前場に注目すべき3つのポイント〜短期筋の利食いも出やすいがハイテク株への物色が強まる
[18/11/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:短期筋の利食いも出やすいがハイテク株への物色が強まる
■前場の注目材料:TDK、2Q営業利益40.6%増、通期業績予想を上方修正
■NTTドコモ、4割安い新プラン、最大年4000億円、顧客に還元
■短期筋の利食いも出やすいがハイテク株への物色が強まる
1日の日本株市場は直近2日間の急ピッチのリバウンドに対する利食いに押されつつも、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。31日の米国市場では、NYダウが240ドル超の上昇となった。ゼネラル・モーターズやフェイスブックなど主要企業の好決算が好感されたほか、10月ADP雇用統計が予想を上振れたことも材料視された。ただし、NYダウは一時460ドルを超える上昇をみせていたが、引けにかけて上げ幅を縮めていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の21770円だった。日経平均は直近2日間で770円上昇しているほか、節目の22000円に接近していることもあり、いったんは短期筋の利食いも出やすいところであろう。
また、決算発表が本格化する中、昨日はソニー<6758>、アドバンテスト<6857>の上方修正が好感される格好となり、安心感につながっていた。昨日発表した決算では、TDK<6762>がコンセンサスを上回る2Q業績を発表したほか、通期業績予想を上方修正しており、日経平均のけん引役になりそうだ。一方で、日東電工<6988>はコンセンサスを下回ったほか、通期予想を下方修正している。足元で調整が続いていたこともあり、アク抜け的な流れとなるかが注目されるところである。好悪材料があるものの、いずれにせよ、本日はハイテク株への物色が強まりそうである。
その他、昨日は、政府・与党が株価への影響などを考慮し、税制改正での増税を見送る方針を固めた。現状は金融資産の多い富裕層ほど所得税の実質的な負担が軽くなることが課題になっていたが、市場には評価材料となったようである。日経平均は先週の急落局面では空けたマド(21700-21900円処)を埋めてきた。真空地帯で戻りやすい水準ではあるが、下値を固めつつ節目の22000円を捉えてくるようだと、米中間選挙を前に、ショート筋の買い戻しが強まる可能性があるだろう。
また、連日の大幅上昇で一先ず個人主体の需給懸念も和らぐ格好となっており、中小型株についても、イレギュラー的に売られた水準訂正へと意識が向かいやすいだろう。短期筋の値幅取りが中心ではあるが、これまで相当売り込まれていることもあり、決算通過後の出直り期待が次第に高まりそうである。
■TDK、2Q営業利益40.6%増、通期業績予想を上方修正
TDK<6762>は31日、第2四半期決算を発表。売上高が前年同期比15.8%増の7219.40億円、営業利益は同40.6%増の621.80億円だった。コンセンサス(577億円程度)を上回っての着地。合わせて2019年3月期業績予想を修正。営業利益は従来の1000億円から1200億円に上方修正した。電装化の進展により電子部品需要が拡大している自動車市場向けや、スマートフォンの高機能化が進むICT市場向けに、受動部品や二次電池の販売が拡大。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(21920.46、+463.17)
・NYダウは上昇(25115.76、+241.12)
・ナスダック総合指数は上昇(7305.90、+144.25)
・SOX指数は上昇(1202.30、+14.73)
・VIX指数は低下(21.23、-2.12)
・補正予算への期待
・日銀のETF購入
・好調な企業業績
・NTTドコモ<9437>4割安い新プラン、最大年4000億円、顧客に還元
・豊田織<6201>米国に生産・調達転換、貿易摩擦で方針、フォーク部品
・ジェイテクト<6473>ダイベア<6478>を完全子会社化、製造・開発効率化
・アイシン精<7259>2子会社統合、変速機事業を再構築、アイシンAW存続会社に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・09:30 豪・9月貿易収支(予想:+17.00億豪ドル、8月:+16.04億豪ドル)
<SF>
■株式見通し:短期筋の利食いも出やすいがハイテク株への物色が強まる
■前場の注目材料:TDK、2Q営業利益40.6%増、通期業績予想を上方修正
■NTTドコモ、4割安い新プラン、最大年4000億円、顧客に還元
■短期筋の利食いも出やすいがハイテク株への物色が強まる
1日の日本株市場は直近2日間の急ピッチのリバウンドに対する利食いに押されつつも、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。31日の米国市場では、NYダウが240ドル超の上昇となった。ゼネラル・モーターズやフェイスブックなど主要企業の好決算が好感されたほか、10月ADP雇用統計が予想を上振れたことも材料視された。ただし、NYダウは一時460ドルを超える上昇をみせていたが、引けにかけて上げ幅を縮めていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の21770円だった。日経平均は直近2日間で770円上昇しているほか、節目の22000円に接近していることもあり、いったんは短期筋の利食いも出やすいところであろう。
また、決算発表が本格化する中、昨日はソニー<6758>、アドバンテスト<6857>の上方修正が好感される格好となり、安心感につながっていた。昨日発表した決算では、TDK<6762>がコンセンサスを上回る2Q業績を発表したほか、通期業績予想を上方修正しており、日経平均のけん引役になりそうだ。一方で、日東電工<6988>はコンセンサスを下回ったほか、通期予想を下方修正している。足元で調整が続いていたこともあり、アク抜け的な流れとなるかが注目されるところである。好悪材料があるものの、いずれにせよ、本日はハイテク株への物色が強まりそうである。
その他、昨日は、政府・与党が株価への影響などを考慮し、税制改正での増税を見送る方針を固めた。現状は金融資産の多い富裕層ほど所得税の実質的な負担が軽くなることが課題になっていたが、市場には評価材料となったようである。日経平均は先週の急落局面では空けたマド(21700-21900円処)を埋めてきた。真空地帯で戻りやすい水準ではあるが、下値を固めつつ節目の22000円を捉えてくるようだと、米中間選挙を前に、ショート筋の買い戻しが強まる可能性があるだろう。
また、連日の大幅上昇で一先ず個人主体の需給懸念も和らぐ格好となっており、中小型株についても、イレギュラー的に売られた水準訂正へと意識が向かいやすいだろう。短期筋の値幅取りが中心ではあるが、これまで相当売り込まれていることもあり、決算通過後の出直り期待が次第に高まりそうである。
■TDK、2Q営業利益40.6%増、通期業績予想を上方修正
TDK<6762>は31日、第2四半期決算を発表。売上高が前年同期比15.8%増の7219.40億円、営業利益は同40.6%増の621.80億円だった。コンセンサス(577億円程度)を上回っての着地。合わせて2019年3月期業績予想を修正。営業利益は従来の1000億円から1200億円に上方修正した。電装化の進展により電子部品需要が拡大している自動車市場向けや、スマートフォンの高機能化が進むICT市場向けに、受動部品や二次電池の販売が拡大。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(21920.46、+463.17)
・NYダウは上昇(25115.76、+241.12)
・ナスダック総合指数は上昇(7305.90、+144.25)
・SOX指数は上昇(1202.30、+14.73)
・VIX指数は低下(21.23、-2.12)
・補正予算への期待
・日銀のETF購入
・好調な企業業績
・NTTドコモ<9437>4割安い新プラン、最大年4000億円、顧客に還元
・豊田織<6201>米国に生産・調達転換、貿易摩擦で方針、フォーク部品
・ジェイテクト<6473>ダイベア<6478>を完全子会社化、製造・開発効率化
・アイシン精<7259>2子会社統合、変速機事業を再構築、アイシンAW存続会社に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・09:30 豪・9月貿易収支(予想:+17.00億豪ドル、8月:+16.04億豪ドル)
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