12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは157ドル高、米中関係改善へ楽観的な見方広がる
[18/12/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは157ドル高、米中関係改善へ楽観的な見方広がる
米国株式相場は上昇。ダウ平均は157.03ドル高の24527.27、ナスダックは66.48ポイント高の7098.31で取引を終了した。中国による米国産大豆など農産物の輸入拡大やハイテク産業政策の見直し検討が伝わり、米中協議の進展が意識され買いが先行。中国通信機器メーカーである華為技術(ファーウェイ)幹部の釈放も好感され堅調推移となったものの、引けにかけてやや上げ幅を縮小した。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で不動産や電気通信サービスが下落した。
米中関係の改善期待から、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)、エヌビディア(NVDA)、マイクロン・テクノロジー(MU)など半導体関連株が上昇。関税引き下げによる恩恵を受ける自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)も堅調推移。ホームセンターのロウズ(LOW)は、通期の業績目標を据え置いたほか、新たに100億ドルの自社株買い計画を発表し上昇。一方で、スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UA)は、長期的な成長見通しが投資家の失望売りを誘い大幅下落となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は、米国政府が中国で製造されたハードウェアに25%の関税を課す場合、生産拠点を中国から変更する計画であることが報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州政治不安後退でユーロ反発
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円43銭から113円14銭まで下落し、113円25銭で引けた。米国の11月消費者物価指数(CPI)のコア指数が上昇し、12月利上げを後押しするとの見方でドル買いが強まったものの、対欧州通貨でのドル売りに押されてドル・円は上げ渋った。
ユーロ・ドルは、1.1340ドルから1.1387ドルまで上昇し、1.1370ドルで引けた。イタリア政府が財政赤字目標を従来の水準から引き下げて欧州連合(EU)に提示するとの報道でユーロは下げ止まった。ユーロ・円は、128円57銭から128円86銭まで上昇。トランプ大統領が米中貿易支援するためなら、司法省が実行したファーウェイ幹部のケースで介入も検討するとの報道を受けてリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2576ドルから1.2672ドルまで上昇。メイ英首相が保守党の党首信任投票で勝利し、ポンドのショートカバーが優勢となった。ドル・スイスは、0.9954フランから0.9913フランまで下落した。
■NY原油:反落で51.15ドル、原油在庫の減少幅は予想を下回る
NY原油先物1月限は反落(NYMEX原油1月限終値:51.15 ↓0.50)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比−0.50ドルの51.15ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて50.94ドルまで売られた。米エネルギー情報局(EIA)が公表した在庫統計で原油在庫の減少は120.8万バレルにとどまり、市場予想の−350万バレルほど減少しなかったことやガソリン在庫が前週実績を上回ったことなどが嫌気されたようだ。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による減産実施に確信が持てない投資家が多いことも原油先物相場の上昇を抑える一因となっているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.52ドル -0.06ドル(-0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 40.81ドル +0.19ドル(+0.47%)
ゴールドマン・サックス(GS)176.70ドル -0.10ドル(-0.06%)
インテル(INTC) 47.83ドル +0.45ドル(+0.95%)
アップル(AAPL) 169.10ドル +0.47ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 1063.68ドル +11.93ドル(+1.13%)
フェイスブック(FB) 144.50ドル +2.42ドル(+1.70%)
キャタピラー(CAT) 125.37ドル +2.13ドル(+1.73%)
アルコア(AA) 29.24ドル +0.81ドル(+2.85%)
ウォルマート(WMT) 93.11ドル -0.74ドル(-0.79%)
スプリント(S) 6.04ドル +0.10ドル(+1.68%)
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米国株式相場は上昇。ダウ平均は157.03ドル高の24527.27、ナスダックは66.48ポイント高の7098.31で取引を終了した。中国による米国産大豆など農産物の輸入拡大やハイテク産業政策の見直し検討が伝わり、米中協議の進展が意識され買いが先行。中国通信機器メーカーである華為技術(ファーウェイ)幹部の釈放も好感され堅調推移となったものの、引けにかけてやや上げ幅を縮小した。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で不動産や電気通信サービスが下落した。
米中関係の改善期待から、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)、エヌビディア(NVDA)、マイクロン・テクノロジー(MU)など半導体関連株が上昇。関税引き下げによる恩恵を受ける自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)も堅調推移。ホームセンターのロウズ(LOW)は、通期の業績目標を据え置いたほか、新たに100億ドルの自社株買い計画を発表し上昇。一方で、スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UA)は、長期的な成長見通しが投資家の失望売りを誘い大幅下落となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は、米国政府が中国で製造されたハードウェアに25%の関税を課す場合、生産拠点を中国から変更する計画であることが報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州政治不安後退でユーロ反発
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円43銭から113円14銭まで下落し、113円25銭で引けた。米国の11月消費者物価指数(CPI)のコア指数が上昇し、12月利上げを後押しするとの見方でドル買いが強まったものの、対欧州通貨でのドル売りに押されてドル・円は上げ渋った。
ユーロ・ドルは、1.1340ドルから1.1387ドルまで上昇し、1.1370ドルで引けた。イタリア政府が財政赤字目標を従来の水準から引き下げて欧州連合(EU)に提示するとの報道でユーロは下げ止まった。ユーロ・円は、128円57銭から128円86銭まで上昇。トランプ大統領が米中貿易支援するためなら、司法省が実行したファーウェイ幹部のケースで介入も検討するとの報道を受けてリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2576ドルから1.2672ドルまで上昇。メイ英首相が保守党の党首信任投票で勝利し、ポンドのショートカバーが優勢となった。ドル・スイスは、0.9954フランから0.9913フランまで下落した。
■NY原油:反落で51.15ドル、原油在庫の減少幅は予想を下回る
NY原油先物1月限は反落(NYMEX原油1月限終値:51.15 ↓0.50)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比−0.50ドルの51.15ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて50.94ドルまで売られた。米エネルギー情報局(EIA)が公表した在庫統計で原油在庫の減少は120.8万バレルにとどまり、市場予想の−350万バレルほど減少しなかったことやガソリン在庫が前週実績を上回ったことなどが嫌気されたようだ。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による減産実施に確信が持てない投資家が多いことも原油先物相場の上昇を抑える一因となっているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.52ドル -0.06ドル(-0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 40.81ドル +0.19ドル(+0.47%)
ゴールドマン・サックス(GS)176.70ドル -0.10ドル(-0.06%)
インテル(INTC) 47.83ドル +0.45ドル(+0.95%)
アップル(AAPL) 169.10ドル +0.47ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 1063.68ドル +11.93ドル(+1.13%)
フェイスブック(FB) 144.50ドル +2.42ドル(+1.70%)
キャタピラー(CAT) 125.37ドル +2.13ドル(+1.73%)
アルコア(AA) 29.24ドル +0.81ドル(+2.85%)
ウォルマート(WMT) 93.11ドル -0.74ドル(-0.79%)
スプリント(S) 6.04ドル +0.10ドル(+1.68%)
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