注目銘柄ダイジェスト(前場):アクリーティブ、ガンホー、イオンファンなど
[18/09/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
JXTG<5020>:851.9円(-49円)
大幅反落。連休中のNY原油相場の上昇など外部環境は改善しているものの、先週末は大引けにかけて急伸しており、その反動から利食い売り圧力が強まっているものとみられる。先週末はFTSEのリバランスで引けに大幅高している銘柄が多く、同社の上昇も需給要因であったとみられる。なお、本日は9月末配当権利付き最終売買日となり、明日以降の手仕舞い売り圧力の強まりなども先取りする形に。
ミスミG<9962>:2930円(-135円)
大幅反落。先週末に8月の月次売上動向を発表、前年同月比7.2%増となり、4-8月の累計では前年同期比11.1%増となっている。7月の前年同月比11.7%増からは伸びが鈍化、今期に入って伸び率は最低水準に。上半期の売上高計画は前年同期比11.5%で、大きな下振れではないものの、先週末にかけての株価上昇から期待感も高まっていたとみられ、戻り売り圧力へとつながっている。
アクリーティブ<8423>:360円( - )
ストップ高買い気配。芙蓉総合リース<8424>がTOBを実施して完全子会社化を目指すと発表している。同社では賛同の意を表明しており、TOB価格の415円に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。TOB価格は先週末終値を48%上回る水準となっている。買い付け期間は本日から11月6日までを予定。芙蓉総合リースは昨年1月に、TOBを実施して同社を連結子会社化していた。
アイリック<7325>:2125円
公開価格(1770円)を25.8%上回る2226円で初値を付けた。95年7月設立。生命保険コンサルタント業などが事業の柱。19年6月期の営業利益予想は前期比66.6%増の4.44億円。独自開発したシステムを活用し、保険分析・販売支援におけるプラットフォーマーとしての事業展開を推進する。また、AI(人工知能)を活用した「スマートOCR」搭載の生命保険証券の自動分析サービスの精度向上や機能強化を図るなどし、増益を見込む。
イオンファン<4343>:4225円(+335円)
大幅続伸。上半期営業利益が前年同期比1割増の28億円強になったもようとの観測報道が伝わっている。ユーチューバーと共同で作ったキャラクターグッズなどの独自景品がヒットしたほか、子ども向けVRゲームも人気を集めたもよう。海外事業も利益率が改善しているようだ。従来計画並みの水準ではあるが、7-8月と既存店売上高が伸び悩んでいたこともあって、安心感は強まる形とみられる。
エコモット<3987>:1346円(+67円)
大幅に続伸。従来より東証マザーズ及び札証アンビシャスで制度信用銘柄に選定されているが、新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。25日売買分から実施。同社は「今回の貸借銘柄への選定は、当社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資するものと考えている」とのコメントを発表している。貸借銘柄選定で株式需要の拡大が見込めるとして、投資資金が流入している。
ガンホー<3765>:242円(+20円)
大幅反発。新タイトル「妖怪ウォッチワールド」への期待感が高まっているもよう。レベルファイブと共同開発したスマホ向け妖怪探索位置ゲームであり、9月14日には累計200万ダウンロードを達成するなど人気化している。「ポケモンGO」の再来か、などと一部メディアに取り上げられているもようで、株価が安値圏にある中で、ポスト「パズドラ」への飛躍を思惑視する動きに。
DWTI<4576>:481円(+39円)
大幅に反発。同社が創製した緑内障治療剤「H-1337」について、緑内障・高眼圧症を適応症とした米国第1/2a相臨床試験が終了したと発表している。現在、試験結果の詳細を解析中であり、試験結果を基にオプション契約先の米Allysta Pharmaceuticals, Inc.とライセンス交渉を進める。このオプション契約は非独占的で、他社ともライセンス交渉を行うことが可能だという。
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