NY株式:大幅下落、世界経済の先行き懸念が拡大
[18/12/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米国株式相場は下落。ダウ平均は496.87ドル安の24100.51、ナスダックは159.67ポイント安の6910.67で取引を終了した。中国の11月鉱工業生産や小売売上高の伸び鈍化や、ユーロ圏の12月総合購買担当者指数(速報値)の低下を受けて、世界経済の減速懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株も売りが先行。原油安や米長期金利の低下が嫌気され、終日大幅下落となった。セクター別では電気通信サービスを除いて全面安となり、特に医薬品・バイオテクノロジーや食品・生活必需品小売の下落が目立った。
医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、既に判決が出されたベビーパウダーの使用に伴う卵巣がん発症を巡る訴訟で、同社が数十年間にわたり、ベビーパウダーへのアスベスト含有を認識していたとの報道を受け、大幅下落。会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)とグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は、決算内容が嫌気され、軟調推移。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、中国事業の低い長期見通しが嫌気され、売られた。
SNSのフェイスブック(FB)は、写真閲覧を許可する機能のバグが発生したことを明らかにし、最大680万人の利用者に影響する模様。
(Horiko Capital Management LLC)
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