25日の米国市場ダイジェスト:上昇、連邦政府機関閉鎖の一時解除を好感
[19/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:上昇、連邦政府機関閉鎖の一時解除を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は183.96ドル高の24737.20、ナスダックは91.40ポイント高の7164.86で取引を終了した。 連銀が量的緩和によって膨らんだバランスシートの縮小終了を検討しているとの報道や、主要企業決算を受け買いが先行。連邦政府機関閉鎖の影響で一部空港で旅客機の離発着が滞るなどの影響が生じたものの、閉鎖解除への合意を後押しするとの期待が広がった。その後、トランプ大統領が2月15日までの一時的解除で合意に達したことを発表し、堅調推移となった。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器や素材が上昇する一方で、公益事業や食品・生活必需品小売が軟調。
コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)やハードディスクのウェスタン・デジタル(WDC)などが好決算を発表して上昇。SNSのフェイスブック(FB)はザッカーバーグCEOがWSJ紙への寄稿でユーザーのデータ利用・保護などの取り組みを説明し、上昇。一部空港で離発着が滞ったことを嫌気して朝方売られたアメリカン航空(AAL)やユナイテッド航空(UAL)などは、連邦政府機関閉鎖の解除を受けて上昇に転じた。一方で半導体のインテル(INTC)は決算で売上高が予想に届かず軟調推移となった。
連邦政府機関の閉鎖解除によって、延期された大統領の一般教書演説が当初予定通り29日に行われるかは不明だ。連邦政府機関集計の滞っていた経済指標などが来週相次いで発表される可能性があり、注意を要する。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル109円55銭、米政府機関が再開でリスク選考の動き
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円95銭まで上昇後、109円46銭まで反落し、109円55銭で引けた。トランプ米大統領と議会指導者がつなぎ予算案で合意し政府機関が再開されたことが好感され、リスク選好の動きが優勢となった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)がバランスシート縮小ペースの鈍化を検討するとの思惑に上昇も限定的となった。
ユーロ・ドルは、1.1340ドルから1.1417ドルまで上昇し1.1406ドルで引
けた。欧米金利差の拡大観測が後退。ユーロ・円は、124円61銭から125円32銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.3082ドルから1.3217ドルまで上昇した。欧州連合(EU)が英国の離脱期限を数週間先送りすることも承認すると示唆し、無秩序な離脱を回避するとの期待にポンド買いが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9975フランから0.9922フランまで下落した。
■NY原油:先物は続伸、ベネズエラ政局不安を受けて供給ひっ迫懸念
25日のNY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:53.69 ↑0.56)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+0.56ドルの53.69ドルで通常取引を終えた。ベネズエラの政局不安を受けて供給ひっ迫懸念を受けた買が続いた。また、トランプ米大統領と議会指導者がつなぎ予算案で合意し政府機関が再開されたことが好感され、リスク選好の動きが優勢となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.58ドル +0.50ドル(+1.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.98ドル +0.93ドル(+2.21%)
ゴールドマン・サックス(GS)200.74ドル +2.94ドル(+1.49%)
インテル(INTC) 47.04ドル -2.72ドル(-5.47%)
アップル(AAPL) 157.76ドル +5.06ドル(+3.31%)
アルファベット(GOOG) 1090.99ドル +17.09ドル(+1.59%)
フェイスブック(FB) 149.01ドル +3.18ドル(+2.18%)
キャタピラー(CAT) 136.86ドル +4.13ドル(+3.11%)
アルコア(AA) 29.02ドル +1.06ドル(+3.79%)
ウォルマート(WMT) 96.94ドル -1.42ドル(-1.44%)
スプリント(S) 6.18ドル -0.07ドル(-1.12%)
<SF>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は183.96ドル高の24737.20、ナスダックは91.40ポイント高の7164.86で取引を終了した。 連銀が量的緩和によって膨らんだバランスシートの縮小終了を検討しているとの報道や、主要企業決算を受け買いが先行。連邦政府機関閉鎖の影響で一部空港で旅客機の離発着が滞るなどの影響が生じたものの、閉鎖解除への合意を後押しするとの期待が広がった。その後、トランプ大統領が2月15日までの一時的解除で合意に達したことを発表し、堅調推移となった。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器や素材が上昇する一方で、公益事業や食品・生活必需品小売が軟調。
コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)やハードディスクのウェスタン・デジタル(WDC)などが好決算を発表して上昇。SNSのフェイスブック(FB)はザッカーバーグCEOがWSJ紙への寄稿でユーザーのデータ利用・保護などの取り組みを説明し、上昇。一部空港で離発着が滞ったことを嫌気して朝方売られたアメリカン航空(AAL)やユナイテッド航空(UAL)などは、連邦政府機関閉鎖の解除を受けて上昇に転じた。一方で半導体のインテル(INTC)は決算で売上高が予想に届かず軟調推移となった。
連邦政府機関の閉鎖解除によって、延期された大統領の一般教書演説が当初予定通り29日に行われるかは不明だ。連邦政府機関集計の滞っていた経済指標などが来週相次いで発表される可能性があり、注意を要する。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル109円55銭、米政府機関が再開でリスク選考の動き
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円95銭まで上昇後、109円46銭まで反落し、109円55銭で引けた。トランプ米大統領と議会指導者がつなぎ予算案で合意し政府機関が再開されたことが好感され、リスク選好の動きが優勢となった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)がバランスシート縮小ペースの鈍化を検討するとの思惑に上昇も限定的となった。
ユーロ・ドルは、1.1340ドルから1.1417ドルまで上昇し1.1406ドルで引
けた。欧米金利差の拡大観測が後退。ユーロ・円は、124円61銭から125円32銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.3082ドルから1.3217ドルまで上昇した。欧州連合(EU)が英国の離脱期限を数週間先送りすることも承認すると示唆し、無秩序な離脱を回避するとの期待にポンド買いが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9975フランから0.9922フランまで下落した。
■NY原油:先物は続伸、ベネズエラ政局不安を受けて供給ひっ迫懸念
25日のNY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:53.69 ↑0.56)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+0.56ドルの53.69ドルで通常取引を終えた。ベネズエラの政局不安を受けて供給ひっ迫懸念を受けた買が続いた。また、トランプ米大統領と議会指導者がつなぎ予算案で合意し政府機関が再開されたことが好感され、リスク選好の動きが優勢となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.58ドル +0.50ドル(+1.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.98ドル +0.93ドル(+2.21%)
ゴールドマン・サックス(GS)200.74ドル +2.94ドル(+1.49%)
インテル(INTC) 47.04ドル -2.72ドル(-5.47%)
アップル(AAPL) 157.76ドル +5.06ドル(+3.31%)
アルファベット(GOOG) 1090.99ドル +17.09ドル(+1.59%)
フェイスブック(FB) 149.01ドル +3.18ドル(+2.18%)
キャタピラー(CAT) 136.86ドル +4.13ドル(+3.11%)
アルコア(AA) 29.02ドル +1.06ドル(+3.79%)
ウォルマート(WMT) 96.94ドル -1.42ドル(-1.44%)
スプリント(S) 6.18ドル -0.07ドル(-1.12%)
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