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前場に注目すべき3つのポイント〜アップル反発に安心感も、ファナックが重石

注目トピックス 市況・概況
16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:アップル反発に安心感も、ファナックが重石
■前場の注目材料:レカム、19年9月期営業利益82.9%増見込む
■日産自、中国投入見送り、EV「リーフ」、20年以降検討

■アップル反発に安心感も、ファナックが重石

16日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行となろうが、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場は主要指数は揃って上昇した。ただし、NYダウは200ドルを超える上昇となったが、一時300ドル近い下落局面もあるなど、依然としてボラティリティの大きい相場展開であり、方向感を掴みづらくさせる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の21935円。円相場は1ドル113円50銭台で推移している。

一先ずシカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行の展開となるが、節目の22000円を突破するには英国の欧州連合(EU)離脱や米中貿易摩擦の行方を見極める必要があろう。また、中国商務省はファナック<6954>など日本メーカー5社などが同国に輸出する一部の工作機械に対して、反不当廉売調査を始めたと報じられる中、ファナックの中国リスクが日経平均の重石になりそうだ。米アップルが6営業日ぶりに反発したことはハイテク株への安心感につながる一方で、ファナックがハイテク株高のインパクトを吸収する格好。

日経平均は方向性が掴みづらく、次第にこう着感が強まりやすいなか、中小型株に短期資金はシフトしやすいところである。昨日は株主数が58000人に達しているRIZAP-G<2928>のストップ安が個人投資家のセンチメントに影響し、これが中小型株物色の手控え要因につながることが警戒されたが、大きな影響は見られなかった。物色対象への広がりは期待しづらいものの、相場全体の本格的なリバウンドは期待しづらい需給状況の中、決算が通過したこともあり、改めて中小型株での短期的な値幅取り狙いの売買が活発化しそうである。


■レカム、19年9月期営業利益82.9%増見込む

レカム<3323>は15日、18年9月期決算を発表。売上高は前期比42%増の72.96億円、営業利益が同124.7%増の6.56億円だった。営業利益は従来計画の7億円を若干下回る着地に。一方で今期計画は前期比82.9%増の12.00億円と、コンセンサス(8億円程度)を上回る計画となる。情報通信事業においては営業生産性の向上を図り、BPO事業においては新規顧客の開拓の強化やM&Aにより売上を拡大する。また、海外においては、東アジアやASEAN等での新規拠点展開を推し進めるとともに、空調機器や太陽光発電システム等、LED照明に次ぐ商材の販売にも注力する。


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(25289.27、+208.77)
・ナスダック総合指数は上昇(7259.03、+122.64)
・シカゴ日経225先物は上昇(21935、大阪比+115)
・1ドル113円50-60銭
・米原油先物は上昇(56.46、+0.21)
・SOX指数は上昇(1234.62、+39.91)
・VIX指数は低下(19.98、-1.27)
・日銀のETF購入
・好調な企業業績
・補正予算への期待

・日産自<7201>中国投入見送り、EV「リーフ」、20年以降検討
・関西電<9503>傘下の関電不動産、シェアハウス参入、オークハウスと、100室規模
・三井E&S<7003>エンジ再編、グループ150人配置転換、再生エネに軸足
・楽天<4755>野球場で5G実証実験、配送ロボやドローン使い顔認証

☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし




<SF>

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