25日の米国市場ダイジェスト:NYダウ60ドル高、米中交渉合意への期待広がる
[19/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ60ドル高、米中交渉合意への期待広がる
米国株式相場は上昇。ダウ平均は60.14ドル高の26091.95、ナスダックは26.92ポイント高の7554.46で取引を終了した。トランプ大統領が米中交渉の進展を理由に交渉期限の延長を発表し、買いが先行。同氏が習近平国家主席との首脳会談を来月に設定し、通商合意に署名する可能性を示唆したことから、投資家のリスク選好姿勢が改善し終日堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で不動産や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、バイオ製薬事業を医療機器などのダナハー(DHR)に210億ドルでの売却に合意し上昇。中国での売上比率の大きい建設機械のキャタピラー(CAT)や航空機メーカーのボーイング(BA)が堅調推移。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が、メディアのインタビューでJPモルガン(JPM)など大手行への強気の見方を示し、金融関連銘柄が買われた。一方で、追加取得の価値がないとの認識を示した食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は下落した。
ゴールドマンサックスは、サウジアラビアの原油減産ペースが米国産シェールガスの生産ペースを上回っているため、原油相場は3月から4月にかけて最大75ドルまで上昇するものの、年末にかけて60ドルまで下落するとの予想を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:英国のEU離脱延期観測でポンド上昇
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円73銭から111円24銭まで上昇し、111円05銭で引けた。トランプ米大統領は、米国と中国が貿易協定で合意が近く、首脳会談での合意署名を示唆したため、リスク選好の円売りが強まった。低調な米国債入札結果を受けて債券利回りがやや上昇したこともドル買いにつながった。
ユーロ・ドルは1.1337ドルまで下落後、1.1367ドルまで上昇し1.1361ドルで引けた。ユーロ・円は、125円72銭から126円30銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3051ドルまで下落後、1.3143ドルまで上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱延期の可能性や第2回国民投票実施の可能性が浮上したため、NY市場の取引終了前にポンド買いが加速。英政府関係者によると、メイ首相はEU離脱延期案を検討しているもよう。ドル・スイスは、0.9993フランから1.0012フランまで上昇した。
■NY原油:反落で55.48ドル、トランプ大統領が原油高を再び非難
NY原油先物4月限は大幅反落(NYMEX原油4月限終値:55.48 ↓1.78)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比−1.78ドルの55.48ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時55.08ドルまで売られた。トランプ大統領が原油高を再び非難したことや、原油在庫の増加を警戒したポジション調整的な売りが入ったようだ。ただ、主要産油国による原油供給の削減に対する期待は持続しており、55ドル台前半で押し目買いも観測された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.27ドル +0.19ドル(+0.65%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.19ドル +0.40ドル(+0.96%)
ゴールドマン・サックス(GS)198.65ドル +2.65ドル(+1.35%)
インテル(INTC) 53.10ドル +0.61ドル(+1.16%)
アップル(AAPL) 174.23ドル +1.26ドル(+0.73%)
アルファベット(GOOG) 1109.40ドル -0.97ドル(-0.09%)
フェイスブック(FB) 164.62ドル +2.73ドル(+1.69%)
キャタピラー(CAT) 141.41ドル +2.73ドル(+1.97%)
アルコア(AA) 30.78ドル +0.61ドル(+2.02%)
ウォルマート(WMT) 99.12ドル -0.43ドル(-0.43%)
スプリント(S) 6.44ドル 0.00ドル(0.00%)
<SF>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は60.14ドル高の26091.95、ナスダックは26.92ポイント高の7554.46で取引を終了した。トランプ大統領が米中交渉の進展を理由に交渉期限の延長を発表し、買いが先行。同氏が習近平国家主席との首脳会談を来月に設定し、通商合意に署名する可能性を示唆したことから、投資家のリスク選好姿勢が改善し終日堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で不動産や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、バイオ製薬事業を医療機器などのダナハー(DHR)に210億ドルでの売却に合意し上昇。中国での売上比率の大きい建設機械のキャタピラー(CAT)や航空機メーカーのボーイング(BA)が堅調推移。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が、メディアのインタビューでJPモルガン(JPM)など大手行への強気の見方を示し、金融関連銘柄が買われた。一方で、追加取得の価値がないとの認識を示した食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は下落した。
ゴールドマンサックスは、サウジアラビアの原油減産ペースが米国産シェールガスの生産ペースを上回っているため、原油相場は3月から4月にかけて最大75ドルまで上昇するものの、年末にかけて60ドルまで下落するとの予想を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:英国のEU離脱延期観測でポンド上昇
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円73銭から111円24銭まで上昇し、111円05銭で引けた。トランプ米大統領は、米国と中国が貿易協定で合意が近く、首脳会談での合意署名を示唆したため、リスク選好の円売りが強まった。低調な米国債入札結果を受けて債券利回りがやや上昇したこともドル買いにつながった。
ユーロ・ドルは1.1337ドルまで下落後、1.1367ドルまで上昇し1.1361ドルで引けた。ユーロ・円は、125円72銭から126円30銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3051ドルまで下落後、1.3143ドルまで上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱延期の可能性や第2回国民投票実施の可能性が浮上したため、NY市場の取引終了前にポンド買いが加速。英政府関係者によると、メイ首相はEU離脱延期案を検討しているもよう。ドル・スイスは、0.9993フランから1.0012フランまで上昇した。
■NY原油:反落で55.48ドル、トランプ大統領が原油高を再び非難
NY原油先物4月限は大幅反落(NYMEX原油4月限終値:55.48 ↓1.78)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比−1.78ドルの55.48ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時55.08ドルまで売られた。トランプ大統領が原油高を再び非難したことや、原油在庫の増加を警戒したポジション調整的な売りが入ったようだ。ただ、主要産油国による原油供給の削減に対する期待は持続しており、55ドル台前半で押し目買いも観測された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.27ドル +0.19ドル(+0.65%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.19ドル +0.40ドル(+0.96%)
ゴールドマン・サックス(GS)198.65ドル +2.65ドル(+1.35%)
インテル(INTC) 53.10ドル +0.61ドル(+1.16%)
アップル(AAPL) 174.23ドル +1.26ドル(+0.73%)
アルファベット(GOOG) 1109.40ドル -0.97ドル(-0.09%)
フェイスブック(FB) 164.62ドル +2.73ドル(+1.69%)
キャタピラー(CAT) 141.41ドル +2.73ドル(+1.97%)
アルコア(AA) 30.78ドル +0.61ドル(+2.02%)
ウォルマート(WMT) 99.12ドル -0.43ドル(-0.43%)
スプリント(S) 6.44ドル 0.00ドル(0.00%)
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