HT>
米国株式相場は下落。ダウ平均は92.55ドル安の26062.12、ナスダックは114.25ポイント安の7895.79で取引を終了した。中国が米国が提案した通商交渉再開の拒否を検討していると報じられ、売りが先行。マーケット終了後にトランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げについて発表する予定で、対中貿易摩擦の深刻化が嫌気され、軟調推移となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や不動産が上昇する一方で小売やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
中国生産が多い携帯端末のアップル(AAPL)が下落したほか、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)や中国オンライン小売大手のアリババ・グループ(BABA)、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)など大手ハイテク株にも売りが広がった。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、従業員による顧客情報の漏洩を調査していることが報じられ軟調推移。半導体メモリのマイクロン・テクノロジー(MU)は、複数アナリストによる投資判断引き下げを受け売られた。一方で、清涼飲料のコカ・コーラ(KO)は、大麻入り飲料事業への参入検討が明らかとなり買われた。
マーケット終了後にソフトウェア大手のオラクル(ORCL)が発表した6-8月期決算は、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米中貿易摩擦悪化懸念強まる、米国は追加関税発表へ
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円11銭から111円76銭まで下落し111円86銭で引けた。米10年債利回りが3%に達し、一時ドル買いが強まった。その後、米国の9月NY連銀製造業景気指数が予想を下回ったほか、トランプ大統領が市場引け後に対中追加貿易関税を発表する方針を示すと警戒感が強まり、リスク回避の円買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1665ドルから1.1698ドルまで上昇し、1.1684ドルで引けた。英国と欧州連合(EU)のブレグジットを巡る合意期待やバシリアウスカス・リトアニア中銀総裁の発言「金融刺激策の延長を協議する理由なし」を受けたユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、131円05銭まで上昇後、130円58銭まで反落。ポンド・ドルは、1.3117ドルから1.3165ドルまで上昇した。英国と欧州連合(EU)が年末までにブレグジットで合意にいたるとの期待感が強まりポンドのショートカバーが強まった。ドル・スイスは、0.9634フランから0.9612フランまで下落した。
■NY原油:小幅安で68.91ドル、米国株安を意識した売りが入る
NY原油先物10月限は小幅安(NYMEX原油10月限終値:68.91 ↓0.08)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比−0.08ドルの68.91ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時68.53ドルまで売られた。供給不安はやや後退していることや、米国株安を受けてポジション調整的な売りが入ったようだ。ただ、為替相場がユーロ高・米ドル安に振れていることから、押し目買い興味も散見された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.28ドル -0.09ドル(-0.30%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.68ドル -0.51ドル(-1.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.89ドル -1.35ドル(-0.59%)
インテル(INTC) 45.42ドル -0.12ドル(-0.26%)
アップル(AAPL) 217.88ドル -5.96ドル(-2.66%)
アルファベット(GOOG) 1156.05ドル -16.48ドル(-1.41%)
フェイスブック(FB) 160.58ドル -1.74ドル(-1.07%)
キャタピラー(CAT) 146.22ドル +1.32ドル(+0.91%)
アルコア(AA) 42.83ドル +0.04ドル(+0.09%)
ウォルマート(WMT) 94.82ドル +0.23ドル(+0.24%)
スプリント(S) 6.33ドル -0.02ドル(-0.31%)
<HT>