今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買い拡大の可能性低い
[18/12/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日のドル・円相場は、東京市場では111円37銭から110円85銭まで下落。欧米市場でドルは一時110円46銭まで反落したが111円11銭まで反発し、111円01銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米国株式は続伸したが、不安定な状況が続いており、リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。
27日のニューヨーク市場では、米国株式の反転、上昇を受けてリスク回避的なドル売りは一服した。ただ、この日発表された12月の米CB消費者信頼感指数は128.1に低下し、市場予想の133.5程度を大幅に下回っており、市場関係者の間では米国の景況感悪化に対する警戒感が広がっているようだ。米国株式は結果的には続伸したが、NYダウは午後に入って下げ幅が拡大する場面があった。米国株式は不安定な状況が続いており、今後発表される米経済指標が悪化した場合、再び大幅安となる可能性は排除できない。
市場関係者の間からは「米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の職務が安定することは好材料だが、その事自体が米国経済の持続的な成長につながるわけではない」との声が聞かれている。株価やドルにとっての悪材料となるデータ(経済指標など)が提供された場合、株安・ドル安の相場展開となる可能性は残されている。
<CS>
本日28日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米国株式は続伸したが、不安定な状況が続いており、リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。
27日のニューヨーク市場では、米国株式の反転、上昇を受けてリスク回避的なドル売りは一服した。ただ、この日発表された12月の米CB消費者信頼感指数は128.1に低下し、市場予想の133.5程度を大幅に下回っており、市場関係者の間では米国の景況感悪化に対する警戒感が広がっているようだ。米国株式は結果的には続伸したが、NYダウは午後に入って下げ幅が拡大する場面があった。米国株式は不安定な状況が続いており、今後発表される米経済指標が悪化した場合、再び大幅安となる可能性は排除できない。
市場関係者の間からは「米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の職務が安定することは好材料だが、その事自体が米国経済の持続的な成長につながるわけではない」との声が聞かれている。株価やドルにとっての悪材料となるデータ(経済指標など)が提供された場合、株安・ドル安の相場展開となる可能性は残されている。
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