23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは178.74ドル安、原油安を嫌気
[18/11/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは178.74ドル安、原油安を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は178.74ドル安の24285.95、ナスダックは33.27ポイント安の6938.98で取引を終了した。感謝祭翌日で午後1時までの短縮取引となった。ブラックフライデーで年末商戦の動向が注目される中、原油相場の大幅下落を受けてエネルギーゼクターを中心に下落する展開となった。ハイテク大手への売りが継続したほか、トランプ政権が同盟諸国に対して、中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)製品の使用中止を打診していたことが報じられ、月末に予定される米中首脳会談への懸念も広がった。セクター別では、食品・生活必需品小売や自動車・自動車部品が上昇する一方でエネルギーやテクノロジー・ハード・機器が下落した。
原油相場の下落で、石油のマラソン・オイル(MRO)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。長期金利の低下でバンク・オブ・アメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社が下落。百貨店のメーシーズ(M)やディスカウントストアのターゲット(TGT)は、年末商戦における投資家の期待が後退しており、ともに売られた。一方で、複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)は、航空機器のロックウェル・コリンズ(COL)の買収で中国当局から承認を受け、上昇した。
来週は、米中首脳会談を控えて、貿易摩擦を巡る米中高官やトランプ大統領の発言を巡り、株式相場は神経質な値動きとなるだろう。感謝祭の週末が通過し、米中首脳会談への期待から相場反発の兆しが確認できるかどうかが焦点となる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州PMI低下でユーロ売り進む、ドル・円112円台後半で小動き
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円66銭から112円89銭で推移し、112円88銭で引けた。原油価格の急落を受けて、米国株が下落し、米国10年債利回りが低下したことで、ドル売り、円買いが一時みられた。
ユーロ・ドルは1.1359ドルから1.1328ドルまで下落し、1.1329ドルで引けた。欧州のPMI低下を嫌気したユーロ売りが続いた。ユーロ・円は128円12銭から127円83銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.2839ドルから1.2799ドルまで下落。EU臨時首脳会議を控え、ポンド売りが優勢になった。ドル・スイスフランは0.9958フランから0.9980フランで推移した。
■NY原油:反落で50.42ドル、サウジめぐる思惑から減産観測後退し売り広がる
NY原油先物は反落(NYMEX原油1月限終値:50.42↓4.21)。51.69ドルを高値に50.33ドルまで下落した。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が現在、過去最高だった前月(日量1070万バレル強)を上回る生産を行っていると述べたことを受けて、売りが広がった。
米トランプ政権の対サウジ関係重視表明を受けて、トランプ政権が嫌う減産は難しくなったとの見方も浮上。また、ドイツやユーロ圏の11月PMIの低下を懸念してユーロ安・ドル高となり、割高感による売りも強まった。NY午後1時30分に取引が終了した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 26.97ドル -0.30ドル(-1.10%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.08ドル -0.65ドル(-1.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)189.10ドル -3.50ドル(-1.82%)
インテル(INTC) 46.54ドル -0.49ドル(-1.04%)
アップル(AAPL) 172.29ドル -4.49ドル(-2.54%)
アルファベット(GOOG) 1023.88ドル -13.73ドル(-1.32%)
フェイスブック(FB) 131.73ドル -3.09ドル(-2.29%)
キャタピラー(CAT) 122.32ドル -1.55ドル(-1.25%)
アルコア(AA) 32.31ドル -0.49ドル(-1.49%)
ウォルマート(WMT) 95.10ドル +0.93ドル(+0.99%)
スプリント(S) 6.12ドル -0.02ドル(-0.33%)
<SF>
米国株式相場は下落。ダウ平均は178.74ドル安の24285.95、ナスダックは33.27ポイント安の6938.98で取引を終了した。感謝祭翌日で午後1時までの短縮取引となった。ブラックフライデーで年末商戦の動向が注目される中、原油相場の大幅下落を受けてエネルギーゼクターを中心に下落する展開となった。ハイテク大手への売りが継続したほか、トランプ政権が同盟諸国に対して、中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)製品の使用中止を打診していたことが報じられ、月末に予定される米中首脳会談への懸念も広がった。セクター別では、食品・生活必需品小売や自動車・自動車部品が上昇する一方でエネルギーやテクノロジー・ハード・機器が下落した。
原油相場の下落で、石油のマラソン・オイル(MRO)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。長期金利の低下でバンク・オブ・アメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社が下落。百貨店のメーシーズ(M)やディスカウントストアのターゲット(TGT)は、年末商戦における投資家の期待が後退しており、ともに売られた。一方で、複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)は、航空機器のロックウェル・コリンズ(COL)の買収で中国当局から承認を受け、上昇した。
来週は、米中首脳会談を控えて、貿易摩擦を巡る米中高官やトランプ大統領の発言を巡り、株式相場は神経質な値動きとなるだろう。感謝祭の週末が通過し、米中首脳会談への期待から相場反発の兆しが確認できるかどうかが焦点となる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州PMI低下でユーロ売り進む、ドル・円112円台後半で小動き
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円66銭から112円89銭で推移し、112円88銭で引けた。原油価格の急落を受けて、米国株が下落し、米国10年債利回りが低下したことで、ドル売り、円買いが一時みられた。
ユーロ・ドルは1.1359ドルから1.1328ドルまで下落し、1.1329ドルで引けた。欧州のPMI低下を嫌気したユーロ売りが続いた。ユーロ・円は128円12銭から127円83銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.2839ドルから1.2799ドルまで下落。EU臨時首脳会議を控え、ポンド売りが優勢になった。ドル・スイスフランは0.9958フランから0.9980フランで推移した。
■NY原油:反落で50.42ドル、サウジめぐる思惑から減産観測後退し売り広がる
NY原油先物は反落(NYMEX原油1月限終値:50.42↓4.21)。51.69ドルを高値に50.33ドルまで下落した。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が現在、過去最高だった前月(日量1070万バレル強)を上回る生産を行っていると述べたことを受けて、売りが広がった。
米トランプ政権の対サウジ関係重視表明を受けて、トランプ政権が嫌う減産は難しくなったとの見方も浮上。また、ドイツやユーロ圏の11月PMIの低下を懸念してユーロ安・ドル高となり、割高感による売りも強まった。NY午後1時30分に取引が終了した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 26.97ドル -0.30ドル(-1.10%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.08ドル -0.65ドル(-1.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)189.10ドル -3.50ドル(-1.82%)
インテル(INTC) 46.54ドル -0.49ドル(-1.04%)
アップル(AAPL) 172.29ドル -4.49ドル(-2.54%)
アルファベット(GOOG) 1023.88ドル -13.73ドル(-1.32%)
フェイスブック(FB) 131.73ドル -3.09ドル(-2.29%)
キャタピラー(CAT) 122.32ドル -1.55ドル(-1.25%)
アルコア(AA) 32.31ドル -0.49ドル(-1.49%)
ウォルマート(WMT) 95.10ドル +0.93ドル(+0.99%)
スプリント(S) 6.12ドル -0.02ドル(-0.33%)
<SF>