NY株式:上昇、米中交渉が大詰めの段階に
[19/02/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米国株式相場は上昇。ダウ平均は181.18ドル高の26031.81、ナスダックは67.84ポイント高の7527.55で取引を終了した。米中通商協議が山場を迎えており、複数の覚書作成や午後にトランプ大統領と劉副首相の会談が実現した。トランプ氏と習近平国家主席との会談を来月に調整していることが報じられると、貿易摩擦解消に向けた両国の合意期待から買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で食品・飲料・タバコや銀行が下落した。
ストリーミング端末のロク(ROKU)は、通期の売上高見通しが予想を上振れ、急騰。オンライン家具販売のウェイフェア(W)は、赤字幅が予想より縮小し、大幅上昇。一方で、食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は、赤字決算を発表したほか、会計慣行を巡ってSEC(米証券取引委員会)から召喚を受けたことが明らかとなり、急落。クラウドストレージのドロップボックス(DBX)は、通期の利益率見通しが嫌気され、下落した。
トランプ大統領がEUから輸入した自動車・自動車部品に関税を賦課した場合、EUは建設機械のキャタピラー(CAT)や複写機のゼロックス(XRX)に報復関税を課す方針。
(Horiko Capital Management LLC)
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