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注目銘柄ダイジェスト(前場):HABA、GMOクラ、エスケーエレクなど

注目トピックス 市況・概況


HABA<4925>:9430円(+1500円)
ストップ高。19年3月期第2四半期累計(18年4-9月)の営業利益を前年同期比55.5%増の10.19億円と発表している。利益の増加ペースは第1四半期(4.41億円)より加速した。特定地域での広告戦略の最適化やTVCM、ネット広告などの結果、新規客が順調に増加した。品目別では、基礎化粧品やメイクアップ化粧品、栄養補助食品・雑貨等などが好調だった。通期予想は前期比5.0%増の25.20億円で据え置いた。進捗率は40.4%。


GMOクラ<3788>:3590円(+545円)
大幅反発で上昇率トップ。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は10.8億円で前年同期比48.5%増益となり、通期計画の11.7億円、前期比10.0%増に対して92%の進捗率になっている。セキュリティ事業が2ケタ増収増益とけん引したほか、クラウド・ホスティング事業の利益率も向上している。9月末からは次世代型セキュリティサービスの提供も開始しており、今後も更なる収益成長への期待が高まっているようだ。


三井金<5706>:2378円(-209円)
大幅続落で年初来安値。引き続き、業績大幅下方修正など足元の業績悪化をマイナス視する動きが継続している。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げで、目標株価も5050円から2950円にまで引き下げ。高機能スマホの販売低調のみならず、設計変更等によりスマホ1台当たりのマイクロシンの使用量減少も明らかになったとし、会社予想を下回る水準にまで業績予想を下方修正しているもよう。


木村化<6378>:441円(+39円)
大幅反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は9.4億円で前年同期比30.2%増となった。従来予想の5.2億円を大幅に上回る着地となり、通期予想は従来の8.7億円から15.2億円にまで上方修正している。コスト管理の徹底による原価率の改善、今期受注した大型進行基準案件の寄与などが上方修正の背景に。上半期の高い進捗率などから、一転しての今期営業増益なども視野に入る状況となっている。


MDV<3902>:1311円( - )
ストップ安売り気配。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業損益は0.2億円の赤字になっている。会社側では通期業績予想を下方修正、営業利益は8億円から2.1億円に、最終損益は4.9億円の黒字から収支均衡に減額している。子会社の事業進捗の遅れ、「CADA-BOX」の受注の遅れ、病院向けパッケージ商品の受注の遅れなどを業績下振れの要因としている。足元では収益急成長が続いていたため、失望感が強まる展開になっている。


TATERU<1435>:516円( - )
ストップ安売り気配。前日に第3四半期決算を発表し、通期予想を下方修正している。営業利益は従来予想の71.1億円から30.6億円に減額修正している。預金データ改ざんによる不正融資の影響によって、顧客からの受注取り消しや工事の進捗悪化による引き渡しの遅延が発生しており、引き渡し戸数が下振れているもよう。また、新規ファンド組成停止の影響も重しに。信頼感低下による業績への影響が今後も強まるとの警戒感が再燃している。


ソフトバンクG<9984>:8803円(+26円)
プラス圏に切り返す。通信子会社「ソフトバンク」の上場承認が発表されている。12月19日に東証に上場する見通し。同社は保有株式を売り出すことで、最大約2.6兆円を調達、新規上場で市場から調達する額としては国内で過去最大になるもよう。ただ、通信子会社上場の方向性はほぼ織り込まれており、あらためて材料視するような流れにはなっていない。本日は米国IT関連株の下落に連れ安する動きが強まっている。


村田製<6981>:17115円(-735円)
大幅続落。米アップルが前日の米国市場で5%強の急落となり、全体株安を主導する流れとなっている。ルメンタム・ホールディングスが、発注済部品の減少を要請されたことを背景に10-12月期の業績見通しを下方修正、「iPhone」の販売減速懸念につながったもよう。同社など国内のアップル関連とされる電子部品セクターにも影響の波及が懸念される状況に。


大泉製<6618>:888円(+62円)
大幅に3日ぶり反発。19年3月期第2四半期の営業利益を従来予想の3.29億円から4.01億円(前期実績3.30億円)に上方修正している。自動車部品事業分野で既存品増産に加え、電動化で2次電池用が増加したことから利益が拡大する見通し。また、空調・カスタム部品事業分野で日系空調メーカーのASEAN(東南アジア諸国連合)地区増なども増益に寄与する。このほか、為替差益0.84億円を営業外損益として計上する。


エスケーエレク<6677>:2150円(+318円)
大幅に3日ぶり反発。19年9月期の営業利益予想を前期比6.9%増の47.00億円と発表している。フォトマスクについて、中国の液晶パネル工場での需要を見込むほか、有機ELパネルやLTPS液晶パネルの開発用需要が安定的に推移する見通し。18年9月期の営業利益は147.1%増の43.95億円で着地。同期の年間配当は従来予想(15.00円)を上回る17.00円(前期実績15.00円)に増額する。19年9月期予想は17.00円。


ライフネット<7157>:618円(-6円)
3日続落。19年3月期の経常収益を従来予想の123.00億円から126.00億円に上方修正する一方、純損益を6.00億円の赤字から16.00億円の赤字に下方修正している。短期の収益性よりも事業規模の拡大を優先し、広告宣伝費を主とする営業費用を積極的に投下する。第2四半期累計(18年4-9月)は、経常収益が前年同期比14.2%増の60.97億円、純損益が3.84億円の赤字(前年同期実績0.15億円の赤字)で着地した。


ピクセルCZ<2743>:359円(-23円)
朝高後、急落。子会社とバンダイナムコアミューズメント(東京都港区)が共同プロジェクトで3D対戦格闘ゲーム「鉄拳シリーズ」のカジノゲーミングマシン「TEKKEN VIDEO SLOT」を開発したと発表している。「TEKKEN VIDEO SLOT」はマカオ、シンガポール、マレーシア、フィリピンのカジノ施設に設置する。また、18年12月期第3四半期累計(18年1-9月)の営業損益は7.56億円の赤字。通期予想(1.00億円の黒字)は据え置いた。




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