今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買い抑制も
[19/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
26日のドル・円相場は、東京市場では111円08銭から110円75銭まで下落。欧米市場でドルは110円89銭まで戻した後に110円43銭まで反落し、110円58銭で取引を終えた。
本日27日のドル・円は、主に110円台半ば近辺で推移か。米国金利の先高観はやや後退しており、目先的にリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。
26日に米上院銀行委員会で開かれた半期毎の議会証言で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は金融政策の変更に関して「辛抱強いアプローチを取ることが正当化されると判断し、政策金利据え置きを決定した」と説明した。市場関係者の間では、「パウエル議長の証言内容は中立的であり、早い時期に追加利上げが行なわれる可能性はかなり低い」との見方が広がっている。
また、一部では、「年内追加利上げの可能性は残されているが、経済指標次第で金利見通しは大きく変わる」との見方も出ている。市場関係者の間では、今年1−3月期の米国経済は2.5%程度の成長が見込まれているようだが、4−6月期以降も2%台の成長が維持されると仮定した場合、「今年後半に少なくとも1回の利上げを実施することは不自然ではない」との声も聞かれている。
<CS>
本日27日のドル・円は、主に110円台半ば近辺で推移か。米国金利の先高観はやや後退しており、目先的にリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。
26日に米上院銀行委員会で開かれた半期毎の議会証言で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は金融政策の変更に関して「辛抱強いアプローチを取ることが正当化されると判断し、政策金利据え置きを決定した」と説明した。市場関係者の間では、「パウエル議長の証言内容は中立的であり、早い時期に追加利上げが行なわれる可能性はかなり低い」との見方が広がっている。
また、一部では、「年内追加利上げの可能性は残されているが、経済指標次第で金利見通しは大きく変わる」との見方も出ている。市場関係者の間では、今年1−3月期の米国経済は2.5%程度の成長が見込まれているようだが、4−6月期以降も2%台の成長が維持されると仮定した場合、「今年後半に少なくとも1回の利上げを実施することは不自然ではない」との声も聞かれている。
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