26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ33ドル安、軟調な住宅指標を嫌気
[19/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ33ドル安、軟調な住宅指標を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は33.97ドル安の26057.98、ナスダックは5.16ポイント安の7549.30で取引を終了した。朝方は一部主要企業への売りが広がったほか、軟調な12月住宅着工件数が嫌気され下落したものの、パウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小した。同議長は米経済は良好である一方で、世界的な金融・経済情勢や政府政策に関する不透明感が増したことで、今後の状況を静観する姿勢を強調した。発表後に株価は上昇したものの、引けにかけて再び下落した。セクター別では、ソフトウェア・サービスや小売が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや資本財が下落した。
クラフト商品市場のエッツィ(ETSY)は、決算内容が市場予想を上振れ大幅上昇。食品会社のJMスマッカー(SJM)や自動車部品小売のオートゾーン(AZO)も決算内容が好感され堅調推移。一方で、建設機械のキャタピラー(CAT)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。大手行のJPモルガン(JPM)は、1-3月期のトレーディング収入の減少を示唆し軟調推移。電気自動車のテスラ(TSLA)は、証券取引委員会(SEC)が昨年10月の和解合意に違反するツイートを行ったとしてマスクCEOを訴えたが、株価は小幅下落に止まった。
米連邦高裁は、通信大手AT&T(T)とメディア大手タイムワーナー(TWX)の買収を認めた連邦地裁の判断を不服とした米司法省による上訴を退けた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:早期追加利上げ観測後退でドル売り強まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円88銭から110円43銭まで反落し、110円58銭で引けた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日開かれた半期議会証言(上院銀行委員会)で、連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策におけるハト派方針を再確認したことから、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1345ドルから1.1403ドルまで上昇し、1.1389ドルで引けた。ユーロ・円は、125円72銭から126円03銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3142ドルから1.3288ドルまで上昇した。英国のメイ首相は、政府の離脱協定案が議会で否決された場合、欧州連合(EU)離脱延期の是非を議会で採決すると述べたため、合意ない離脱への懸念は後退し、ポンド買いが加速した。ドル・スイスは、1.0020フランから0.9988フランまで下落した。
■NY原油:もみ合いで55.50ドル、56ドル近辺で戻り売りの興味
NY原油先物4月限はもみ合い(NYMEX原油4月限終値:55.50 ↑0.02)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.02ドルの55.50ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.02ドル−55.99ドル。主要通貨に対してドルがやや弱含みとなったことから、原油先物は下げ渋った。ただ、原油在庫の増加を警戒したポジション調整的な売りも観測されており、56ドル近辺では戻り売りの興味が残されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.29ドル +0.02ドル(+0.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.41ドル +0.22ドル(+0.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)198.90ドル +0.25ドル(+0.13%)
インテル(INTC) 53.23ドル +0.13ドル(+0.24%)
アップル(AAPL) 174.33ドル +0.10ドル(+0.06%)
アルファベット(GOOG) 1115.13ドル +5.73ドル(+0.52%)
フェイスブック(FB) 164.13ドル -0.49ドル(-0.30%)
キャタピラー(CAT) 137.98ドル -3.43ドル(-2.43%)
アルコア(AA) 30.85ドル +0.07ドル(+0.23%)
ウォルマート(WMT) 98.69ドル -0.43ドル(-0.43%)
スプリント(S) 6.34ドル -0.10ドル(-1.55%)
<SF>
米国株式相場は下落。ダウ平均は33.97ドル安の26057.98、ナスダックは5.16ポイント安の7549.30で取引を終了した。朝方は一部主要企業への売りが広がったほか、軟調な12月住宅着工件数が嫌気され下落したものの、パウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小した。同議長は米経済は良好である一方で、世界的な金融・経済情勢や政府政策に関する不透明感が増したことで、今後の状況を静観する姿勢を強調した。発表後に株価は上昇したものの、引けにかけて再び下落した。セクター別では、ソフトウェア・サービスや小売が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや資本財が下落した。
クラフト商品市場のエッツィ(ETSY)は、決算内容が市場予想を上振れ大幅上昇。食品会社のJMスマッカー(SJM)や自動車部品小売のオートゾーン(AZO)も決算内容が好感され堅調推移。一方で、建設機械のキャタピラー(CAT)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。大手行のJPモルガン(JPM)は、1-3月期のトレーディング収入の減少を示唆し軟調推移。電気自動車のテスラ(TSLA)は、証券取引委員会(SEC)が昨年10月の和解合意に違反するツイートを行ったとしてマスクCEOを訴えたが、株価は小幅下落に止まった。
米連邦高裁は、通信大手AT&T(T)とメディア大手タイムワーナー(TWX)の買収を認めた連邦地裁の判断を不服とした米司法省による上訴を退けた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:早期追加利上げ観測後退でドル売り強まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円88銭から110円43銭まで反落し、110円58銭で引けた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日開かれた半期議会証言(上院銀行委員会)で、連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策におけるハト派方針を再確認したことから、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1345ドルから1.1403ドルまで上昇し、1.1389ドルで引けた。ユーロ・円は、125円72銭から126円03銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3142ドルから1.3288ドルまで上昇した。英国のメイ首相は、政府の離脱協定案が議会で否決された場合、欧州連合(EU)離脱延期の是非を議会で採決すると述べたため、合意ない離脱への懸念は後退し、ポンド買いが加速した。ドル・スイスは、1.0020フランから0.9988フランまで下落した。
■NY原油:もみ合いで55.50ドル、56ドル近辺で戻り売りの興味
NY原油先物4月限はもみ合い(NYMEX原油4月限終値:55.50 ↑0.02)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.02ドルの55.50ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.02ドル−55.99ドル。主要通貨に対してドルがやや弱含みとなったことから、原油先物は下げ渋った。ただ、原油在庫の増加を警戒したポジション調整的な売りも観測されており、56ドル近辺では戻り売りの興味が残されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.29ドル +0.02ドル(+0.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.41ドル +0.22ドル(+0.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)198.90ドル +0.25ドル(+0.13%)
インテル(INTC) 53.23ドル +0.13ドル(+0.24%)
アップル(AAPL) 174.33ドル +0.10ドル(+0.06%)
アルファベット(GOOG) 1115.13ドル +5.73ドル(+0.52%)
フェイスブック(FB) 164.13ドル -0.49ドル(-0.30%)
キャタピラー(CAT) 137.98ドル -3.43ドル(-2.43%)
アルコア(AA) 30.85ドル +0.07ドル(+0.23%)
ウォルマート(WMT) 98.69ドル -0.43ドル(-0.43%)
スプリント(S) 6.34ドル -0.10ドル(-1.55%)
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