今日の為替市場ポイント:米政府機関再開もドル買い拡大の可能性低い
[19/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
25日のドル・円相場は、東京市場では109円52銭から109円87銭まで上昇。欧米市場でドルは一時109円95銭まで買われた後に109円46銭まで反落し、109円55銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は、109円台で推移か。米政府機関は一時再開されたが、米中貿易協議の進展や米金融政策を見極める必要があることから、リスク選好的なドル買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。
トランプ米大統領は2月15日までの期限付きで閉鎖中の政府機関の再開を発表した。しかしながら、議会と合意したつなぎ予算には57億ドルのメキシコ国境の壁建設費用は含まれていないため、2月15日までに、壁建設費の是非などについて交渉を続けていくことになる。トランプ大統領は、税還付の円滑なプロセスに支障が生じていることなどを考慮して政府機関の期限付き再開を認めたとみられているが、国境の壁建設(国境警備に関する協議)については諦めていないことから、議会との協議は難航するとの見方が出ている。
市場関係者の間からは「政府機関が再び閉鎖される可能性は残されており、今週以降に発表される主要経済指標が予想を下回った場合、リスク回避的なドル売りが再び強まる可能性がある」との声が聞かれている。
<CS>
本日28日のドル・円は、109円台で推移か。米政府機関は一時再開されたが、米中貿易協議の進展や米金融政策を見極める必要があることから、リスク選好的なドル買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。
トランプ米大統領は2月15日までの期限付きで閉鎖中の政府機関の再開を発表した。しかしながら、議会と合意したつなぎ予算には57億ドルのメキシコ国境の壁建設費用は含まれていないため、2月15日までに、壁建設費の是非などについて交渉を続けていくことになる。トランプ大統領は、税還付の円滑なプロセスに支障が生じていることなどを考慮して政府機関の期限付き再開を認めたとみられているが、国境の壁建設(国境警備に関する協議)については諦めていないことから、議会との協議は難航するとの見方が出ている。
市場関係者の間からは「政府機関が再び閉鎖される可能性は残されており、今週以降に発表される主要経済指標が予想を下回った場合、リスク回避的なドル売りが再び強まる可能性がある」との声が聞かれている。
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