27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは54ドル高、良好な経済指標を好感
[18/09/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは54ドル高、良好な経済指標を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は54.65ドル高の26439.93、ナスダックは51.60ポイント高の8041.97で取引を終了した。4-6月期GDP確定値が予想に一致したほか、週間新規失業保険申請件数や8月耐久財受注も堅調な内容となり、買いが先行。昨日のFOMCで12月の利上げが織り込まれ、堅調推移となったものの、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏の性的暴行を告発した女性と同判事の公聴会での発言を見極めたいとの思惑から、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や公益事業が上昇する一方で素材や銀行が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、JPモルガンによる投資判断引き上げを受け上昇。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、人気商品をそろえた実店舗「Amazon4-star」をニューヨークで開店し堅調推移。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、売上高見通しを引き上げ買われた。一方で、家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は、決算内容が予想を下振れ、20%超の大幅下落。ドラッグストアのライト・エイド(RAD)は、経営体制の変更を発表し売られた。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、イーロン・マスクCEOが株式非公開化の検討とその資金確保についてツイッターに投稿したことについて、米証券取引委員会(SEC)が提訴し、マーケット終了後に下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は年初来高値となる113円47銭まで上昇
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円83銭から113円47銭まで上昇し、113円40銭で引けた。ドル・円は今年1月8日の高値113円39銭を上回った。米国の8月耐久財受注速報値が予想を上回りドル買いが優勢となった。欧米株高に連れたリスク選好の円売りも観測された。
ユーロ・ドルは、1.1713ドルから1.1639ドルまで下落し、1.1642ドルで引けた。イタリア政府の予算案を巡る混乱で債務不安が広がり、ユーロ売りが加速した。ユーロ・円は、131円89銭から132円52銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3164ドルから1.3075ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9709フランから0.9783フランまで上昇した。
■NY原油:反発で72.12ドル、需給ひっ迫の状態はしばらく続く可能性
NY原油先物11月限は反発(NYMEX原油11月限終値:72.12 ↑0.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比+0.55ドルの72.12ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時72.60ドルまで買われた。米エネルギー長官は「戦略石油備蓄の放出を計画していない」と述べたことが材料視された。トランプ米大統領は原油高を批判しており、政府による石油備蓄放出が警戒されていたが、そうした動きは当面ないとの見方が強まり、需給ひっ迫の状態はしばらく続くとみられている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.94ドル -0.19ドル(-0.63%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.77ドル +0.07ドル(+0.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.74ドル -1.14ドル(-0.50%)
インテル(INTC) 45.88ドル +0.18ドル(+0.39%)
アップル(AAPL) 224.95ドル +4.53ドル(+2.06%)
アルファベット(GOOG) 1194.64ドル +14.15ドル(+1.20%)
フェイスブック(FB) 168.84ドル +1.89ドル(+1.13%)
キャタピラー(CAT) 152.47ドル -0.70ドル(-0.46%)
アルコア(AA) 40.50ドル +0.02ドル(+0.05%)
ウォルマート(WMT) 94.13ドル -0.46ドル(-0.49%)
スプリント(S) 6.54ドル +0.11ドル(+1.71%)
<HT>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は54.65ドル高の26439.93、ナスダックは51.60ポイント高の8041.97で取引を終了した。4-6月期GDP確定値が予想に一致したほか、週間新規失業保険申請件数や8月耐久財受注も堅調な内容となり、買いが先行。昨日のFOMCで12月の利上げが織り込まれ、堅調推移となったものの、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏の性的暴行を告発した女性と同判事の公聴会での発言を見極めたいとの思惑から、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や公益事業が上昇する一方で素材や銀行が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、JPモルガンによる投資判断引き上げを受け上昇。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、人気商品をそろえた実店舗「Amazon4-star」をニューヨークで開店し堅調推移。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、売上高見通しを引き上げ買われた。一方で、家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は、決算内容が予想を下振れ、20%超の大幅下落。ドラッグストアのライト・エイド(RAD)は、経営体制の変更を発表し売られた。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、イーロン・マスクCEOが株式非公開化の検討とその資金確保についてツイッターに投稿したことについて、米証券取引委員会(SEC)が提訴し、マーケット終了後に下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は年初来高値となる113円47銭まで上昇
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円83銭から113円47銭まで上昇し、113円40銭で引けた。ドル・円は今年1月8日の高値113円39銭を上回った。米国の8月耐久財受注速報値が予想を上回りドル買いが優勢となった。欧米株高に連れたリスク選好の円売りも観測された。
ユーロ・ドルは、1.1713ドルから1.1639ドルまで下落し、1.1642ドルで引けた。イタリア政府の予算案を巡る混乱で債務不安が広がり、ユーロ売りが加速した。ユーロ・円は、131円89銭から132円52銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3164ドルから1.3075ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9709フランから0.9783フランまで上昇した。
■NY原油:反発で72.12ドル、需給ひっ迫の状態はしばらく続く可能性
NY原油先物11月限は反発(NYMEX原油11月限終値:72.12 ↑0.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比+0.55ドルの72.12ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時72.60ドルまで買われた。米エネルギー長官は「戦略石油備蓄の放出を計画していない」と述べたことが材料視された。トランプ米大統領は原油高を批判しており、政府による石油備蓄放出が警戒されていたが、そうした動きは当面ないとの見方が強まり、需給ひっ迫の状態はしばらく続くとみられている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.94ドル -0.19ドル(-0.63%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.77ドル +0.07ドル(+0.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.74ドル -1.14ドル(-0.50%)
インテル(INTC) 45.88ドル +0.18ドル(+0.39%)
アップル(AAPL) 224.95ドル +4.53ドル(+2.06%)
アルファベット(GOOG) 1194.64ドル +14.15ドル(+1.20%)
フェイスブック(FB) 168.84ドル +1.89ドル(+1.13%)
キャタピラー(CAT) 152.47ドル -0.70ドル(-0.46%)
アルコア(AA) 40.50ドル +0.02ドル(+0.05%)
ウォルマート(WMT) 94.13ドル -0.46ドル(-0.49%)
スプリント(S) 6.54ドル +0.11ドル(+1.71%)
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