NY株式:高安まちまち、年末で閑散取引
[18/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は76.42ドル安の23062.40、ナスダックは5.03ポイント高の6584.52で取引を終了した。朝方は買いが先行したものの、閑散取引で株価動意材料に乏しく、その後は揉み合う展開に終始した。セクター別では、半導体・同製造装置や電気通信サービスが上昇する一方でエネルギーやソフトウェア・サービスが軟調。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、オラクル(ORCL)のラリー・エリソン氏やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の経営幹部の2名を社外取締役に起用し、上昇。半導体需要の鈍化や米中貿易摩擦の影響が懸念され株価が低迷していた半導体銘柄に買い戻しの動きが見られ、アプライド・マテリアルズ(AMAT)やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)などが堅調推移。一方で、アパレルのギャップ(GPS)は、NYの主要店舗を1月に閉鎖するなど業績不振への警戒感から下落した。
アナリストの多くが来年度の原油相場の回復を予想している。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の協調減産が在庫減少に繋がるほか、経済情勢が予想ほど悪化しないとの見方のようだ。
(Horiko Capital Management LLC)
<TN>