今日の為替市場ポイント:リスク回避のドル売り拡大の可能性低い
[18/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日のドル・円相場は、東京市場では113円68銭から113円21銭まで下落。欧米市場でドルは一時113円19銭まで売られたが、113円56銭まで反発し、113円48銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は、113円台で推移か。米国金利の先高観は後退しているが、新たなドル売り材料が提供されない場合、リスク回避的なドル売りがさらに広がる可能性は低いと予想される。
29日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(11月7−8日開催分)によると、ほぼ全ての参加者がフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジのもう一段の引き上げがかなり早い時期に妥当になる可能性が高いとの見解を表明していた。市場関係者のほぼ全員が次回(12月18−19日開催)FOMCでの利上げ決定を想定しているが、2019年以降の金利見通しについての見方は一致していないようだ。
一部の市場関係者は「次回公表されるFOMCの経済予測は中長期的な政策金利動向を予測する際の重要な手掛かり材料になる」と指摘している。前回9月に公表されたFOMC予測では、2019年のコアPCEは2.1%で3回の利上げが想定されていたが、12月のFOMC予測で政策金利見通しは引き下げられる可能性がある。政策金利見通しが変更されなかった場合、ドルは上昇すると予想されるが、米国株式市場は著しく混乱する可能性は否定できない。
<CS>
本日30日のドル・円は、113円台で推移か。米国金利の先高観は後退しているが、新たなドル売り材料が提供されない場合、リスク回避的なドル売りがさらに広がる可能性は低いと予想される。
29日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(11月7−8日開催分)によると、ほぼ全ての参加者がフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジのもう一段の引き上げがかなり早い時期に妥当になる可能性が高いとの見解を表明していた。市場関係者のほぼ全員が次回(12月18−19日開催)FOMCでの利上げ決定を想定しているが、2019年以降の金利見通しについての見方は一致していないようだ。
一部の市場関係者は「次回公表されるFOMCの経済予測は中長期的な政策金利動向を予測する際の重要な手掛かり材料になる」と指摘している。前回9月に公表されたFOMC予測では、2019年のコアPCEは2.1%で3回の利上げが想定されていたが、12月のFOMC予測で政策金利見通しは引き下げられる可能性がある。政策金利見通しが変更されなかった場合、ドルは上昇すると予想されるが、米国株式市場は著しく混乱する可能性は否定できない。
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